Born Free☆ミ

　ワクチンの接種可否を判断できない可能性がある人への対応に関し、

（１）接種者の同意を確認できなければ接種できない

（２）接種者の同意を確認できなければ、関係者の同意で接種できる

（３）現場判断のためどのような対応をしているか分からない、

判断できないケースは想定していない－から選んでもらった。


３～９日にアンケートを実施し、追加取材した。

　（１）と回答したのは、鹿児島市や鹿屋市など１５市町。

現場では家族の同意で接種する場合もあるという声もあった。

うち日置、いちき串木野、南さつま、姶良の４市は

「身近に寄り添う人の協力を得て、本人の意向をくみ取ってもらう」

と付け加えた。

　（２）と答えたのは、阿久根市や錦江町など２６市町村に上った。

奄美市は家族がいない場合、ケアマネジャーや医師が判断。

宇検村は主に家族が決め、

接種日には同意した人や同意者が手配した民生委員らが付き添うとした。

　（３）を選んだのは、三島村と湧水町だった。

　予防接種法に基づき、

新型コロナのワクチンは本人が希望した場合に接種。


認知症の高齢者ら同意を得るのが難しい人の対応について、

厚生労働省は４月、各自治体に

「季節性インフルエンザなどの定期接種と同様、

状況に応じ、

日頃から寄り添っている家族やかかりつけ医、

高齢者施設の従事者らの協力を得て、

本人の意思を確認するようお願いする」


と通知した。