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2022.06.19
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カテゴリ:自閉症関連
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発達障害の当事者が語る「学校生活がトラブルだらけになる理由」




「じっと座って先生の話を聞くことができない」
「興味がないことに集中できない」
「周囲と協調できない」

―発達障害の子どもの多くは、
学校生活が始まると、こんな悩みを抱えて苦しむことが多い。

自分の気持ちをうまく表現できず、
感情を爆発させて、
さらなるトラブルを招くという悪循環に陥るケースもある。

 現在大学2年生の西川幹之佑さんも、
そんな学校生活を送った当事者だ。

発達障害の子どもは、学校生活でどんなことを感じ、
どんな時にトラブルを起こすのか。

西川さんの著書

『死にたかった発達障がい児の僕が自己変革できた理由
―麹町中学校で工藤勇一先生から学んだこと』

から抜粋してお届けする。



教室を飛び出したくて出ていくのではない

 小学校の頃の僕の特技は脱走でした。
要は教室を飛び出すということです。
これは中学卒業まで完全になくなることはありませんでした。

 現在、大学の講義で教室を飛び出すことは一切ないのですが、
こうした自分自身の変化については、
成長して我慢できるようになったからとは見ていません。

 特別支援学級に在籍していた時に
何かと教室を飛び出していた理由は、
単純に嫌で嫌で仕方なかったからです。

僕にとっての特別支援学級は、
ここにいればほかのクラスの子から
「かわいそうな存在」
という目で見られ、
つらくて仕方ない場所でした。


 特に嫌だったのは、通常学級と特別支援学級の「交流」でした。

普段は別々に存在するものを行事の時だけ交わらせる「特別さ」。

学校に悪気はないのかもしれませんが、
こうした交流は多様性への理解を進めるというより、
さらに分断を進めるものだと僕は感じていました。

 小学3年生からは通常学級に移動しましたが、
僕の飛び出しは続きます。

移動したのだから飛び出す必要はないじゃないか
と思うかもしれませんが、
こちらは別の理由での飛び出しでした。

 通常学級に移動することで、
一斉授業で学ぶことになります。

ちょうど3年生頃から、
漢字の学習が進みはじめました。

書字障がいのある僕にとって、
どんどん複雑になる漢字の書き取りは
とてもつらい作業でした。

 そんな状況で、テストの点数が悪いと、
教科によって僕はパニックになりました。

なぜなら、大体は計算ミス、もしくは、
答えは合っているのに漢字を間違えている
ということで不正解とされていたからです。

なぜ教えられた内容を理解しているのに×とされるのか。

怒りが湧いてきて、テストをぐしゃぐしゃにして、
教室を飛び出すということが増えました。

 周囲から見たら、
どうしてそんなことで?
と思われるでしょう。


 ただ、僕の感情の揺れは
他の人たちとは比べものにならないのです。

怒りの感情は、
小さな身体の中に巨大な火山を入れているようなもの。

一度噴火したら、もうどうすることもできません。

結果、どうにもならないときは、
教室を飛び出す=手っ取り早く気分を回復させる方法である
と僕は学んでしまいます。



しかし、飛び出すことで
当然ながら授業には余計ついていけなくなります。

授業の内容が理解できない、
クラスメイトの話についていけない。

混乱して不安になりまた教室を飛び出す。

悪循環です。

 教室を飛び出していく場所というと、
大体はトイレ、玄関、保健室の3カ所でした。

トイレは静かだから。

玄関には見守りボランティアさんや守衛さん、
保健室は養護の先生など自分の理解者がいるから。

この3つが僕にとって「安心・安全」の場所だったのです。

 この、不安だから飛び出すという行為は、
中学に進学後も毎回定期テストを返されるたびに、
自分の思うような結果が出ないと自己嫌悪になり、
起こしてしまっていました。

