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2020.03.01
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カテゴリ:自閉症関連





「発達障害=困った人」ではない





医療の進歩でさまざまな「症状」に関して、

新しい知見が明らかになっている。


「発達障害」もそのひとつ。


本書『職場のあの人、もしかして発達障害?と思ったら』(秀和システム)は、

その発達障害をテーマにしている。


子どもの症状と思われがちだが、

やがて大人になり、だれしも職場で接する機会がある。


そのとき、どのような対応が望ましいのか。

 著者の木津谷岳さんは発達障害者専門のキャリアカウンセラー。

著書に

『これからの発達障害者「雇用」――専門キャリアカウンセラーが教える』
(小学館)がある。


​​「困った人=発達障害」という誤解​​

 「発達障害」という言葉はよく聞くが、

どんな症状なのか。

木津谷さんが

企業の経営者や人事担当者が集まる場所で発達障害の話をすると、

決まって返ってくるリアクションがある。


「会社にトラブルメーカーがいる。きっと発達障害に違いない」

というものだ。

「困った人=発達障害」と思い込んでいる人が多い。

具体的にはこんな感じだ。

 ・協調性がない、コミュニケーションがとれない
 ・指示が守れない、期限までに仕事を終わらせられない
 ・指導しても反論する、あるいは、また同じ失敗を繰り返す
 ・取引先や顧客から苦情がくる

 万が一、そうであっても、

本人には周りに迷惑をかけている自覚がないだけかもしれない。

これらの人は本当に「発達障害」なのか。

従業員のメンタルヘルスに対する配慮を考えるために、

発達障害かどうかを知っておきたいのだとしても、

その確認にはきわめて慎重な取り扱いが必要だという。


「発達障害の可能性があると疑っていること」自体が、

当該社員に相当な精神的ダメージを与えるかもしれないからだ。


​​「生物の多様性」と考える​​​

 発達障害は三つに分類されるという。

 (1)「ASD(自閉症スペクトラム/自閉症スペクトラム障害)」
 (2)「ADHD(注意欠如多動性障害)」
 (3)「LD(学習障害)」

 それぞれしばしば耳にするが、大人になるまで、

これらの発達障害があることがわからないことも多い。


周囲の人間関係などでカバーされていることも少なくないからだ。

そもそも「発達障害」が知られるようになって日が浅い。

とりわけ「大人の発達障害」を正しく診断できる精神科医は、

首都圏でもまだ多くないという。

 著者自身は発達障害を「生物の多様性」と考えている。


脳内の情報処理や制御に偏りがあり、

「異種の脳機能」を持つので、同じ人間であっても、

定型発達者(健常者)とはカテゴリーが違う。


定型発達者が多数派の社会には適合しにくいというわけだ。

 多様性は、もちろん定型の人にもあるが、

発達障害がある人はさらに複雑だ。

同じアスペルガーに見えるAさんとBさんの特性が180度違うこともあるという。


 発達障害は先天的な神経発達障害なので、

生来の特性を治すことは不可能。

特性に合わない仕事をさせて

「できない」と決めつけるのはフェアではないと指摘する。


​​キャリアの実現が図れるように育成​​

 本書は以下の構成になっている。

 第一章 発達障害者を受け入れる企業の在り方
 第二章 発達障害者の周りにいる「三種の人間」
 第三章 発達障害者の「戦力化」に必要なこと
 第四章 発達障害者と共に働くときの大前提
 第五章 上司としての接し方
 第六章 同僚としての接し方
 第七章 人事・総務(採用担当者)としての接し方

 職場に発達障害の人がいるけど、何か気遣ったほうがいいのだろうか? 

もしかして、あの人は発達障害ではないか? 

