アラビア書道とその周辺

2010/11/01(月)10:30

カダイフ揚げとは?

旨いもの(265)

今日はカミさんと散歩も兼ねて、歩いて45分のところにある「梅の花」という和風レストランで食事です。 「梅の花」は全国展開している豆腐料理が有名な和食のレストランです。 今年は松茸が大豊作というので、松茸御飯が入った懐石料理のコースを注文することにしました。 そのメニューは、柿の白和え、名物とうふしゅうまい....など非常に上品で美味しそうなものが並んでいましたが、一品あまり聞き慣れないものが含まれていました。それは、”海老真丈(えびしんじょう)のカダイフ揚げ”という料理です。海老真丈はエビをすり身にした料理ですが、カダイフというのは聞いたことがありません。何か新しい揚げ物のようですが、カタカナで書いてあるのも少し怪しい感じがします。 運ばれた料理は、見た目は海老真丈の周りを栗のイガのように細い針状の揚げ物が覆っているというものでした。どこがカダイフか分からないので、料理を持ってきてくれた女性に聞いてみると、このイガイガの部分がカダイフということでした。更に、中東の料理によく使われるということ。全くの懐石料理の中に中東の食材名が出てくるとは思いませんでした。日本でも素麺を天ぷらの周りに、このようにありますので見た目はそれほど珍しくはありません。 後で調べてみると確かに中東のお菓子などで回りに針のような付いているものが有り、これをカダーファ(kadaafa)ということが分かりました。Wikipediaによると、クナーファという項目で、『クナーファ(アラビア語: kunaafah)は中東、バルカン半島の菓子。またはその菓子の材料となる、小麦粉で出来た細麺状の生地。クナーフェ、クナフェと表記する場合もある』となっています。 断食の後の食事にも出されるお菓子にも使われているとのことですが、味は別に中東風の香りもせず素麺の揚げたものと余り変わりはありませんでしたが、果たして何人の人が気が付いたでしょうか。 期待の松茸のほうはメニューに含まれている松茸御飯とそれとは別に注文した土瓶蒸しで味わいました。 カミさんは以前に食べたものより香りが少ないと言っていましたが、前回というと何と20年ぐらい前というので、かなりその感想は怪しいです。 期待が大きすぎたのと、味覚が変わったのではないかとコメントしておきましたが、という私も接待で10年前ぐらいに食べて以来なので、本来の味がどうだったのか、やはりかなり怪しい。 海老真丈のカダイフ揚げ

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る