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Diary of Heavenly-Alica

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2005/06/17
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私たちが考え直すべきこと。

「自然」とは何なのか?
「環境」とは維持せしめるものなのか?
「文明」=「不自然」なのか?

やたらと「自然を守る」というフレーズを耳にします。

普通、「自然」と言うと「人間の手の入っていない状態」を連想しちゃいます。

でも本当にそうでしょうか?

人間が手を加えると「自然」じゃないのでしょうか?

ヒトが造った巨大なビルと、蟻が造った巨大な蟻塚に何の違いがあるのでしょう?

共に快適な生活を送るために苦労して造った巨大建造物。

なのに蟻が造ると「自然」で、ヒトが造ると「不(非?)自然」なの?


人間が手を触れると、マイダス王みたいに本来あらざるものに変化しちゃうのなら、「人間が意図的に保護した自然」は、もはや「自然」じゃないことになりますがw。

ヒトはいつから神様になっちゃったのでしょう?

ヒトが自然(地球や宇宙を含めて)に対して、それほど強権を振るえる立場と力を持っているとは、ついぞ知らなんだ。


なら、雨を降らせてみて。
台風の進路変えてみて。
地震を抑えてみて。
海の最深部に行ってみて。
宇宙の果てにも行ってみて。
拡がる宇宙の向こう側に何があるのか教えてよ!


結局は大したことを知りやしないし、できやしない。


昨日の日記で書いたとおり、人間にとって住みよくない環境が広がっているということは、我々の滅ぶときが目の前に迫っているということです。

今になってじたばたしている企業のようなみっともないマネはしたくないものです。


しかし!です。

どうせ滅ぶのだからと言って、それを粛々と受け入れるのもまた愚かな行為です。

私の言う「滅ぶ」とは、単に「この星の上のチャンピオンでいられなくなる」というだけのこと。

「箱舟伝説」が残した意味をよく考えれば自ずと答えは出るでしょう。

我々は「神話」か「歴史」、「考古学」の中の登場人物(もしくは生物)として次世代に記憶され、自らはこの星を去るのです。


どんな生物も「死」に直面すればそれと闘います。

空腹による「死」に直面したライオンは、それから逃れるために、ガゼルを狩るという行為で「死」と闘い、狙われたガゼルはライオンに食べられるという「死」から逃れるために、走るという行為で「死」と闘います。

いずれ滅ぶにしても、「死」に対して足掻き、闘うことは「生」を受けたものとしての「権利」であると同時に「義務」でしょう。

だっていずれ死ぬからって、生きることを諦めてちゃ、進化は起こらなかったはずですから。


ライオンは諦めなかったから、「狩る」のに不可欠な「牙」と「爪」を発達(進化)させ得ました。ガゼルも諦めなかったから、「走る」のに不可欠な「速い足」を発達させ得たのです。

そういう意味では、非常にみっともない姿を晒している先進国や大企業、環境保護団体なんかも、「九十九害に一利」くらいはあるということかもしれません。

おそらく真の「人類滅亡」は、ヒトが生きることを諦めた瞬間に訪れるのでしょうから。


細菌やウィルスでさえ、例え宿主を殺すことになろうが、抗生物質で殺されようが、抗生物質への耐性を得ることで生き延び、伝染することで種の存続を計ろうとします。

もしかすると、彼らは「自身の出す毒素を無効とする宿主」...「約束の地」を探し求めているのかもしれません。

それをやらないのは「癌細胞」だけです。

こいつらは「異常に生命力が強い=生存本能が強い」にもかかわらず、確実に宿主を殺し、それによって自滅する本末転倒な奴らです。

こいつら「癌」と「宿主」との戦いは、「癌」の死、または両方の死をもってしか終わりません。大抵は両方の死で終結します。

まるで、「MAD(相互確証破壊)」のよう。


「ヒト」が、宿主たずねて三千里の「ウィルス」なのか、自滅野郎の「癌」なのかで、「ヒトの未来」も「地球の未来」も決定されるかもしれません...

「ウィルス」ならば宿主から飛び出し、自身の垂れ流す毒にも平気な新しい宿主(星)を探すという選択肢もあるのですが、もし「癌」なのだったとしたら...


だからね、戦争なんかに無駄金使うのやめて、早くスペースコロニー作ろうよぉ!



↑ 長々、だらだらとタレた挙句、結局行きたかったのはそこかい!!!









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Last updated  2005/06/17 10:59:54 PM
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