アラビア書道とその周辺

2012/01/08(日)23:14

初詣は穴守稲荷へ

1月3日に初詣に行きました。 毎年新しい神社仏閣に行くことにしていたのですが、かみさんが今年は穴守稲荷にしようと提案。 ずいぶん渋いところを選んだなと言うと、新しい羽田空港が見たいという。 ちょっと動機は不純なれど初詣には違いありません。 京浜急行の空港線で穴守稲荷駅を下車。 駅のすぐ横に狐の石像があり、よだれかけのようなものを着せられています。お供え物も油揚げはもちろん、ミカンやお菓子など豊富です。 短い商店街を歩いてすぐのところに穴守稲荷神社があります。 神社系はいくつか行ったことはありますが、稲荷系(?)はありません。動物が守り神というのは余り他に例はありませんし。 正月3日というのにそれ程人は多くなく、それでも多分普段よりはかなり多いと思いますが、ゆっくりと参拝できました。 神社といえば赤い鳥居を奉納してあるのですが、数もそれ程多くなく、それをくぐると奥之宮があり、そこに「招福のお砂をお持ち下さい」とあります。そして柄杓のようなものがあって砂をすくっています。この砂を播く場所によって厄払いや招福の御利益があるということです。家内安全・商売繁盛のには玄関入口に播くと良いらしいです。 穴守稲荷は、もともとこのあたりが開墾された新田の場所であり、波風により、しばしば堤防に穴があき、海水が流れこんできたので、これを防ぐために建立されたのが始まり。つまり”穴を守る”ところから穴守という名前になったとか。 この稲荷はもとは現在の羽田空港内にありました。「敗戦と云う未曾有の大混乱の中、米軍による羽田空港拡張の為、従来の鎮座地(東京国際空港内)より四十八時間以内の強制退去を命ぜられた。同年九月、地元崇敬者有志による熱意の奉仕により境内地七百坪が寄進され、仮社殿を復興再建。現在地(大田区羽田五丁目2番)に遷座せり。」(穴守稲荷神社のHPより抜粋)とあり、戦後すぐに空港拡張のため、移動させられています。なかなか、波乱に富んだ経緯がありますが、もともと波風から田圃を守ことから、津波などにも霊験があるかもしれません。 祀られているのは豊受姫命(とようけひめのみこと)。「食物・穀物を司る女神である。後に、他の食物神の大気都比売(おほげつひめ)・保食神(うけもち)などと同様に、稲荷神(倉稲魂尊)(うがのみたま)と習合し、同一視されるようになった」とWikipediaにあります。ここで豊受姫命と稲荷神が結びついたことになります。 御利益は、「商売繁昌・家内安全・心願成就・病気平癒・交通安全・厄除・開運祈祷などに御神徳あらたか」ということでオールマイティーの神さまですので安心です。 駅前の石像「コンちゃん」 よだれかけのようなものは信者の方の制作物。何種類かあるそうで、ベルギーの小便小僧と同じように何種類かあるそうです。

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