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カテゴリ:1号
うう・・・もうダメだ・・・。
内診のせいでこんな痛い思いをするなんて・・・(まだ内診のせいだと思ってるし)。 ・・・ってことはアレか? 入院する月曜までこの痛みに耐えなきゃいけないのか? ・・・・・・・ 無理ですから!!(大汗) 土日丸々あるのに、こんな痛いんじゃご飯も食べられません! ああ・・・妊娠中色々つらいことはあったけど、最後の最後でまたこんなつらい目に会うなんて・・・(涙)。 そんな風に考えていると、テレパシー(?)が通じたのか、とうとう旦那が帰ってきました。 「わわわわ!!大丈夫?!どうしたの?!」 妙な格好でベットを転げまわる私を見て、思わず旦那が叫びます。 しかし何から説明したらいいのか分からず、貞子も真っ青の乱れ髪で「う~・・・あ~・・・」とうめくだけの私。 「とにかく病院。病院行った方がいいよ!今電話するから!陣痛でしょ、ソレ!」 慌てて電話に飛びつく旦那。 「ま・・・待って!まだ電話しないで!だって内診のせいで痛いんだもん。いちいち病院なんか行ってたらおかしいって!」 まだ言うか・・・。 「そう・・・そうだ、今さ、間隔見てみるよ。陣痛とやらなら間隔がある筈でしょ?そうしたら電話するからさ!」 ほんと往生際の悪いやつ・・・。 そこまでして私は「今、私は陣痛が起こっています。もうすぐ出産です」という事実を見たくなかったんでしょうか(汗)。 「絶対陣痛じゃないって」 ・・・4時43分 「だってさ、あの内診すごく痛かったからさ」 ・・・4時46分 「だからきっとそのせいだって。絶対そうだって」 ・・・4時50分 「それにさ、月曜に入院するんだよ?」 ・・・4時54分 「その前に入院なんてことになったらどうなっちゃうの?」 ・・・4時58分 「ねぇ・・・ホラ・・・陣痛じゃ・・・」 ・・・5時2分 「ない・・・よ・・・・・・」 ・・・5時5分 「・・・・・・・・・(汗)」 今も残っているこの陣痛メモ。 最初から4分間隔なので、相当前から陣痛が来ていたのでしょう。 よくもまぁ・・・気付けよ!って感じですよねぇ・・・。 「ごめん・・・やっぱ痛いから電話して・・・(汗)」 妙な敗北感に苛まれながら旦那に言うと、あたふたと病院に電話をしてくれました。 するとすぐに病院に来てくれとのこと。 「ええ・・・やっぱ病院行くのか・・・。なんでもなかったら恥ずかしいなぁ・・・」 ・・・・・・ 何とかしてください、こいつ。 4分間隔のメモを目の前にしてもまだ「陣痛じゃないよ、えへ」ってか?! 我ながら馬鹿すぎです、ホント・・・。 予め用意してあった入院用のバックを車に乗せ、いよいよ病院に向かうことになりました。 病院までは「最短で」20分。 ・・・そう、この病院。 直線距離はそんなにないくせに、道路が渋滞するせいで「最長で」1時間以上もかかる病院なんです・・・(汗)。 車に乗ると、座る態勢が陣痛を促すせいかすぐに痛みが増し、間隔も2,3分になりました。 助手席の窓の上にある持ち手(?)につかまりながら、ひ~ふ~と呼吸法をします。 「うう・・・やっぱ陣痛みたい・・・(やっと認めてるし)」 ひ~ふ~ひ~ふ~・・・・。 「ねぇ・・・まだ着かない・・・?」 これ以上ない!という程真剣な顔でハンドルを握る旦那は、何度も道を曲がります。 どうやら少しでも渋滞していない道を求めて、あちこち路地を抜けている様子。 やはりこの時間帯は「最長」コース確定のようです(涙)。 「うう・・・いだいよ・・・まだ・・・まだなの・・・」 病院にさえ行けば「無痛分娩」が受けられる。 麻酔をかけてもらってラクになれる・・・。 もはやそれだけが心の拠り所の私。 病院・・・病院にさえ行けば・・・!! 結局、2分間隔のまま1時間以上地獄のドライブを楽しみ、ようやく病院に辿り着きました。 後にも先にも病院がこれほど恋しく、愛しく感じた瞬間はありません(苦笑)。 ひ~ひ~ふ~ひ~ひ~ふ~・・・・。 これでやっとラクになれる。 この痛みともさようなら!だわ(歓喜)。 夜だったので裏口から病院に入り、受付に行きました。 「すみません、先ほど連絡しましたアマーリアです。陣痛は今2分間隔なんですが・・・」 「そうですか、じゃ、これとこれに記入して。あと体重計ってそこで待っててください」 受付に座る事務員は、こちらの痛みなんぞ知らんわ!と言わんばかりの実にそっけない態度。 くそ・・・こちとら死ぬほど痛いっていうのに・・・。 しかしまた体重計るのか・・・。 既に15キロ増の私としては、なるべく体重計には乗りたくないんだけど(汗)。 おっと、その前に大切なことについて聞いておかないとね。 「あの・・・実は今回の出産は無痛分娩を希望していたんですが」 「無理です」 ・・・・・・・・ あの~・・・・今何て? 何かとってもあっさりと最悪な事を言われたような気がするんですけど・・・? 「む・・・無理・・・?」 「そうです。無理です。無痛をされるなら、せめて昼までには入院していただかないと。夜は麻酔医がおりませんので」 ・・・・・・・・ これがアレですか? 普段から、我がままに自分の意見ばかり通してきた私に対する神様の愛の鞭ってやつですか? ・・・・・・・・ たまには旦那の意見も聞いとけば良かったよ~~!! せめてお昼過ぎに病院に来ていれば、もしかしたら無痛を受けられたかもしれないのに~~!! ・・・ってことはよ? この痛みはなくならないってことだよね? ず~っとこのまま。 産むまでこのまま。 のおおおぉぉぉぉぉぉぉっ!!! まさに天国から地獄。 病院にさえ来ればすべて解決だと思ってたのに・・・! 病院に着いた時の安堵感は一気に消え去り、後に残るのは不安と後悔と疲労だけ・・・。 続く・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年03月24日 22時37分41秒
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