Born Free☆ミ

2012/05/29(火)08:31

支援教育。

家庭生活(169)

  自閉症小6評価せず、通知表に斜線   高機能自閉症を抱える関東地方の当時小学6年の男児(12)が3月、ほぼ全教科の成績を斜線(評価なし)とする3学期の通知表を渡されていたことが分かった。 男児はクラスの授業に出られなくなっていたが、ほぼ毎日登校。 発達障害児らを支援する「通級指導教室」(通級)は週3時間しかなく、保健室や図書室で過ごしていた。 専門家は「学習支援が不十分で、通知表の評価が全くできないほど放置していたのは問題」と批判している。 母親(41)によると、男児は集団行動や字を書くのが苦手な一方、知能指数は高く、年500冊以上の本を読む。 通級では算数や図工、集団行動などを学んだ。 通知表は所見欄に「毎日少しでも教室で過ごそうと取り組んだ3学期でした」 などと記されたが、国語以外の学科評価は斜線だった。 母親は「存在を否定されたようでショックだった」と話す。  校長は「国語だけ評価材料がそろった」と説明。 毎日新聞に対し、校長は「取材は受けられない」としたが、地元教委には「成績をつけない場合は事前に保護者に説明する方針だが、対応が不十分だったなら申し訳ない」と述べたという。  通級は国の規定で週8時間まで通えるが、男児は週3時間に設定され卒業まで変わらなかった。 口頭ならテストを受けられたが、対応はなかったという。 文部科学省特別支援教育課は 「一般的に保健室での学習や通級による指導も参考に、評価はできる。子どもの状態に応じた支援を検討してほしい」と話す。  東京都自閉症協会の尾崎ミオ副理事長は「同様の例は他にも聞いたことがある。学ぶ権利を奪っている」。 特別支援教育に詳しい東京学芸大の高橋智教授は「教育の放棄だ。子どもは最大限の多様な支援を受ける権利があり、これを保障するのが特別支援教育。理念が学校に浸透していない典型例だ」と語った。  ◇特別支援教育 障害のある子どもの個別の教育的ニーズを把握し、指導・支援することを掲げ、06年に学校教育法に位置づけられた。肢体不自由、知的障害などのほか、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、高機能自閉症の子らが対象。障害がある通常学級の小中学生を支援する「通級指導教室」はLDやADHDを対象に含めたことで利用が急増し、11年度で6万5360人に上る。    障碍に関係なく、学校でその生徒を受け入れた以上は、無差別に評価をされるのが望ましいし、それが当然かとも思えてしまいますが、 釈然としない、評価表の在り方に、問題があったのかもしれませんね。    明け方に、関東地方に震度「4」の強い地震がありました。 震災はいつ来てもおかしくない・・・、と頭では分かってはいても、やはり、いざとなると、気が動転してしまいます。              

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