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2007年02月05日
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カテゴリ:教育

同じ年頃の娘を持つ身として、この件に対して慎重な態度を取ってきた。
詳細が伝わると、これはただの事故だと言う想いが強くなった。

きつく叱ったら、子供が家を飛び出し、交通事故に遭ってしまったようなモノである。

いわゆる虐待死とは別物であり、結果として我が子を死に至らしめた父親の心境を思うと、同情に堪えない。

子供も10歳くらいになると相当生意気な口をきく。

男の子はもう少し後だが、女の子のマセぶりは相当なモンだ。
男親にとって、あれだけ可愛がり、愛情を注いだ分だけ懐いていた子供が、少しずつ距離を取ることに、子供の成長と寂しさを感じるのである。

とは言え、まだまだ子供、しっかり躾する義務がある。
家庭内のルールを破ることに対し、毅然とした態度を取らないと、逆に子供達が混乱する。
叱るタイミングや方法にこれと言ったルールが有るわけではない。
皆それぞれ試行錯誤しながらやって行くのである。

外に縛り付けて、酒を飲み続けて居たと、この父親を非難したいようだが、それは違う。
一度罰を与えたら本人が真に反省するまで決して折れてはならないのである。

こうした場合は、仲裁者が子供に非を認めさせた後、父親との仲裁に入るのだ。
些か芝居懸かって居ても重要な手続きと言える。

まっ、何かと虐待虐待と騒ぎ立てる御仁が多いので、これ以上は言わないが、縛った父親に子供が首吊り状態になることを予見せよと言うのは無理な相談で、ひょっとしたら叱られたことを苦に、自殺を試みた可能性だって有る。

 「なぜ逮捕したのか。過敏に反応しすぎのように思う」
 逮捕翌日の1月24日、栗原市のバス運転手、遠藤忠男容疑者の自宅に駆け付けた地元市議は「逮捕」に強い違和感を示していた。


普段は仲のいい親子で、子供を溺愛するタイプの父親だったのでは無いだろうか。
親子の知り合いであろう、地元市議はだからこそ違和感を感じたのではないか。

 子を虐待死させてしまうタイプの鬼畜は、10年も育児に耐えられない。

大概は児童給付が終わるまでに殺してしまうモノなのである。

 結果的に愛するわが子を殺してしまった父親に、この後、司法が突き付けるのは、単に人が死んだと言う事実だけである。

罪の意識に苛まれる哀れな父親にとって裁判はどうでも良く、と言うより贖罪の意識から無実を主張したりしないだろう。

残された家族をしっかり養うことが亡くなった子供の供養になると諭して、立ち直させる必要がある。

彼を良く知る人のサポートが重要である。

ところで、この子がイジメに悩んで居なかったかどうか気になる。

ちょっとした仲間外れをイジメと受け取り、その鬱憤を家族に放出して居た可能性は無かったか?
いじめの初期症状を捉えるのは意外に難しい。

訳もなく家族に当たり散らすのが、家族へのSOSだったりすることがある。
親がそのサインを見落とし、単なる反抗期と思い込んで強く押さえ込み、子は親にまで見放されたと悲観したとしたら、、、何れにせよやるせない出来事で、何とも形容しがたい。

もう一つの事例は、イジメの被害にあって居た子供が今度は逆に暴行に荷担し、注意されたことをきっかけに、自殺してしまったと言う事件。

格闘技などを見て興奮するのは、アドレナリンが分泌されるから、見て熱くなるくらいだから、実際喧嘩になったとき、どんどん興奮して見境が付かなくなる。

自己のコントロールが出来る大人であっても、口喧嘩から暴力に発展する事がよくあるから、年端の行かぬ子供なら尚のことであろう。

理性で制御できない獣性を人間なら誰でも持つ、小さい内に自分の内にある獣性に気付き、上手く飼い慣らす術を身につけないで居ると、大人になったとき暴発してしまうと思う。

喧嘩、暴力のみならず、競争の類も絶対駄目だとする今の風潮が、自己制御出来ない人格を生み出して居る気がしてならない。

イジメられる側だったこの子が、暴行に荷担し、相手を完膚無きまでに叩きのめしてしまったとき、以前の自分を被害者に投影してしまった事だろうし、一方的な結果はしばしば後味が悪いモノだ。
自らの獣性に気付かされ、教師に注意されたことより、自分自身の良心が彼に死を選択させたような気がする。

若い命が無惨に散って行く。
効率を重視して、無駄を省き、完全を目指してきた日本社会。
戦後60余年が経ち、一応の完成を見たが、たまった歪みが脆い所に過剰な圧力を掛けている。
一本の金属棒のように丈夫に見えても、ストレスを加え続けると、ぼっきり折れることがある。
子供達の自殺は、ゆとりの無い完璧な現代社会に出来た小さな傷、クラックの様な気がしてならない。

ひずみがそこに集中し、社会がポッキリ折れるきっかけになりそうだ。

彼等の冥福を祈るのは勿論、続く犠牲を如何に無くすか?

