アルプ店長漂流記

2010/03/25(木)18:21

小布施駅の長電、電車の広場

旅行(80)

さて、湯田中からの帰路は小布施で途中下車しました。小布施も何度も訪ねたことがありますが、小布施駅の「電車の広場」は未訪問で、以前から妙に気になっていました。 前々回の小布施駅に進入する列車から写した写真です。左側の側線が電車の広場です。 これも前々回に登場した車内から見た小布施駅の電車の広場の様子です。 展示車両は、このED502電気機関車、合造車デハニ、あとは普通の電車が2両の合計4両です。 特に見るべきものは無いという感じでした。簡単に仕入れた情報を説明すると、この電気機関車は1927(S2)年、日立製で、窓枠やドアは木製です。このくらいの年式だと外国製の凸型デキを思い浮かべてしまいますが、今ふうの箱型です。蒸気のD51だのC57よりもずっと古い機関車です。 どの車両も中に入れます。これは電気機関車の運転席ですが、ドアも中も狭いです。スピードメーターなどというシャレたものは付いていないようです。 電車の広場の「広場」とはどういう意味でしょうか。世界一狭い広場ですな。電車の外側や前側の写真も写せない狭さでした。 機関車の後ろの合造車デハニの車内です。これは展示車両中で一番古い1926(T15)年、汽車会社製だそうです。古い時代の電車というのは、台車やモーターなどは外国製の輸入モノで、車体は大工さんが造っていたそうです。だから年月が経ち車体が傷んでくると大掛かりな修理や改造をしたそうで、新車の状態とは随分違う姿である可能性が高いようです。 同じような写真ですが、赤い小さなモノはタブレットの装置らしいです。昭和24年製造という新しい車両もありました。 帰りは営団地下鉄日比谷線か何かの、コレも古い電車に乗りました。今はステンレスは高いので、退役しても展示されずにリサイクルに回されてしまいそうです。長電の電車は、どれもそこそこ人が乗っていて、距離もあるしフリ-キップも充実しているし、沿線には魅力的な観光地も多くて「旅をした」という実感がありました。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る