2018/12/15(土)22:33
強風の東京
台風で被害のあった方々に、お見舞いの言葉を申し上げます。またお亡くなりになった方々にお悔やみ申し上げます。徳島県南部に上陸した台風は、近畿地方を縦断して、21時現在佐渡島近くを北上しているようですね。直撃を免れた東京ですが、酷い強風が続き、交通機関の混乱が続いているようです。職場では、「交通機関が止まる前に帰宅して良い」というお達しが出ていたようですが、私が知ったのは、勤務時間が終わったあとなので、全く意味がありませんでした(苦笑)。まぁ、私は自転車通勤で、電車やバスとは関係ない通勤しているので、ハナから対象外にされていそうですけどね。終業時、周囲をみていると、普段利用している電車が止まっていたため、迂回路を探している方が多かったです(ウチの職場は、JR京葉線と東京メトロ東西線の間にありまして、両線とも強風ですぐ止まります。今日も両方とも18時事点で運転見合わせになっていました)。自転車通勤の私は、それとは無縁で帰宅の途につくことが出来ましたが、それはそれで大変な思いをしました。まず、とある企業の本社ビルの近くまで自転車でさしかかった時です。ここは大きなビルなのですが、駐車場付近は結構開けた部分になっています。そこにさしかかった時、前を走っていた自転車二台がバランスを崩して転倒しました(車間距離をとっていたので巻き込まれずに済みました。もし巻き込まれていたら私も大けがしたり、相手に怪我をさせてしまったりと、なっていたかもしれません。車間距離をちゃんととるのは大切ですね)。一瞬あとに、「あ、これは強風+ビル風で強風になっているんだ」と気がついたので、速度を落として、片足をつける姿勢にしました。すると、すさまじい強風右側面に受け、左側に大きく自転車が傾きました。幸い接地する寸前だったこともあり、私はバランスを崩すだけですみましたが、場合によっては転倒してすぐ先の車道に躍り出てしまったり、後続の自転車を巻き込んでしまうかもしれない場面になりました(ちなみに先に転倒した一台は、車道まで倒れ込んでいましたが、車の方も徐行してすぐに止まれる体勢だったので、事なきを得ていました。千波のその地点は、通過中のトラックですら、転倒するのではと思うぐらいの、大きな揺れで蛇行するように走っていました。非常におっかないところでした)。ここで私が転倒などせずに済んだのは、運だなと思います。もし私が転倒した自転車の前を走っていたら、間違いなく自分が転倒していたでしょう。もしかしたら後ろの自転車を巻き込んで、大けがしていたかもしれません。危ないところでした。その地点を何とか通過して、普段通りに角を曲がりました。これで強風は横からではなく前から受ける体勢に変わりました。おかげで転倒する危険は減少しましたが、強風のビンタを思う存分味あわされる結果になりました。スピードは出ないし、かなり大変でした。そして最大の難所は、前にちらっと触れたことのある清砂大橋でした。荒川と中川にかかるこの橋は、強風で止まっている東西線よりも高い位置まで登るので、まさにこの世の地獄状態でした。海側から吹き付けてくる風で、車体は引きずられるように北側に流され、吹き上げられた川の水が砂のようになって頬を打ち付けてきます。 それが痛がゆいの何のって、気力を削がれます。橋の上の自転車の多くが、歩いて押していたのも当然だなと思いました。あと通行人が普段の数倍以上で(東西線が止まっているため、歩いて帰宅する方が多かったためでしょう)、ぶつからないよう走るのも大変でした。幸いというか、清砂大橋を超えたあとは難所はなく、問題もなく家までたどり着きましたが、私の自転車通勤にとって、雨よりも風が強敵であることを、まざまざと思い知りました(汗)。まぁ、私の苦労など、家に帰れなくなって電車の中で缶詰になったり、職場で夜を明かす羽目になった方々に比べれば、たいしたこと無い話かもしれません。ともかく、台風の時は無理しないのが一番ですね。
それではまた。
PS今日は特に思ったことですが、自転車通勤していてよく感じるのは、歩行者のマナーが凄く悪いという点です。例えば、自転車が走っているのを横目でみて気がついているにもかかわらず、平気で前を横切ろうとしたり、狭い道路を横一列で並んで、ベルを鳴らしても知らん顔という人がひときわ多かったです。今日みたいな日は、自転車側も、強風で飛ばされないよう、コントロールするのに手一杯なので、まじめに事故が起きる危険な行為が目につきました。自分が被害者にならない、加害者を作らない、相互のマナーを考えていきたいなと思います。