本腰を入れるのは、大人達の義務だ。






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最終更新日  2007年02月05日 22時58分40秒
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虐待?死について   ゴルゴ40+ さん
 私は高校の教員なんですが、無条件でダメとされていた体罰を認める方向が打ち出されるようです。ただ、その体罰というのが廊下に立たせるとか、そんな程度のことなので、むしろそんなことが体罰だったのか、と驚いてしまうのですが、未成年者を教育するにはある程度の体罰的な懲戒が必要ということでしょう。

 さて学校なら手に負えない生徒は、最悪退学させるなどの方法がありますが、親子の関係では放り出すことが出来ませんから、この父親の行為も一定の理解をしてあげるべきかも知れません。ここで気になるのは、母親とか他の家族が登場しないことです。あるぱかさんのおっしゃるように、父親は最後まで筋を通しても、それを他の人(例えば母親)が仲介して和解を図るようにすれば悲劇が防げたかも知れません。この例は父親ですが、よく母親だけが子供の教育に向き合わされている場合に虐待が起こるようです。誰か1人が子供のしつけに関わるのでなく、夫婦やおじいちゃん、おばあちゃんや、もっと理想的には地域社会の大人たちがみんなで子供をしつけていく社会。このあたりが虐待の問題を未然に防ぐ方策なのではないかと思います。 (2007年02月06日 20時31分22秒)

Re:虐待?死について(02/05)   アルパカ日記 さん
ゴルゴ40+さん
早速リクエストに応えて貰ってありがとうございます。
お役人が現場を見ずに考えた絵空事、現場ではまた一段と苦労するのでは無いでしょうか。
問題校と呼ばれる所に1年程出向き、自分たちが制定した方法で学級運営が出来るか実験してみろと言いたい所です。

価値観が多様化し、夫婦間であっても意思統一を図るのは難しい事です。
出生率に拘るばかり、どんな家庭にも子供を持たせようとすると必ず歪みが出るのは当たり前、子を持ったからには、例え自分が飢えようと、子供だけには食べさせる気概を持った人達にのみ子育てが出来るのであって、「出来ちゃった」で生まれてくる子供達が惨めな目に遭う事が多いと感じます。

高校生まで成長すれば、あまり酷い事例には当たらないと思いますが、カミさんの話を聞くと、幼稚園など低年齢ではそうとう酷い状況だそうです。

なまはげを何回か取り上げたのは、
>地域社会の大人たちがみんなで子供をしつけていく社会
の一例として、よく考えられていると思ったからでした。
教育の専門家である先生に対し、失礼とはおもいますがお許し下さい。
もう一つのブログに手が掛かり、更新のペースが落ちていますが、またお越し下さって適切な助言が頂けたら幸いです。
なおコメントが重複していますので、前の方を削除させて頂きますのであしからず。 (2007年02月07日 23時58分47秒)

あなたはばかです   5人の親 さん
義務だと考えるから、虐待につながる。
大人が知っている危険を、大人の経験を大人として、大人の視点で、堂々と子供に伝える事。
それが、大人がすべき事です。脅す、どつく、しばく、ひょんなことから死んじゃったなどと、いうことは、どんな理由によっても、片付けられるものではありません。大人も子供も未熟な人間同士です。親は子供に育てられ、子供は親に育てられる。昔の人たちは、当たり前のようにこなしてきた、子育て。子供はいつの時代も、なにも変わりません。おかれる状況によって、対応しているだけにすぎないのです。
あなたは子供が行動した事すべてを、受け入れられますか?それができないなら、子供が生意気だと言う前に、自分を成長させるべきです。
(2007年06月28日 00時34分07秒)

Re:あなたはばかです(02/05)   アルパカ日記 さん
5人の親さん
わざわざ古い記事にレスを付けて下さり、ありがとうございます。
ただ出来ましたら、もう少し判り易いコメントにして頂けたらもっとよかったかな?と

>義務だと考えるから、虐待につながる。

そうでしょうか?

>大人が知っている危険を、大人の経験を大人として、大人の視点で、堂々と子供に伝える事。

言葉の未発達な子供に通じるでしょうか?
少し年長で言葉が理解できたとして、説教なんて受けたくないモノ、「黙って聞いてれば許してくれる」結構子供って計算高い所があるように思えるのですが、、、

>ひょんなことから死んじゃったなどと、いうことは、どんな理由によっても、片付けられるものではありません。

ひょんな事で子供を失った親は、一生後悔して生きねばなりませんか?
辛い運命ですね。

>>>字数制限でした。続きます。 (2007年06月29日 00時27分27秒)

Re:あなたはばかです(02/05)   アルパカ日記 さん
続きです。ーーーー


>大人も子供も未熟な人間同士です。親は子供に育てられ、子供は親に育てられる。昔の人たちは、当たり前のようにこなしてきた、子育て。子供はいつの時代も、なにも変わりません。おかれる状況によって、対応しているだけにすぎないのです。

コレには同意できますね。

>あなたは子供が行動した事すべてを、受け入れられますか?

当然受け入れられません。
子供が反社会的な行動を起こした。
笑って許しますか?

そうならない為に、基本的な社会規範を教える。
つまり、躾が重要だと思うのです。
親子の信頼関係があるからこそ、多少の暴力が許される、ソレは虐待とは全く違うモノです。

ただ、表面的な見方や、法律から見ると区別が付かないだけの話では無いでしょうか。

5人の親さんは、ご自分の方法でお子さんを育てられ自信もあるでしょうが、その方法を真似したいとは思いません。
子育てに正解は無いと思いますし、自分の親がした子育てで、自分が人の道から外れていなければ、成功例としてもっとも尊重すべき事だと考えています。
偉い育児評論家の育児法より、自分の親の育児法。
何より当事者として経験している訳ですから。

なかなか記事をアップできない状況が続いていますが、こうしてコメント頂けると、違った視点から記事を見直す事が出来、とても参考になります。

また貴重なアドバイスを頂けたら幸いです。
ウィアーレッズって言う事で。
(2007年06月29日 00時30分11秒)

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