アラビア書道とその周辺

2022/12/27(火)03:00

011結婚は愛の墓場などではありません。結婚してからどれだけの愛がもたらされたかが大切なのです。

アラビア書道(727)

لَيْسَ ؐالزَّوَاجُ مَقْبَرَةَ ؐالْحُبِّ ، فَكَمْ مِنْ حُبٍّ جَاءَ ثَمَرَةً لِلزَّوَاجِ ​ 原文の意味は「結婚は愛の墓場ではなく、愛のうちのどれだけの成果を結婚がもたらしたか?」 この文言はメイ・エリアス・ジアデ(1886~1941)という女性詩人の言葉であると「生きる知恵を授かるアラブのことばと絶景100」(学研)に書かれています。 もう少し調べてみると、彼女はナザレで生まれた後、レバノンのフランス修道院付属学校で学び、その後、家族とともにエジプトに移住した後、新聞や雑誌に投稿し、詩の発表を行っています。1912年以降ハリール・ジブラーンと文通を続け、彼の作品をエジプトに紹介しています。1921年には近代アラブ世界のもっと有名な文学サロンの一人になっています。フランス語ほかの言語にも精通し、エッセイスト、翻訳者としても活躍しました(Wikipediaより抜粋)。 日本では余り知られていない人物ですが、タハ・フセインなど多くの文学者にも影響を与えています。 ということでナスヒー書体で書いてみました。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る