と思う人がいるが、どうしたらいいかわからない・・・

本書は「発達障害について知り、ともに働く方法を学ぶ一冊」だ。


上司、同僚、人事・採用担当者の立場から、

発達障害の人、発達障害かもしれない人と上手に付き合う方を教える。


 本書は基本的に発達障害の人を排除するのではなく、

いっしょに生きることを主眼としている。


一番大事なことは、発達障害がある社員を「雇用し続ける」ことではなく、

「キャリアの実現が図れるように育成する」

ことだと強調している。

迷ったとき、本書を「手引き」として利用してほしいと記している。


 BOOKウォッチでは『天才と発達障害』(文春新書)、

『働く発達障害の人のキャリアアップに必要な50のこと』(弘文堂)、

『発達障害の子どもを理解する』(集英社新書)なども紹介済みだ。

​​得手、不得手を理解し、

お互いに補い合う。


そして会社にも人材の育てるという意識が大事ですね。











 

 

 

 












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Last updated  2020.03.14 18:00:53
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Re:「発達障害=困った人」ではない。(03/01)   歩世亜 さん
今晩は。

困った人と思う人の方が困った人なのでしょうね。 (2020.03.14 18:29:11)

Re:「発達障害=困った人」ではない。(03/01)   恭太郎。 さん
( ゜▽゜)/コンバンハ。

発達障害=困った人?

酷い人もいるかもしれないけどそうでない人って沢山いると思う。 (2020.03.14 18:29:58)

Re:「発達障害=困った人」ではない。(03/01)   トンカツ1188 さん
こんばんは

恐らく 発達障碍者は 昔から

よく似た率で 発生し 大人世界へ

老後の世界へ 繰り返していたと思います

(2020.03.14 19:57:13)

おはようございます。   ありんこbatan さん
まだまだ「困った人」と思っいる人の方が多いと思います。
(2020.03.15 03:17:00)

Re:「発達障害=困った人」ではない。(03/01)   ただのデブ0208 さん
 おはようございます。群馬でも新型コロナ患者の5例目、特に医者の感染は多くの感染者を生みそうな危険な状況です。二次感染,三次感染・・収束するのか心配になります。
 発達障害、その人の特技を生かした仕事ができるようになれば良いですね。
 今日も、良い一日でありますように。応援!! (2020.03.15 08:17:33)

Re:「発達障害=困った人」ではない。(03/01)   dokidoki1234 さん
なんか・・
そうなんですよね・・
“困った人” を、抱え込むはめになる前に面接でそれを見抜いて落としておこう
なる動きがあるらしく
その為の勉強をする人事担当者・・
みたいな話しも聞いています。

本末転倒というか、
その発想自体が怖いというか、
そこは誰も指摘しないのか?というか、
人間はそんなに単純じゃないというか、

いろんな気持ちになります・・ (2020.03.15 09:37:26)

おはようございます! (#^.^#)   だいちゃん0204 さん
 なかなか難しい問題ですね! こうした本とをよく読んで、少しでも解って欲しい!
(2020.03.15 10:12:29)

Re:「発達障害=困った人」ではない。(03/01)   京師美佳アメブロ転送用 さん
おはようございます^^
今日はお天気も良いですね
午後からは所により
雷雨があるみたいなので、
気を付けて下さいね

★P (2020.03.15 11:14:55)

Re:「発達障害=困った人」ではない。(03/01)   和活喜 さん

 こんにちは。福岡宗像は晴れです。

 いつも有難うございます。
今度の新型は、我々の想定をはるかに越えた存在の様ですね。
希望的な観測から色々と楽観的に考えると、
逆にストレスが溜まりそうです。
甲子園野球が中止になるほどのことは、戦争以外
無かったんですもんね。腹をくくりました。(ー_ー)

今日も良き一日でありますように。
応援☆☆
(2020.03.15 13:15:08)

Re:「発達障害=困った人」ではない。(03/01)   flamenco22 さん
おはにゃん(^^)
いつもありがとうございます😊
休校が延長となりました。
応援⭐️⭐️ (2020.04.04 07:33:10)


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