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流行という集団洗脳は、必ず”仕掛けた者”がいるわけで。 出版社がしかけて売れた本というのは、数年後では古本屋に100円で並ぶ運命なわけで。 何万も出してソシャゲのガチャするか、100円でその日の娯楽を満たすのか。 資源ゴミと化した古本を漁るのは、庶民にはありがたい娯楽この上なし。 定価ならば買う価値ない本だと踏んだ『一応読んどくかリスト』にインしている本が50冊超える私にとっては、古本の売買システムはまさにこの本のテーマと同じだ。 古本は臓器。 古本を売る人はドナー。 私は移植を待つレシピエント。 そして古本屋は、レシピエント移植コーディネーター。 要らない物を欲しがる者に売る。 このシンプルな構造は究極のwin-winだと思う。 売値、買値、この辺の交渉に数々のドラマがあり、そしてその物自体の社会的価値にフォーカスすると、これまた数々のドラマが隠れているものである。 タレント本3冊目に選んだのは、 【中古】KAGEROU 齋藤 智裕 【中古】KAGEROU 齋藤 智裕 【中古】KAGEROU 齋藤 智裕 出来レース&ゴーストライター騒ぎがあった 第五回ポプラ社小説大賞受賞作品 『 KAGEROU 』 俳優 水嶋ヒロの、初にして最後の単行本。 定価 1400円。 この騒ぎによって、 ポプラ社小説大賞は終了し、 ポプラ社小説新人賞に名を変えた。 アリス評価 ★★★☆☆ 以下、ラフな簡単ねたばれレビュー いくぜ! この本を充分に楽しむための5つの心得 大賞作品であることは忘れろ! 中高生向けのダークファンタジーなライトノベルだと思って読め! 大層褒めちぎった帯、必要ない栞紐、いっちょ前の良い紙質に腹を立てるな! 序盤の展開がとにかく遅すぎて飽きるから、最初からじっくり読まずに速読で突っ走れ! そして一番重要なのは、古本で一番安いの買え!それなら充分に満足する! 簡単なあらすじ 借金苦によって自殺しようとしているアラフォー男性ヤスオがビルの屋上から飛び降りようとしているところを、キョウヤに引きずりおろされる。 そして、臓器提供話をもちかけられ、なんやかんやでそれを承諾する。 で、なんやかんやで、ヤスオの全臓器は、さまざまなレシピエントに移植され…た…?(この辺は濁しておく) 昔でいう『世にも奇妙な物語』の1時間ドラマにありそうな世界観よ。 分析とラフな感想 ゴーストライター雇ってるって嘘だろってくらいライトすぎなノリ。 フォントが大きく上下余白も行間も広い。 ギューッと詰め込んだら5mmくらいの厚さになりそう。 奇をてらった言い回しも分かりにくい比喩も無いので、スラスラあっという間に完読できた。 悪くはなかった もう一度読みたいとは思わないけど。 最初がつまんなすぎた。 人生に疲れたおっさんヤスオのバックボーンをもっと濃く書いてくれれば、面白さに深みが増したのになぁ。 ヤスオの情報が薄すぎて、不幸のどん底の薄汚れたおっさんから出る意外にも鋭い分析力に長けたセリフがもったいないと感じた。 同情もできないし、応援する気も起きなかったし、安っぽい投げやり人生の中身がスッカスカだった。 だからこそ、キョウヤの不気味さが浮きだったのかなぁ。 自殺後の処理がエグすぎて警察って大変だなとタマヒュンしたり、命の値段と肉体の値段の相違を実感してタマヒュンしたりもした。(無いけど) 先日読んだ又吉先生の火花は、しっかりとした奥行ある純文学だったが物語的には面白さに欠けた。 だがこのKAGEROUは、薄っぺらのスッカスカの文字の羅列でしかなかったが、物語的には途中からめっちゃ面白かった 最後の展開も、ゾッとしたけどホッとした。という不思議体験w P29と30のちょっとした遊び。 読後の、「…ああ…そういうことか!」という満足な回収作業。 この本のほとんどが、ヤスオとキョウヤの会話で進んでいくのだが、彼らのロジカルなラリーをすんなり納得しながら読めた。 こう、立ち止まることなく、「自分だったらどうか」などと思いめぐることなく。 異論はなかった。会話に矛盾も違和感はなかった。 だからなんか、できすぎたシナリオ?な感じ? あーだからキョウヤの無機質な不気味さが浮き立ったのかな。 死にたい、死にたい、と思って死ぬ人は可哀そうな人。 生きたい、生きたい、と思って死ぬ人は幸せな人。 一度死を覚悟した人間の心理描写、湧き上がってきてしまった少しの未練、など「ええ!この先どうなるの!?」というハラハラ感も味わえたよ! なにより、短時間ではあるが、無我夢中で先を読み急ぐほどハマれたことに感謝だ 足りないのは文才だけだ。 だから、脚本やアニメの原案として、齋藤先生は再起したらどうかと思う。 今のティーンに合うと思うよこの感じ そのうち高1の娘に読んでもらって、感想を追加しようかな。 ちな、又吉先生の本はまだ返ってきてないw 現在の齋藤先生から見る人生設計 俳優業はしてないみたい。 