2010/12/12(日)23:12
サザビーのオークション
最近いろいろスポットが当たっているカタールのドーハで12月16日にサザビーがオークションを開催します。
オークションに出される作品はHorouf(アラビア語で文字の意)”The art of word”と呼ばれる、アラビア文字をモチーフとした芸術作品ばかりです。
サザビーのホームページ(http://www.sothebys.com/app/paddleReg/paddlereg.do?dispatch=eventDetails&event_id=30292)を見ると出品作品全作品について、作者名、サイズ、参考価格などの情報が記載されています。
つらつらとその作品群を見てみると、グーフィー体の昔の古文書のようなものから、いわゆる現代アート作品までかなり幅広い分野にわたっています。
それぞれ参考価格が付いているのですが、安いものはUS$2000(約16万円)から、最高額はUS$90万ドル(7200万円)とこれまた幅広いです。最高価格が付いているのは、Ahmad Moustafa氏の作品です。かなり大きな作品で、2メートル?3メートルもあり、それ相応の壁があるところでないと買っても展示できません。もちろんこの参考価格なのでオークションが始まるとこれ以上の価格で落札される可能性があります。
伝統的なアラビア書道も何点か出されているし、かなり抽象度の高い、ひょっとしたら私でも書けそう的な作品もあります。更にオブジェやキスワ(メッカにあるカアバ神殿に掛けられている黒い布)の一部、米粒に文字が書かれたもの、コーランのミニアチュールなどもあります。共通しているのはアラビア文字をモチーフとしているということぐらいです。
今回本田先生の作品「Green Cosmos」が出品されています。参考価格はUS$2万~3万となっており、160万円~240万円程度とお買い得(?)です。
その他有名な作家としてフランスで活躍しているHassan Masoudi氏、カタールのAli Hassan氏、米国のMuhamed Zakariya氏の作品もあります。
サザビーのホームページ経由登録すれば、もちろんオークションに参加可能です。お金持ちの方はどうぞ。