八ツ場ダム、何がどうあっても完成させたい連中がいるらしい。
住民の数より多い、5万を越す署名を集めたという。
活動家ってのは活動するから活動家なんだな。
そのバイタリティはどっから湧いて来るんだろうか?
まあ普通、住み慣れた土地を追い立てられる。
その土地に愛着があるから反対運動が起きる訳なんだけど、事、八ツ場に限ってはそうではないらしい。
先祖伝来の川原湯温泉なんか糞食らえ、オイラは国が用意してくれる新しい温泉ランドに早く移りてーダ。
書き割りハリボテ、んなこたぁ~関係ねぇ~。
どうせ、ゴネれば国が出してくれるし、何より建設業者が潤うダ。
この不況、将来よりも目先がでぇ~じ、余計な口出しするヤツは簀巻きにして吾妻川に投げ込むダ。
おお、怖い怖い。
「住民が困ってるんです。是非署名に協力を、、」言われて拒める日本人はそうは居ない。
なかには周りの雰囲気に流されてって人も大勢居るはずだ。
多量に集まった署名に”参加しなかった住民”は一体何人ぐらいだろう。
住民の数に匹敵って言うと、「住民は全員反対なんだ」と思わせるのに充分な数だ。
運動資金が潤沢にある組織に、個々人で立ち向かうのは容易ではない。
しかも、外見では反対派か賛成派か判らない。
疑心暗鬼の中で戦う心細さは察するにあまりある。
保守層が集まるというizaでも、本当に保守なの?って意見が多く見られるから人の世は上手く行かない。
まあ皆さんに喧嘩売っても仕方ないので、判る人が居たら疑問に答えて貰いたい。
最大の疑問は最初に書いた。
「何故、故郷が消滅する事に耐えられるのか」「ダムの底に沈まなくて良かったね。」って言えない点。
明確な答えをダム推進派の皆様に是非お伺いしたい。
何処に住もうが自由なニッポン。
有利な条件で引っ越しを迫られても、なかなか腰を上げない人が多いのは何故なんだろう。
例えば我が家がダムに沈む、、、
事はないからwそうだな、道路の建設計画が持ち上がったとする。
大体、3000万で買った家なんだけど、「3000万払うからどけ」と言われて退きますか?
引っ越しの費用やその他、そんな条件じゃ飲めません罠。
多少色が付くわけで、、、そうなると我が家の場合、ホイホイ乗って、投げ売り状態(に違いない)の都心のサーパスマンションに引っ越ししますよ。
だって、何もない状態で売ろうとしたら、3000万の家が1000万で売れるかどうかって話でしょ。
埼玉に骨を埋める覚悟も、あっと言う間に吹っ飛びますよ。
保守的なあるぱかと言え、買ったばかりじゃ保守すべき理由がないから、当然でしょ。
じゃあ、我が家が数百年続く旧家だったらどうだろうか?
第ウン代当主あるぱかが、はした金で受け継いできた家屋敷を売り払って、都心のペニャペニャマンションで満足出来るんだろうか?
土地への執着とは、物質的なモノばかりじゃなく、長い間に育んだ人と人との関係、地域への帰属意識など、目に見えない勿体が醸し出す。
今の人達はそうした勿体は眼中になくに敬意を示さず、物質的な目に見えるモノを尊重する。
「ボロ屋を引き継ぐより、国が用意してくれた新しい家に住みたい。ダム建設が中止になると困る。」
そう考える人が多く居ても不思議じゃない。
数百年のウチに積み重なった勿体を捨て去ることは簡単に出来る。
新しい土地で、新たに勿体を付ける。
経験者が少ないから理解できない話なのだろう。
無責任な観光客から署名を集め、自分達の意見を押し通そうとする。
これって、友愛(住民が可哀想)のお題目で広く内外(在日参政権を付与)の意見を聞けば、正しい結論が出るって考えと一緒じゃないですか?違いますか?
カミさんの実家に近いと言う縁は有るにしろ、古里を捨て埼玉県民として生きる決心をしたあるぱか。
「郷に入っては郷に従え」の実践は当然として、様々な行事を通じて地域に溶け込もうと頑張り中。
そうやって築き上げたネットワークが何世代にも渡って積み上げられる。
昔は当然のように親から子へ引き継がれてきた。
家より個人が優先される今の世の中では、そうしたしがらみから解き放たれたいと考える人が居る。
長男として生まれたばかりに、旧家を引き継がなくてはならない。
田舎には嫁の来手もない。
そうした事例も知っては居るが、古里を捨てたがっている人達が、古里の苦境を利用して自分の利益を優先させようとする動き、、、
あるぱかは”人でなし”だからか、生臭い匂いを感じとってしまう。
治水・利水の件については以前書いたのでココには書かない。
長くなったしw
マンション供給大手の穴吹工務店(高松市)は24日、東京地裁に会社更生法の適用を申請し、受理されたと発表した。昨年の国際的な金融危機以降の景気後 退で分譲マンション事業の利益率が大きく低下し、自力による事業継続は困難と判断。同日の取締役会で穴吹英隆社長を解任した。負債総額は関連会社2社を含 め約1500億円。
前原誠司国土交通相が建設中止を表明した八ツ場(やんば)ダム建設事業に関し、ダム予定地の群馬県長野原町などの地元住民らが「ダム建設中止の撤回」を求めて始めた署名が、5万人を突破したことが22日わかった。地元住民を念頭に置いた活動だったが、温泉地などを訪れた観光客なども署名に加わった結果、長野原町では人口の約6400人を大幅に上回る1万人超の署名が集まった。
【Re:社会部】 前原誠司国土交通相が、八ツ場(やんば)ダムの建設中止を表明して1カ月ほどすぎた10月中旬。約1年ぶりにダム予定地の群馬県長野原町を訪れると、住民の顔には困惑の色が広がっていました。「中止の科学的根拠を出すべき」とは、川原湯温泉旅館組合の豊田明美組合長の言葉です。