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適切な援助とは

2007/1/21 記
適切な援助とは



次男は青年教室の新成人を祝う会に出かけました。
今年12月に次男は20歳になりますから、来年は次男はお祝いされるのでしょうか。
次男に「成人したことを祝う」という意味が理解できるのかどうかはわかりません。
それでも、長男も次男も私の息子にしては充分に上出来なので満足です。
二人ともそれなりに良い青年に育ちました。
基本的に良心をもっていますし、情緒を共感できます。
そんな風に育ったのは、たくさんの方々が育ててくださったからです。
そして今もそうです。
今日、参加させていただいている、大阪養護教育振興会の青年教室でもたくさんの先生方に育てていただいていますし、職場でもそうです。
ありがとうございます。

我が子の障害が受け入れられなくて、人の手を借りることにためらいがあって、一人で頑張っておられるお母さん達がたくさんあります。
お母さん、お父さんも子ども達も気の毒です。
貴重な小学生時代がドンドンすぎていきます。
「一番苦しいところは親が引き受ける」という覚悟さえあれば、ドンドン人の力を借りていいと思います。
最近、次男の小学生のころについて問われたので、書いておこうと思います。
(たぶん、あと何年かしたら忘れてしまうので。)


私は次男が幼少のころに、人の力を借りる事にためらいを捨てたので、今のように支援のシステムが整う前でも、長男、次男をとても贅沢に育てることが出来ました。
そのキッカケは、NHK厚生文化事業団、近畿支局の「言葉の療育キャンプ」(母子キャンプ)に参加させていただけたことでした。
スーパーバイザーが竹田契一教授(大阪教育大学:当時)で献身的に働いてくれたスタッフは大阪教育大学で障害児教育を専攻されている学生さん達でした。
彼らに接してもらう時の子ども達の喜びようは、どの子も大変なものでした。
私は、素晴しい学生達がいることに驚き、日本って捨てたもんじゃない。。と本気思いました。
それに味を占めた私は、大学の掲示板にボランティア募集のポスターを貼らせていただき、大阪市ボランティアセンターにボランティアの紹介をお願いし、貪欲に人材を探しました。
次男が小学生の間に出来るだけ次男と同級生達の距離を詰めておきたかったのです。
能力が追いつくとか言うことよりも、傍にいても不都合の少ない子にしたかったのです。
そのためには、次男と優秀なセンスのある人材と接する機会を作り、人と居ることに慣れさせた上で、それを次男の核として同級生達を次男の周囲に集めようと思いました。

ただ、普通の保育所、小学校に入れて、普通の子ども達と同じ教室にいさせるだけで育っていけるほど次男の能力は高くないことが明らかだったからです。

次男が小学生のころにも、「ただ、みんなといっしょにいさせたいだけなの。」というお母さん達がいましたが、通常学級で「だた、いっしょにいる」だけでは、障害のある子もない子も苦痛の様子でした。
「障害者がきらい!」「障害者と関わりたくない」「障害者と関わると損だ」と思う人を作るだけのように思いました。

養護担任の援助がある小学校生活と帰宅してからの遊び(本当は訓練)が次男には不可欠でした。



バーベキューとトマトもぎりツアー。本物の戦車ですよ。


これは別の年。これも戦車です。


このお兄さんは北海道の教員採用試験に合格しました。
今ごろ雪に埋もれているでしょう。
お~~い!生きてるかい?


花の女子高生達。


当時は皆さん学生でした。


駅前にいた風船パフォーマーのお兄さん達、お姉さん達。
子ども達のお母さん達に許可を得て100円の参加費をいただきました。
子ども達には、パフォーマンスが素晴しかったら払いなさいと言いました。
子ども反応は正直ですからパフォーマー達は大緊張で始まりましたが、大成功でした。


幼児教育専攻のお姉さんたちとリトミック


プールにお出かけ。
お兄さんクタクタ。ほとんど地獄の一日ですね。


小学校の教職課程のおねえさん達はピアノが上手なので、音楽療法。

すぐに取り出せるアルバムから抜き取った写真です。
写真に写っているだけでもこの何倍もの人達が次男を育てくれました。

皆さんの力をいただけたので、次男は実り多い小学生生活を送ることが出来ました。


会話もままならない次男が小学校生活を楽しめたのは、同級生達が次男を大切にしてくれたからです。
とてもうれしかったです。
それは彼らが、もともととても優しいいい子だったことと、素敵なお兄さん達、お姉さん達が次男をとても大事にしてくれて、適切に過不足無く援助してくれる様子を見て、同級生達が学習して、とても優秀な援助者になってくれたからです。

ただ、普通の小学校に入学させるだけで、うまくいく子なら最初から発達に心配があるわけはないと思います。
普通の小学校に入学させるのなら、親や通常学級の担任や養護担任やイロイロな人が、障害のある子と、そうではない子の間にたって調整役をしなければならないと思いますし、同級生を良い援助者に育てる努力が必要です。


理屈ではみんながわかっていることです。
特別支援教育は学校だけの問題ではないと思います。
どんな制度も充実するまでに時間がかかると思います。

竹田契一先生HPはコチラ
竹田先生のご専門は、
軽度発達障害(LD/ADHD/PDD)の言語コミュニケーション
ことばの遅れに対するインリアル・アプローチ
脳損傷児・者のスピーチリハビリテーション
神経心理学

ですが、大変参考になります。


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