アラビア書道とその周辺

2014/06/09(月)04:45

インド旅行 4日目 その2 Muqtar氏のお稽古教室はきれい

旅(338)

バンガロールではアラビア書道家のMuqtar氏に会うためで、彼のレッスン日が日曜日のだというので、スケジュールを急遽変更して来たもの。 早速お稽古場所に向かいます。 こ綺麗なビルの上にあり、おしゃれな机を並べて花なども飾られている。 ハワイ風のそよ風が吹いていてエアコンは不要。 生徒は十名程。11歳の女の子から66歳のおじいさんまで、いろいろな層の男女混成です。またこの日はたまたまハイデラバードで同氏に通信添削してもらっている2人の生徒も参加しています。 Muqtar氏はInsitute of Indo-Islamic art & Cultureという組織の校長です。とはいうものも規模はJACAの方が大きいかも。 彼はここで毎週日曜日10:30〜13:30まで書道家を教えています。授業料はタダ。初回に葦の筆、皮の下敷きも与えられる。これだけの場所なら結構賃料が高いだろうと聞いたところ、これもタダとのこと。実は彼にはスポンサーがおり、このビルのオーナーがタダで日曜日にこの場所を提供してくれているばかりでなく、彼に給与も支払っているとのこと。アラビア書道のファンということらしいですが、種々の開発プロジェクトを手がけている大手コントラクターとのこと。 実はこの教室のあるところは礼拝場と隣接していてミフラーブもあり壁には彼のアラビア書道も描かれている。 授業の進め方はトルコ方式です。まず、有名な文言「ラッビ ユアッスィル....」という文言をいきなりスルスで書かされ、そのあと、スルスのアルファベットを一字ずつ書く。そして2文字の連結、そして文章へと。 いきなりスルスからですから、ほとんどの生徒さんは真っ赤に添削されています。 彼は一人一人根気良く一字一字添削しています。 (添削中のMuqtar氏) ところがこの日は2社のインタビューが入っていました。聞いてないよという間もなくウルドゥー語放送局のインタビュアーが現れ、早口の聞き取りにくい英語でいろいろ質問してきます。そのあとまた別の地元テレビ局がやってきて同じような質問をしてきました。明朝私はバンガロールで最も有名なな日本人になっているかも。 ランチにはパニーニというお好み焼きのような食事も出て生徒も10人を超え、地べたですわってお稽古するものも現れ大盛況。どうも、日本から大書道家が来るという宣伝をMuqtar氏があちらこちらに流していたらしい。 (パニーニです。焼き立ては美味しかったと思いますがインタビューが入ってしまったので、冷えてしまった) (何かお稽古場所の入口に立て看がおいてあるなと思ったら) そんなこんなでお稽古時間は大幅に遅れ、2時半ごろに終了。後でわかったことですが、生徒さんの中にアバヤを付け顔を隠していた方がMuqtar氏の奥さんで、子供の生徒が彼の子供達だったということが判明。

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