2005/10/10(月)14:20
「悪魔の皇子 闇のための詩歌」深草小夜子
「悪魔の皇子 闇のための詩歌」深草小夜子(角川ビーンズ文庫)
悪魔の皇子シリーズの4作目、短編集。
収録されているのは5編(The Beans掲載2編、書き下ろし3編)
○夜鳴鶯(ナイチンゲール)
アストロッドの側女が、皇太孫シェラバッハの暗殺を謀った殺された。
アストロッドへへの謀反の疑いが。アルサが暗殺を謀った訳は?
○泡沫の夢
ナシエラ姫の恋人、王騎士のヴィロッサは、本来なら王騎士になどなれない下級騎士の生まれだった・・・
○鋼の重み
ルシアとグイードが、英知の塔をめざし、船で航行中の出来事
○冬の呼び声
アストロッド(ナシエラの姿)とサマラが、シュロウ皇国の黒い騎士団に護送されるときの話
○夜を彷徨う者(ナイトウォーカー)
シェラバッハが花嫁に初めて会ったときの話
今回の表紙は、めずらしく?本来の姿のアストロッドとシェラバッハです。
次巻は本編だということですけど、彼の体はもうないのですよね。
もともと2巻で完結するはずだった話ということですけど、今後とううまくつなげていくのでしょうか。
【本日の言葉】
p110 「ーあなたが何者であるかは、あなた自身が知っている。そうでしょ、ルシア」『鋼の重み』より