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テーマ:障害児と生きる日常(4441)
カテゴリ:自閉症関連
学校は窮屈すぎる…適応できない自分に苦しむ発達障害の息子。 「どんな子にも居場所と学びを」。 不登校の受け皿へ注目される「多様化学校」 発達障害の子どもたちへの指導や支援を含めた特別支援教育が スタートして今年で18年目となる。 学校関係者や保護者らに広く知られるようになり、 特別支援学級などで学ぶ児童生徒は急増。 教員不足や学びの質といった課題も見えてきた。 鹿児島県内の現状を報告する。 (シリーズ・かわる学びや@鹿児島~特別支援教育の今 =10回続きの⑨より) 伊佐市の男性(18)は小学6年生から、 学校を休みがちになった。 じっと座っていることが苦手になり、 授業に集中できなくなった。 勉強についていくのにも苦労し、 級友とも疎遠になる悪循環に。 自閉症スペクトラム障害 と知らされたのは高校入学後だった。 学校に事情は相談したが特別な支援はなく、 月10日ほど休む生活。 「授業中でも友人の席に行って質問できていれば、 もう少し登校できたかも」 と振り返る。 「学校は規律が徹底され、窮屈すぎる」。 鹿児島市で高校1年から小学2年まで 3人の息子を育てる母親(43)は、 発達障害のある長男、次男が不登校を経験した。 「2人とも、通いたいと思っているのに 適応できない自分が嫌で苦しんでいた。 もう少し緩やかな環境にしてほしい」 と訴える。 療育手帳を持つ三男も最近、 学校に行くのを渋るようになったという。 ◇ 文部科学省が10月31日に発表した調査結果では、 不登校の小中学生が2023年度に初めて30万人を超えた。 11年連続で前年を上回り、 新型コロナウイルス禍だった20年度以降は約15万人増加。 鹿児島県内の公立でも4570人に上る。 初会合では、市教委が東京都内の多様化学校視察を報告。 スクールカウンセラーを中心にコミュニケーションを学ぶ授業など、 特色ある取り組みを紹介した。 福田裕生教育長は 「どんな子にも居場所と学びを担保できる、 よりよい在り方を検討したい」 と意気込む。 ◇不登校とは 文部科学省は、病気や経済的理由がなく 1年間で30日以上欠席することを不登校と定義する。 2023年度の問題行動・不登校調査では、 全国の小中学校で不登校だった児童生徒は、 過去最多の34万6482人。 鹿児島県内の公立小中高校でも、 6年連続最多の5432人だった。 文科省は同年3月、 不登校対策の指針「COCOLOプラン」を公表。 分校、分教室でも開校できる「学びの多様化学校」のほか、 校内教育支援センター の設置、 オンラインといった多様な学びの場の確保など 支援体制の整備を促している。 南日本新聞社 【YAHOOニュース】 受け皿を大きくすればするほど、 現場での教員不足は明確であり、益々混乱しそうですね。☄ にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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