アラビア書道とその周辺

2010/04/14(水)13:18

アラブ音楽講座も楽しいです

アラブ(56)

横浜翠風荘でのお稽古ではアラビア書道もやっていますが、半分はアラブ文化講座的になっています。 今日は、以前にリクエストのあったアラブ音楽についての講義をすることにしました。 手持ちのCDから何がよさそうかなと探した結果、音楽に入れるのはちょっと問題あるかもしれませんが、外すことはできない、コーランの朗唱を流します。 「偉大なるコーラン」のCDからトルコのコーランのアーザーン(お祈り前の呼びかけ)を聞いてもらい、イスラム教のお祈りについて少し説明。 次に、ころっと変わって、ベリーダンスに使用する蠱惑的なビートを聞かせた音楽を流しながら、ベリーダンスの成り立ちをひとくさり。 更に、アラブの歌謡曲ということで、アラブ人では誰も知っているウンム・カルスームから、前奏だけで数分はかかってしまう長い曲の一部。 そして、日本人にも馴染みがある、レバノンの歌手ファイルーズから、アラビア書道のお手本にも使ったことがある、有名な詩人ハリール・ジブラーンの詩を歌った「アテニー・ナヤ・ワ・ガンニー(私に葦の笛をください、そして歌ってください)。 さらに、単に個人的好みで、日本人に”松田留美”という別名で非常に人気がある、レバノンの歌手、マジダ・ルーミー(単に音が似ているだけで彼女は生粋のレバノン人ですが)の出だしが日本の演歌と聞き違えるような曲。 そして最近のものとして、アルジェリアの男性歌手ハーレドのアップテンポの曲なんかを聞きながら、アラブ独特な音の曲調などを説明しました。 まあ、私もアラブ音楽の全く専門家ではありませんので最近の流行は分かりません。それでも昔のCDを引っ張り出して、いろいろ聞きながら、教材を作るのはなかなか楽しいことでした。 マジド・ルーミー

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