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2023/01/17(火)07:29

「相模原の事件に触発された・・・」精神障害の兄をハンマーで殺害した弟 犯行に至った自身の生い立ち語る 富山。

介護(510)

​​​​​ 「相模原の事件に触発された・・・」 精神障害の兄をハンマーで殺害した弟  犯行に至った自身の生い立ち語る 富山 ​​兄の頭をハンマーで殴り殺害したとして殺人罪に問われた無職、 高畠春樹被告(24)の裁判員裁判。 12日の被告人質問で、犯行について高畠被告は、 7年前に入所者など45人が殺傷された相模原市の知的障害者施設、 津久井やまゆり園の事件に触発されたと語りました。​​​​12日に行われた被告人質問。 高畠春樹被告は、 終始うつむきながら細々とした声で語りました。 「相模原の事件に触発されました」 弁護人​​ ​「​何で障害者は生きる価値がないと思ったんですか?」​​​高畠春樹 被告: 「身内に障害を持っている人がいると 自分の人生が思い通りにならない。 からかわれたりいじめられたりする と思っていました」 兄を殺害したきっかけが、 相模原市の障害者殺傷事件だと語った無職、 高畠春樹被告(24)。 ​■誰もいない実家で兄の帰りを待った…​事件があったのは、2020年11月13日。 この日、高畠被告は誰もいない実家で、 病院から帰ってくる兄と母親を待ちます。正午すぎ母親と兄が帰宅すると、 持ってきたハンマーで背後から兄に殴りかかりました。​​​​​​​​​​​​「もうやめてよ」と泣き叫ぶ母親の制止を振り切り、 何度も兄の頭をハンマーで殴り殺害しました。 兄の頭には少なくとも18か所の傷がありました。高畠春樹 被告: 「攻撃を止められませんでした」 ■小学校低学年の頃からいじめられていた…12日の被告人質問で高畠被告は、 自分の生い立ちについて、 うつむきながら細々とした声で語りました。 高畠春樹 被告: 「小学生のころ、家族以外の人に話しかけられると パニックになってしまい、頭が真っ白になり 何も言葉が出ませんでした。 相手の言葉に対して、うまく反応できませんでした」 弁護人: 「周りの友達と違うと思ったことは、何かありますか」高畠春樹 被告: 「たくさんあります」弁護人: 「例えばどんなことがありましたか」高畠春樹 被告: 「周りの人から、からかわれたり うまくなじめなかったり浮いているという状態でした」高畠被告は、小学校低学年のころから 友人とうまくコミュニケーションがとれず、 いじめられていたといいます。 ■いじめられる原因は精神障害のある兄にあると思い込み・・・ 弁護人: 「自分の日常や人生をどのように考えるようになりましたか?」高畠春樹 被告: 「小学校は地獄のような場所でした。 人生ってこんなにつらいものなのだと。 生きているのがつらいと思いました」 中学に進学してもいじめはエスカレートし、 天然パーマの髪型を「わかめ」というあだ名で呼ばれたり、 体を殴られたりすることが日常的にあったといいます。 ​その原因が精神障害のある兄にあると思い込みます。​​兄は統合失調症と広汎性発達障害を抱えていて、 高畠被告とは幼いころから トラブルがつきなかったといいます。 高畠春樹 被告: 「障害を持ったお兄さんが 身内にいるせいで人から好かれないし、 女性にももてないと思いました」 「自分はZ世代。 Z世代の人から笑われたりけんかを売られたり、 ばかにされたり屈辱的に感じました。 どこかで爆発するのではないかと…」弁護人: 「そのストレスを誰かに向けましたか?」高畠春樹 被告: 「家族やお兄さんに向けました」​■3か月前、兄と口論になり追いかけられた高校を卒業後、 埼玉県の自動車整備工場で勤務した高畠被告…。 そこでも同僚とトラブルになり、 ふたたび富山に帰ってきました。両親は兄弟の仲が悪いことを不安に思い、 高畠被告を富山市内のアパートで生活させます。 そして事件の3か月前、兄と口論になり、 包丁を持って追いかけられたといいます。 高畠春樹 被告: 「いつか殺さないと、自分が先にやっておかないと。 やられる前にやっておかないと、と思うようになりました」 ​その後、スマートフォンで、 「兄を殺したい」「死体処理方法」などと 検索するようになり兄の殺害を決意しました。 ​​​高畠春樹 被告: 「相模原の死刑囚の発言に触発されました」 弁護人: 「どんな発言ですか?」高畠春樹 被告: 「障害者なんて死んだほうがいい、そんな言葉です」 ■今までの自分の行動が、ふに落ちた… 高畠被告は逮捕後、 発達障害の1つ ASD・自閉症スペクトラムと診断されていました。 弁護人: 「障害者は生きる価値がないといいますが、 あなたも事件後、 ASD(自閉症スペクトラム障害)と診断されました。 あなたも生きる価値がないということになりますよ」 高畠春樹 被告: 「はい。」弁護人: 「自分がASD(自閉症スペクトラム障害) と診断されたことをどう受け止めましたか?」 高畠春樹 被告: 「自分が発達障害とは知らず、はずかしいと思った」 弁護人: 「わたしはあなたにASD(自閉症スペクトラム障害) の特性を伝えましたが、あなたはどう感じましたか?」 高畠春樹 被告: 「自分の今までの行動がふにおちました」 「人間関係を築けなかったのはASD (自閉症スペクトラム障害)だったからだと思いました。」 ​弁護人: 「今も障害者は生きている価値がないと思いますか?」​高畠被告: ​ 「いいえ違います」 「人としてよくないと思います」 ​事件を起こさなければよかったと話した高畠被告。 検察側は、 『強固な殺意に基づいた執拗かつ残忍な犯行態様である』 と主張しました。一方の弁護側は、 『ASD(自閉症スペクトラム障害)により 対人相互性と強迫症状があった被告が、 長年確執があった兄を殺害しなければならない という考えに固執するようになった』 などとして、情状面を考慮するよう求めてました。裁判官と裁判員は被告が抱えるASDの影響をどう判断するのか。 裁判の争点は量刑で1月31日に判決が言い渡されます。​[TBS NEWS DIG]​ 1つの事件に触発される。 今の社会で最も起こりやすい負の連鎖、 いかに防ぐかが今後の課題ですね。☄ にほんブログ村 にほんブログ村 ​​​​​

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