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Alice Boy's Pictures

Alice Boy's Pictures

なにかしら世の中のお役に

2007/1/23 記
なにかしら世の中のお役に



次男くん、朝食が終わり洗濯物を干すと早く出勤したくて仕方がありません。
次男にとっては、手持ち無沙汰の状態が苦痛なので、いろいろ用事を言いつけます。
窓の結露をふき取れ云々
それでも、隙を見てジャケットを着て、リュックを背負って玄関に少しずつ近づく次男。

「にじり寄る」という言葉はあるけれど、「にじり逃げる」という表現があるのかどうか??
ついに脱兎のごとく玄関を飛び出す次男。
まぁ、7分前だけれどね。
決まった時刻に通勤しているとね、駅の職員さんとかが覚えてくれるかもしれないでしょう、次男くん。
そしたら、もしも君が何か事件に巻き込まれた時に助けてもらえるかもしれないでしょう。
だからさ、決まった時刻に出勤するほうがいいと思うんですよ。
助けてもらえない可能性もあるけれどさ。

次男の顔写真入りの年賀状を次男が通勤時に通る各駅宛に出しました。
次男に障害があること、もしも困っていてラチがあかなかったら私の携帯か勤務先に連絡してほしいこと等を書きました。
読んでくれるかどうか、また肝心のときにそれが役立つかどうかはわからないけれどね。
親のかってな気休めよね。
でもやっておいて損はないですよね。
高校に進学して電車通学が始まった時は、本人を連れて行って各改札口に挨拶をして回ったんだけれど、今はソレが出来ないのでハガキになりました。

職場がそういうことも考えてくださって、勤務先の身分証明書を次男の首から下げられるようにして、次男に渡してくれています。
ありがたいです。

そんな心配をしてまで一人で行動させるのは理解できないと思われる方もあるでしょう。
でもリスクを考えてもそうさせたいです。

障害者、障害児にまったく縁のない方々は、声に出さなくても、

「うっとうし~~な。あんな子を一人で行動させて。」

と感じておられる方々もあると思います。

もし、声に出して言われたら、
ご迷惑をおかけしていることを重々承知で、お詫びしながらも、

「皆さんがもしも、怪我や病気で障害者になった時、高齢になって認知障害を起こした時のことをイメージしてください。その時に、街が、今より安全に不都合が少なく移動できるようになっているように、今、この子達がいるんです。」

って言える私でありたいです。

次男もなにかしら世の中のお役に立っていると思います。
それを見つけてやりたいです。


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