カテゴリ:時事
NHKのドキュメンタリーで「激流中国」と言う番組がある。 これほど貴重なモノは受信料を払っても見るべきだとは思うが、その受信料が中国共産党幹部への賄賂として消えて行くと思うと、やっぱり払いたくない。 第一コレ、余所んちのテレビだからタダ見しても気兼ねしなくて済む。 たまたま、農民と都市部の富豪層との貧困の格差、ソレと学歴偏重に走る中酷(”ちゅうごく”と読みます)の教育事情の回を見た。 骨折したものの、治療費の工面が付かず、腕がねじ曲がっていく子供。 農村に残された子供達が、貧困から脱出するため必死に勉強する姿が胸を打つ。 今回は、学歴偏重が急激に進んだ社会で、生き残る為に戦う小学生のドキュメンタリーだった。 一人っ子政策で、「小皇帝」と呼ばれる子供達が苛烈な受験競争に巻き込まれていく。 子供の為と勉強に駆り立てる親。 一握りの勝者と、夥しい敗者。 こうした半端じゃない格差社会の行き着く所は、民衆の蜂起による革命だったりする。 勝ち組である支配者層はソレを望むハズがない。 膨れ上がる民衆の不満をどう処理するのか? 歴史を捏造してまで、我が国を悪者扱いし、尖閣諸島や東シナ海のガス田開発など、領土の侵犯を仕掛けてくるのは何故? 「民衆が苦しんでいるのは、政治の失策ではなく、隣国の侵略の為」、他に情報入手の手段がない貧困層の子供達を洗脳する意義はとてつもなく大きい。 武力による衝突で無かったとしても、富裕層の中で行き場を失ったお金は、自国の建て直しではなく、マネーゲームの元手に使われる。 ThinkPadがレノボになったことが、SONYに起こらないとは言い切れない。 生きるか死ぬかの競争に勝ち残った小皇帝と、心優しき我が国のオタク少年が相見える時代になった時、我が国は持ち堪えて行けるだろうか? 昔の日本人には、親を思う気持ち、郷土に対する愛着。 対して、地縁血縁が切れ、「我が身大切」と教育されてきた現日本人。 善隣外交は大切ではあるが、笑顔の下に防弾チョッキを着込むのを忘れてはならないはずだ。 あー、それにしても、人類が夢見た社会主義。
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最終更新日
2008年01月09日 22時01分22秒
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