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カテゴリ:小説
ハヤカワJA文庫(早川書房)
とうとうでました100巻目です。以前、決めてあると言っていた「豹頭王の花嫁」にはたどり着いていません。もっとも花嫁=試練…という場合もないわけではないですが、今回もあいかわらずルードの森です。 同時発売らしい「グイン・サーガ ハンドブック3」はまだ置いていませんでした。 グインは、あいかわらず記憶喪失状態です。しかし、さすが100巻も続くと、読者の方も記憶喪失気味になっており、いろいろな人が、グインに過去の行動について説明していくのを、そういうことがあったなあと思いながら読んでいます。 グインの知らないグインの生涯、それが語られることによって、ちょうど100巻目のストーリーの棚卸し?のような感じです。 それにしても、シルヴィアのことは思い出せないくせに、リンダやアルド・ナリス、マリウスには反応するというのが、パロ王家への関わりを感じさせます。しかし、イェライシャが、「義兄のマリウス」といったのが、すごく違和感感じました。うん、たしかにマリウスの妻(この場合妻だった…かな)オクタビアとシルヴィアが異母姉妹なので、マリウスは義兄なんですけど…でもね、歌う小鳥さんと豹頭の戦士で、小鳥さんが兄といってもねえ… 追記 通常版と限定カバー版の画像を追加しました。内容は同じですが、カバーが違います。 【本日の言葉】 p22 「きさまが立派であればあるほど、正義の味方であればあるほどーー俺はどんどん、追いつめられてゆき、どうしようもなくなりーーそうして結局、俺はきさまを前にしていつもあがいているばかりだった。だが、もうそんなつまらないことはしねえ。俺はばかだったんだ。俺は、腹が据わってなかった、俺が、肝っ玉が女子供みたいに小さかった馬鹿だった、それだけなんだ」「……」「もっとずっと早くにこうしてりゃよかったんだ」「グイン・サーガ100 豹頭王の試練」栗本薫(ハヤカワ文庫)から お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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