夕暮れの通勤電車。
帰りのラッシュが始まるちょっと前だが、混雑が始まり、座るのは難しい。
と思ったら一人分の隙間発見。
左側に若い女性がいるが、少し詰めて貰えば充分座れる広さだ。
軽く会釈して座る事にした。
体を割り込ませると、しばらくしてから楽に座れた。
隣の女性が少し移動してくれたからだ。
正面にはお孫さんらしい子供を連れた老婦人。
その二人が降りると、若い女性が座った。
子供と大人1.5人分のスペースに若い女性が一人。
かなりゆったり座れる広さである。
彼女の右側には二人分のスペースが有るのだが、ゆったり座っているので隙間は少ない。
やがてそこに老婦人が座った。小さな体をすぼめるように。
少し腰をズラしてやれば済むのに頑として動かない。
その信念はどこから来るのだろう?
なかなか文章では伝わらないから、その時撮った画を乗せる。
白いスカートの女性の左側に隙間があるのが分かるだろうか?
彼女の右側に老婦人が二人、小さな体を縮めて座っている。
結局乗ってから降りるまでこのままだった。
今こうして見てみると、スカートの人だけでなく、ソノとなりのジーパンの女性もまた、膝の上のバックを横にしたままだ。
「自分だけが悪い訳ではない」と言う理屈なのかも知れないが、結局は一人一人の自覚が必要だ。
iza!で電車内のマナーについてのトピックがあったが、化粧したり、飲食したり、、、、
確かに個人の自由かも知れない。
でもやっぱり、そうした連中の頭の中は「席に座ったら自分だけの空間」と言う意識だけで、
公共の場所と言う感覚が抜け落ちて居るのだろう。
確かに若い女性ばかりでなく、いい年したおっさんも身勝手な人が多くいる。
誰も注意が出来ない以上、鉄道会社の駄洒落のような啓発活動では、電車内のマナーは向上しないで悪化するばかりなんだろう。