Nature tour in Sado.is
夏を目前に、我がSWLC(sado wild life club:会長=私,副会長=夫J,会員=不定)の活動も活発化しようと企んでいる日々。なかなか夫婦一緒に丸1日休める日が取れないけれど日々、カレンダーとスケジュールを見ながら何かしら考えている私達。春から私の実家の農林作業&山菜・竹の子・野菜収穫…と自然には触れているけどここはどーんとワイルドに行きたい!と思ったときに見つけたのが佐渡の『原生林散策ツアー』なるもの。数年前に新潟出身の写真家=天野尚さんの写真集で佐渡の自然が再注目され、中でも原生林の写真が洞爺湖サミットで飾られたこともあり昨年あたりから 原生林ツアーが企画されている。今回、私達が申し込んだのは地元のトレッキングクラブのツアー。申込みするときに電話の受話器から聞こえる70歳過ぎのおじさんのコッテコテ佐渡弁を聞きながら 少々不安になりつつ(いまどき留守電も携帯も使ってないクラブです^^)2ヶ月前からずっと心待ちにしていました。で当日。コッテコテ佐渡弁のおじさんはトレッキングクラブの会長。トーク上手でover70とは思えない若々しい足腰!我々含め、下は小学生から上は70歳までの総勢30人のツアーです。普段は足を踏み入れないだろう山に会長のガイドでどんどん中へ…そこには壮大な歴史を重ねた植物たちがひっそりとどっしりと根を生やしていました。樹齢300年~400年とも言われる巨木たちが次から次へと現れ、そして何もなかったのように霧の中に隠れていく…幻想的な世界にただただ圧倒されるばかり。。。樹齢400年の杉の巨木を前にあるツアー参加者がしみじみとつぶやきました。“こんな杉の木からすれば オイラの人生なんてあの細い枝一本にもならんだろうなぁ…”その言葉にみんな無言で納得。この木たちはどんな歴史や風景を見てきたんだろうか。どんどん枯れて失われている木もある中この先も何百年もたたずんでいられる木が一本でも残ることを願って。私にできることはなんだろう?巨木を前に感じたこと考えたことを少し人生に生かしてみようと思いました。