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2018.10.26
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カテゴリ:自閉症関連
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発達障害者の避難へ備え 熊本地震時「避難所」2割、

「車中泊」5割 反省踏まえ、官民で動き [熊本県]




大規模災害のたびに、

発達障害のある人たちが避難所で生活できず、

行き場を失う問題が起きている。


外見からは障害が分かりにくく、

感覚過敏などの特性による偏食やパニックなどが周りから

「わがまま」と誤解されるのが原因で、熊本地震でも、

本人や家族の多くが車中泊を余儀なくされた。


反省を踏まえ、発達障害への理解を促し、

避難所の受け入れ体制を整える動きが、民間や行政機関で始まっている。

 「(じっとすることが苦手で)配給の列に並べず、
食料が手に入らなかった」


 「普段通う中学校の体育館が避難所だったのに、
においが気になって入れず、校庭で車中泊をした」

 「エアコンや雨の音、
人の声などが全部混じって耐えられなくなる」

 9月末、宇城市豊野町の光照寺で、

発達障害がある子どもの親や宗教関係者らが参加して開かれた勉強会。


熊本地震の避難先で発達障害者や家族が直面した困難さが、

親や支援施設の職員から次々と報告された。


 開催のきっかけは、

超宗派の宗教協力団体「世界宗教者平和会議」日本委員会(東京)が、

3月に発行したテキスト

「災害時に備えて 発達障がい児者受け入れのてびき」。


委員会の女性部会が、

東日本大震災や熊本地震で発達障害者と家族の厳しい避難実態を知り、

被災地で親の会や支援施設などを取材し、

寺院や教会などの宗教施設で受け入れを促そうと作成した。


 これを実際に寺院を使って学ぼうと、

光照寺の副住職、糸山公照さん(42)が

代表の市民団体「復興支援センターうきのわ」と、

熊本市のくまもと発達支援親の会「めだか」が共同でデイキャンプを企画。


台風接近により、予定していた発達障害者本人と

他地域からの僧侶や牧師の参加は中止となり、勉強会に変更。


発達障害者が食べられそうな非常食や、

雑音を遮断する「イヤマフ(耳当て)」、

1人で落ち着ける空間を確保できる小型の簡易テント、

配慮が必要なことを周りに伝える

「ヘルプカード」などの有効性を確認し合った。


 糸山さんは

「大きな災害が発生したとき、
公的な施設が整うまでの緊急避難場所として、
地域の身近な宗教施設が役割を果たせるのではないか。

そのためには普段からの準備が大事。
今回の取り組みが、
全国の宗教者が関心を持って動いていくきっかけになってほしい」

と願った。


   

 「めだか」代表の前田慶子さん(44)は

「発達障害に対する理解はまだ広がっておらず、
家族は周囲に迷惑をかけるのではないかと考え、
避難所に入るのをためらってしまう」

と、熊本地震で避難所に行けなかった家族の思いを代弁する。


 それは県が発達障害者や家族にアンケートした結果でも浮かび上がる。


地震後の最初の避難先について回答した665人中、

指定避難所は23%の154人にとどまり、

車中泊は54%の356人に上った。


避難所生活で大変だったこと(複数回答)は、

「周囲への気遣い」(66%)、「環境の変化」(50%)、

「食事」(40%)の順に多かった。


 調査結果を基に、県は8月、

発達障害への理解や

避難所での受け入れのポイントなどを取りまとめたリーフレットを、

行政と地域、家族向けに作成し、全市町村に配布している。


 熊本地震で発達障害者への対応が十分できなかった反省から、

市町村も備えに本腰を入れ始めた。


熊本市は8月、「福祉避難所等の設置運営マニュアル」を改定。


市内の県立と市立、熊本大付属の特別支援学校6校を

「福祉子ども避難所」と指定した。


保健師などが発達障害を含む要配慮者に適した施設を振り分けた上で、

指定避難所での生活が困難な障害者と家族を受け入れるように、

各校と協議を進めている。


 他の市町村でも地元の県立特別支援学校を、

発達障害を含む障害者の避難所にするための協定を結ぶ作業に取り組む。


大津町は5月、先頭を切って県立大津支援学校と締結。


八代市は地域防災計画の中で

「特別避難場所」として市立八代支援学校を位置付けた。


 いずれも行政が、

専門知識を持つ教諭たちと連携しながら避難所を運営することを想定する。


ただ、避難所のレイアウトなど具体的な詰めはこれからだ。


 こうした動きに、前田さんは

「見た目には分かりにくい発達障害がある人の特性を理解し、
対応しようと努めることは、
すべての多様な人を受け入れられる避難所の在り方につながっていくと思う」
と期待する。

 発達障害 脳の機能障害で、対人関係や社会性の障害、
言葉の発達の遅れ、興味・関心の偏りなどがある自閉症、
聞く・話す・読む・書く・計算するなどのうち
特定の能力の習得が著しく困難な学習障害(LD)、
じっとしていられない、衝動的に動く
などの注意欠如・多動性障害(ADHD)などがある。

同じ人に複数のタイプがあることもあり、個人差が大きいことも特徴とされる。

​​=2018/10/25付 西日本新聞朝刊=




いざとなれば、誰でもパニックになりかねない震災時。

受け入れ先が多ければ多いほど助かりますね。






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Last updated  2018.11.17 18:24:21
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