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さて、今回からは少し食べ物からは離れます。
自律神経って聞いたことはあるけど
よくわからない感じしませんか?
自律神経とは「神経」というだけあって
神経系のひとつです。
日本の脳ともいえる東京駅を中枢神経とすると
そこから出ているたくさんの路線が末梢神経です。
末梢神経が全身の各部分からの情報を中枢神経に送り
中枢神経から出た指令をまた末梢神経が全身に送ります。
末梢神経を働きで分けると体の動きに関わる体性神経と
臓器・器官を意志に関係なく調節している自律神経に分かれます。
自律神経は時間や状況で働きが高まったり低下したりします。
この自律神経もさらに交感神経と副交感神経にわかれます。
図にするとこんな感じ。

はぁ~。なんだか複雑ですね。
でもこの複雑な構造でやっと私たちの体は保たれているんです。
交感神経は自分ではコントロールできないけれど
副交感神経は自分でも動かすことのできるものです。
たとえば呼吸。
意識してなかったから、息するの忘れちゃった!なんてことないですよね。
でも、深呼吸など自分で意識してすることもできます。
これは副交感神経の路線が大脳の支配を受ける脳神経と
受けない自律神経の2本が一緒に走っているからなんです。
交感神経と副交感神経は互いにバランスをとって
いつも内外の変化に体を適応させる役割を果たしています。
そのバランスを崩すとこんな症状がでるらしいです。

さて、この交感神経と副交感神経はどういう関係なのでしょうか。
↓この図がわかりやすいと思います。

交感神経は主に元気に活発にという場面で
副交感神経は主にリラックス、ゆったりという場面で優位になります。
免疫をコントロールしてたのは・・・
さて、ここからが本題です。
実はこの自律神経がどうやら免疫をコントロールしているらしいのです。
安保徹著『体温免疫力』(ナツメ社)より
脳の視床下部というところからの指令で交感神経が優位になると
顆粒球という白血球の仲間が活性化します。
顆粒球は細菌と戦う際に免疫を作らずに応戦します。
同じく指令で副交感神経が優位になると
リンパ球という白血球の仲間が活性化します。
リンパ球は免疫を作ることで細菌などと闘います。
アトピーのひとはこのリンパ球が多い体質、
つまり副交感神経優位体質になっているというのです。
これはストレスや過剰抗原刺激をうけることによって
増えすぎた顆粒球を減らそうとして副交感神経が過剰に働いた結果
リンパ球が多い体質になっていくということです。
リンパ球は作られてしまった抗原抗体複合体を希釈したり、体外に出そうとします。
そのときに血管が拡張してほてりや赤みが出たり、
皮膚から直接複合体を出そうとして、発疹や下痢、かゆみなどを起こします。
また精神的・肉体的ストレスも視床下部を直接刺激して副交感神経が反応します。
すると同じようなことが起こります。
この崩れてしまったバランスを戻すと症状がよくなるということです。
方法としては↓のようなものが引っかかりました。
●体のつぼ

●足のつぼ

この中で、真ん中辺りにある太陽神経叢という反射区が自律神経にいいらしいです。
あとは、その近くにある副腎のつぼもいいみたいです。
他には
●自律神経調整指マッサージ
●手もみ療法
●自律神経調整指そらし
などもいいようです。
日本プライマリーケア推進協会さんのサイトに詳しく載ってます。
みなさんもやってみてくださいね☆
免疫を高めて病気を治す自律神経免疫療
ビタミン文庫
著者: 福田稔 /安保徹
出版社: マキノ出版
発行年月: 2005年05月
本体価格 1,300円 (税込 1,365 円) 送料別