アラビア書道とその周辺

２１日にJEUGIA千里に持って行く作品を制作しました。

何が良いかなとパラパラと本田先生が書かれた昔のお手本を見ていると、クリスマスの雰囲気の作品が一点あったのでそれを使うことにしました。

もちろんコーランにクリスマスに関連する章はありませんが、整列者章に「本当に、われは、星々で下層の天を飾り、逆らう悪魔に対する守りとした」という文言があり、本田先生がディーワーニー書体で書かれたものがありました。

本田先生のお手本には”逆らう悪魔に対する守りとした”という部分は無かったのですが、紙の大きさから考えてもう一行増やして”逆らう．．．．”の行を一行追加しました。

クリスマス風ということにしたかったので、樅木（もみのき）風にバックに緑を入れ、周りの黒いところは黒い色紙を横浜の東急ハンズで買って来たものを貼り付けて夜の雰囲気にしてみました。

少し悪のりして、アラビア文字の点の部分を、１００円ショップで買ってきた8mm径の丸い色シールを貼ってみました。筆には7mmサイズを使ったので少し大きめの点になりましたが、まあまあ見れます。
それでも少しキラキラ感が少なく、多少寂しい感じですが、点の部分以外にペタペタとシールを貼っても、統一性がなくなるため、代わりにキラキラ系のアクリル絵の具で回りを少し塗ってみました（ほとんど分かりませんが、近づくと分かります）。
あとシャッダの部分も半円状にして貼ってみましたが、余り効果はなかったようです。

同じ構成で数枚同じような作品を作りましたが、同じような色でアクリル絵の具の緑の色が出ず、少し大変でした。また、絵を描いた後にメディウムでコーティングしましたが、塗り方が足らなかったせいか、天気が悪かったせいか、表面がかなりガサガサしてかなり書きにくかったです。

この作品なら毎年、１２月頃に使い回しができそうだなと思っています（(^^)）。