うちの庭～私の居場所づくり

7月11日　土曜日。

ひめの友だち。何時でもいいよと言ったらじゃあ8時に行く！と言われたと言ってひめも少し呆れ顔。
どうせ早くから目が覚めてるからいいんだけどね。彼女の家はお父さんがいるからダメなんだって、と言われるとちょっともやもやする。
ひめに、お父さんに限ったことじゃなくて、平日働いて土日はおうちでゆっくりしたい人がいる。Wちゃんちはお母さんがおうちにいる人なのかな。だからお母さんがそういう言い方するのかもね、と言ってみる。そういう気遣い、教えられなかったなぁと思うから。

それはさておき、うら若き乙女が泊まるのだから部屋の小窓を塞がなければ。

もう20年以上前に母が縫ってくれたマタニティパジャマ。結局着なかったけど申し訳なくて？とってある。どうするつもりなのかと言われても困るけど、やたら布が使ってあってなんかできそうだとは思っていて。ただ捨てるのは忍びなくて。

嫌いではなくて一生懸命やってたのに家庭科と体育はダメだった。合わせても国語とか数学の1科目の評点にも満たなくて、実技科目の先生にはなめるなよみたいに言われて悔しかったっけ。
ダンボール一箱もあろうかという端切れやワゴンセールの生地の中からこれを選んでカーテンもどきに加工する。

着てないからなんだろう。シミもない。
私は大雑把だから縫い直しなんかしないし、チャチャっとできないと嫌だという母がとても丁寧に仕上げたんだなぁと思う。当社比ってやつで。

今の私より年上だったのにね。張り切ってたんだね、今更ながら思う。

綿100のブロード？で素肌には硬くてやっぱり着る気にはなれないけどせめて活躍の場を。

フリルまでつけてある。細かいところはほっといて、胸から下の広い部分を解く。きっちりと、驚くほど隙のないつくりで解くのも大変。

幸いちょうど窓を隠せるサイズが2枚とれて、ベッドの上でアイロンをかける。何年ぶりだろうかアイロンなんて。
意外とベッドをアイロン台にするってラクでよくない？と気持ちよくやってたら、冷感タイプの化繊のシーツがくっついてきたので驚いたけど、まぁかすり傷だろう。新しく切ったとこだけまつり縫いして完成。

正確には長方形ではないんだけど。真ん中にポケットがあるのもご愛嬌。なんか飾ろうかな。

ここまでで何時間もかかってしまって結局100均にも行けなかったから、洗濯バサミ。

母が見たら、結局着なかったんじゃない、こんなものにしちゃって、と言うかもしれない。こんなふうに残したのかと感慨に浸る人でもないし、私たちはそれを共有するような関係でもないから、母が来るときは片付けるかもしれないな。

2人は一日中リビングで、お昼も出前を取って。最近はテイクアウトって言うのか。
ずーっとずーっとテレビの画面に向かって2.5次元の何やかやを鑑賞。
何もできない💢‥と思ってたけど拗ねてても仕方ないので。

既読にもならないじゃない😤楽しそうで結構だわね、と思ってたらひめがコーヒーと手作りスコーンを乗せた小皿を持ってきてくれたり。
私は私のペースで楽しめた1日。

お泊り客が来て、自分たちは雑巾みたいなタオルばっかり使っててちょっと可愛いのや頂き物は前回の引越しから開けてないダンボールのまんま洗面所に積んであるのに気づいた。
そんなこんな、「とりあえずこれで」を順次解消していく楽しみがまだまだあると気づく。もっとゆっくりボチボチやろう。


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