なかなか改善できず、学校側はもちろん、
自分自身も非常に悩んだ問題です。


一方的に話し続ける理由

 ADHD(注意欠陥・多動性障害)の特性の一つとして、
おしゃべりが止まらないというものがあります。

僕も、とにかく話すことが大好きです。

さらに僕は、ここにASD(アスペルガー症候群)
の特定分野へのこだわりが加わるため、
特にマニアックな分野のおしゃべりが止まりません。



 このおしゃべりは、実際に口にしてなくても、
頭の中でずっと続いています。

365日、朝起きた瞬間から寝る瞬間まで、
ひたすら頭の中でしゃべり続けているような状態です。

 おしゃべりする内容は、自分の好きな分野だけでなく、
生活の場面でふと気になったことや、
目に入ったものについての話題にコロコロ変わります。

 子どもの頃はとにかく母に聞いてほしくて、
後ろからしゃべりながら追い掛け、
母がたまらずトイレに逃げ込んでも
ひたすらしゃべり倒すという状態でした。

 特に好きな話題をふられるとうれしくなり過ぎてしまい、
一気におしゃべりスイッチが入ってしまいます。

よく困らせたのは、社会科の先生です。

中学校時代には、先生の真珠湾攻撃の解説が
僕の知識と違っていたため、細かく質問を重ね続け、
周囲をドン引きさせました。

こうならないよう最近は気を付けています。


発表や質問、作文が支離滅裂になる理由

 学校では授業で発表したり、
作文を書いたりすることがよくあります。

こうした時、僕が話したり、
書いたりする内容は支離滅裂になってしまいます。



 教科にもよりますが、
学んだことはそれなりに理解できていますし、
質問に対して何に答えるべきかということも
その時点では分かっています。

でも、口に出したり文章でアウトプットしたり
する段階になるとおかしな方向にいってしまい、
着地できずに終わってしまったり、
予想していないような場所に
着地したりしてしまうことがあり、
自分でももどかしいです。



質問をしたり、文章を書いたりという能力は、
聞いた情報をその場で整理・再構築し伝える
という「ダンドリ」が必要となります。

 しかし、僕のようにADHDの特性が強い場合、
ダンドリを考えている間にも
いろいろなことが次々と頭に浮かんできます。

しゃべりながら頭の中で
「後から浮かんだ考えもなかなかよいな。これも話しちゃおう!」
と思い、口で話している内容そっちのけで、
別の考えを言い出してしまうのです。

 当然、聞いている人には
僕の思考の連鎖や流れが分からないため、
内容が支離滅裂に聞こえてしまいます。

 そのため周りから「意味が分かりませーん」とか、
「何が言いたいのか分からねーよ」
「頭腐ってんのか」
などと言われてしまうのです。

 そんなヤジが飛ばされ、
教室がざわざわしはじめると先生もフォローに困ってしまい、

「幹之佑くんはもういいから。はい、終わりね」

と、途中で遮られてしまったり、

「幹之佑くんの質問は
授業が終わってから先生に聞きにきてください」

と先回りして止められたりすることが多かったです。




「メンツ」がすごく大事なのに、みんなの前で怒られる

 そんなわけで、僕はたびたび挑発されては
我慢できずに問題行動を起こし、
その都度、先生に怒られてきました。

何度怒られてもまた繰り返すので、大人の中には、
僕が「怒られ慣れ」していて、
何を言ってもこたえないと心ないことを言った人もいます。

 そんなことはありません。

むしろ僕は小さな頃から人にバカにされることが無性に嫌で、
人前で怒られるのは、何よりも傷つくことでした。

 これは、プライドが特別高いからというわけではないと思います。

本当は誰よりも自分に自信がないから、
ちょっとしたことで傷つき、敏感に反応してしまうのです。

 親も先生もクラスメイトも、
周りの人たちは発達障がいの僕に怒り、
ひどい言葉を投げ付けました。

思い通りに動かないし、
目を見ないので聞いているのかどうか分からない、
言葉が返ってこない、
怒られてもすぐに忘れたように多動する、謝れない。

そんな態度の僕にイライラするのは理解できます。



 でもあなたたちが怒っている原因は、
本当に僕がつくったものなのでしょうか。

もしかしたら、ストレス発散のはけ口として、
目の前にいて反論ができない発達障がい児を
サンドバッグ代わりにしていないでしょうか。

 僕のような発達障がい児も「メンツ」が大事なのは
定型発達の子どもと同じです。

心のないモノのように怒られると、
自分が他人の目にどう映っているのかを想像し、
耐え切れない屈辱を感じます。

そんなメンツを傷つけるような人の言うことを、
聞きたいと思えるでしょうか。

本当に解決しなくてはいけない問題が別にあるのに、
目を背けるべきではないです。

一度しっかりと考えてほしいです。

著者の西川さんは、トラブル続きの学校生活にもがきながら、
中学で出会った一人の教師の言葉をきっかけに、
自らの生き方を劇的に変えていく。

当事者の視点で、その過程を克明に描いたのが

『死にたかった発達障がい児の僕が自己変革できた理由
―麹町中学校で工藤勇一先生から学んだこと』
(時事通信社)


【著者プロフィール】

西川幹之佑 2002年新潟県三条市生まれ。

注意欠陥・多動性障害(ADHD)、
アスペルガー症候群(ASD)傾向、
学習障害(LD)などの特性がある。

東京都千代田区立麹町中学校、英国・帝京ロンドン学園卒。

現在、帝京大学法学部政治学科2年生。


【JIJI.COM】






死にたかった発達障がい児の僕が「自己変革」できた理由 麹町中学校で工藤勇一先生から学んだこと [ 西川 幹之佑 ]




中学校の教師との出会いで人生が激変。

生きていればいいこともありますね。










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Last updated  2022.07.02 04:50:45
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