奥さんの事務所社長やってる。 株式会社じげん(3679)のチーフライフスタイルオフィサーという謎の役職もやってる。 金沢の旅行会社のブランディングディレクターもやってる。この会社は富裕層向けの高級海外旅行を企画してるみたいだね。とにかくオサレ!庶民には関係ない会社 じゃあ、もう執筆してる暇もないだろうなぁ。 アメブロの収益もあるだろうし、子育て充実させながら自分を必要としてくれてる方々とお仕事してます、って感じですね。 かなり稼いでらっしゃるわね!!!! しかも超高級海外旅行費も経費だろうからおいしい♪ 理想的なライフスタイルじゃない? 執筆なんておじいちゃんになってからでもいくらでも書ける。 今は、今しかできない事を精一杯やって、その経験が血となり骨となり、後の執筆のネタになるのかもしれないしね。 あともう、水嶋ヒロとしての育児ブログが2作目なんだろうな。つまんで読んだら結構面白かったよ。写真も多かったから、まったりほっこり楽しめた ぶっちゃけ、今の日本で俳優1本で食っていくのはムズイよね。 だって、昭和のTVっ子だった私でも今ほとんどTV観てないもの。 家族を見送ったらTV消してアマプラ音楽かけっぱ。 バラエティー好きの私でさえも、ダッシュとアメトークとプレバトの3つだけ録画してるけど、消化できずに溜まっていってる。 面白いドラマや映画観たいと思って探す先はNetflix。 時々日本のも漁って観るけど、海外作品のおもしろさに慣れてしまった私に日本作品はしょぼく映ってしまう。 子供達は帰ってきても、ゲームかyoutube。 若手の女優・俳優はほとんど知らないみたい。 齋藤先生。先見の明ありすぎじゃない? 時代が先生に追いついたんじゃない? 話題のポートフォリオキャリアじゃん! 自分らしい生き方!働き方! 家族ファーストなライフプラン! 妻も稼ぐ! 最強! これからの時代は、女性も稼げないと結婚できないんだなぁと昭和おばさんの私でも分かる。 稼げない女性は選ばれない時代にきてしまった。 男女平等。 男に女と同等の家事育児を求めるということは、男は働く時間を削って家庭に費やす時間を設けるということだ。 すると、昔の日本人男性より収入が減る。 だから、その分、女性も働いて補わないといけない。 家事も分担。 子育ても分担。 必要経費も分担して出し助け合う。 海外の夫婦はこれができてるケースが多いんだね。 だからこそのフェミニストなんだね。 うちは、娘も息子もいるから、親心として複雑だわぁぁぁ~ 娘は、稼げる女性になるのだろうか。 かわいいだけが取り柄でアホだからなぁ。 息子は、家事ができる夫になるのだろうか。 この頃から主人が夕飯を作っている姿を見ているので大丈夫だと思う。 ただ、我が家に”おやじの味”はあっても”おふくろの味”が無いということが心配だ。 いやそれより、2人とも結婚しなさそう。 いや娘は19くらいでデキ婚して2年で出戻ってきそう。 はぁ~心配だわ。 息子は大学卒業したらさっさと海外に行ってそれっきりな気がする。 はぁ~もう子育てなんてさ、一生懸命育てたって巣立つんだよなぁ~。それが目的で喜びなんだけど、はー、もうひたすら疲れるだけだよ子育てなんて。 子供いたって孤独死するんだから!! これから2人の大学費用で1000万以上飛んでくし、ホント何のために生きてんのうちら。 死ぬリスク背負って出産して、命削って育てて、自己犠牲の元に頑張るのが当たり前だからね。 昔のおばあちゃん達が言っていたのよ。 「出産とは、棺桶に片足つっこんでる状態なんだからね」って。 そこまでして命を繋ぐ意味よ… 何も考えない盛ってた時期に出産したから、今になって人生哲学迷路にハマってるジレンマよ… はぁーあーーーー 嗚呼…なんか酔っぱらいの愚痴みたいになってきたから終わろう。 中古タレント本を漁った結果。 なんか、もうタレント本はいいかなぁ…。 子供の将来が急に心配になりすぎて、本どころじゃなくなってきたなぁ… やだなぁ…本格的な更年期なのかなぁ… あーあ、やだなぁ… からあげ食べたいなぁ… スノボしたいなぁ… 子供達のほっぺ、ムニムニしなきゃ… 頭をクンカクンカして落ち着かそう… 生まれてきてくれてありがとう 早く帰ってきてーーー いやいやまだいい!まだいい!まだ私の自由時間だから! 今年は何の役員もない貴重な年\(^o^)/ もう誰とも会いたくない\(^o^)/ (うちの娘を含む)令和時代のママさん達が、昭和ママよりも幸せな子育てでありますように。 その為に、今、男の子にも家事をすることを教え込んでるママが結構いるから、日本の未来は明るいぞ(脇汗)!! ただ、頭おかしい自己中フェミニストは淘汰されるでしょうね。(姑目線) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.04.12 11:50:48
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