|
カテゴリ:BL
キャラ文庫(徳間書店)
ボーイズラブ小説です。 「要人警護」シリーズは、「要人警護」「特命外交官」「駆け引きのルール」の3巻まで発行しています。雑誌「小説Chara」に掲載されています。 今回の話は、「特命外交官」の続きで舞台がアラブの「外交手段」と日本に帰ってきてからの話「駆け引きのルール」の2本です。 一応、タイトルは別ですが、話自体はつながっています。 警視庁勤務の立花美晴は、クールで美貌の凄腕SP。美晴がアラブの王族の青年外相の護衛の仕事についたのがはじまり。また、このとき同時に新人SPの教育係もまかされてしまう。その自信過剰な新人SPは、別れた元恋人♂の弟だった。別れた男によく似た弟、西條剛志に一目惚れされ、また、アラブの外相も美晴に・・・ こういう感じで始まったシリーズ、アラブでクーデターが起こり王族は皆殺し。唯一外国にいて難を逃れたアッジールは国王を名乗り、極秘で来日。このとき再度警護についたのが、美晴だった。さらに、国王が極秘帰国することになり、米英など各国の外交官が同行することになった。日本は正規の外交官を送らずに、立花美晴を外務省に出向させ「特命外交官」として派遣した・・・ 今回の本の帯 「SPの任務に欠かせない経験と勘と、年下の男ー」 思わず、3番目はちがうだろぉ~~~~~っとつっこみたくなります。 今回前半はアラブ編ですが、後半は日本が舞台。外相の警備についた美晴たち。そして爆弾テロが・・・・ しかし、この巻の状況では、西條はまだ美晴に片思い?中。おたがい立場を捨てることができないアッジールとの恋にやっとあきらめがついた所・・・です。 アッジール王もう出てこないのかなあ。 「最愛の者」でさえも、国王という立場から見捨てなければならない。恋よりも立場を選び、そしてその義務の重さをかみしめるという、BL小説としては、結構まれな?登場人物なので政権が安定したら、ぜひ日本を訪問してほしいです。そして、外相のSPの美晴との再会・・・というシチュレーションを期待してしまうのですけど・・・ 要人警護 ( 著者: 秋月こお | 出版社: 徳間書店 ) 特命外交官 要人警護2 ( 著者: 秋月こお | 出版社: 徳間書店 ) 駆け引きのルール 要人警護(3) 【本日の言葉】 p45 「そうだ。だからこうして、愛しい者を見殺しにする苦悩にも耐えている。私にはそうする義務がある以上、逃げるつもりはない。」 そのごく平静な口ぶりは、あの泣き姿とおなじ渾身の強がりであり、しかもこの人は断じてそれを押し通すのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.10.28 12:59:11
コメント(0) | コメントを書く
[BL] カテゴリの最新記事
|