アラビア書道とその周辺

2009/09/08(火)08:27

コーラート その1

旅(338)

今日はコラートに行きます。 コラートは初めて行く都市です。 バンコクから鉄道では4時間ほどのところにある、タイ第2の人口を持つ都市ですが、ちょうどバンコクから見ると東北部にあたり、イサーン地方と呼ばれる地域の入口にあたります。 バンコクで夜働いている女性の多くはこのイサーン出身者が多いです。 イサーンは農業が中心の地方です。昔はよく干ばつや冷害があり、女の子は少し大きくなるとバンコクに出稼ぎに出て行って家計を助けたという経緯があります。 現在は、余り干ばつや冷害がなくなったのですが、やはりバンコクの出稼ぎは続いています。バンコクの方が仕事もあり、稼ぎも良いということのようです。 コーラートという名前は実は呼称で、国鉄の正式駅名ではナコン・ラーチャシーマーというのが本名です。 バンコクからの列車はわずか2両編成のディーゼルカーですが、EXPRESS(急行列車)の上、エアコンも付いているため、座席指定の優等列車となっています。 そのため料金も鈍行より高く、327B(約981円)もします。まあ280キロも乗るのですから安いものですが。 列車はガラガラかと思いきや結構一杯で、日本人や欧米人の姿も多く見かけます。 途中にこの列車はアユタヤに停車するため、多くはアユタヤで下車するのでしょう。 列車の駅弁。乗務員が12時近くになると注文を取りに車内を回ります。駅弁は途中の駅から積み込みます。タイではどこでも食べられる目玉焼き入りカオパット(チャーハン)です。小さな袋には唐辛子の酢漬けが入っています。小さなビニール袋に輪ゴムで止めてありますが、比較的ほどけやすく巻いてあります。このレンゲもままごとのように素晴らしく小さいプラスチック製。味は少し濃いめですが、美味しい。まあカオパットはタイのどこで食べても美味しいのですが。

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