洋画な日々。

2011/06/25(土)11:46

SUPER 8/スーパーエイト 観てきました(^_^)

洋画感想(1027)

■監督:J・J・エイブラムス ■製作:スティーブン・スピルバーグ、J・J・エイブラムス、ブライアン・バーク ■出演:ジョエル・コートニー、エル・ファニング、カイル・チャンドラー、ライリー・グリフィス、ライアン・リー 他 ■ストーリー イントロダクション 映画を愛する全ての人へ捧ぐ ━ 衝撃と感動の歴史的超大作! 映画の舞台は1979年のオハイオ州。スーパー8カメラで映画撮影をして遊んでいた6人の子供たちがトラックと貨物列車の衝突事故に遭遇する。脱線した貨車には「アメリカ空軍」の文字。 アメリカ政府は空軍施設・エリア51を閉鎖し、オハイオ州のある場所へ研究素材である“何か”を移送中だった。そして燃え上がる現場に残されたカメラには、事故の一部始終が撮影されていた…。 アメリカ政府が極秘に輸送していた“何か”とは? そして、その秘密を目撃してしまった少年たちの運命は? 監督・脚本は、「LOST」『クローバーフィールド/HAKAISHA』などで常に世界を驚かせているJ.J.エイブラムスが担当。J.J.自らオファーし、今回初タッグとなったスティーブン・スピルバーグがプロデューサーを務め、『E.T.』、『未知との遭遇』など70年代~80年代初頭の名作スピルバーグ映画にオマージュを捧げた作品になっている。 ※エリア51とは、アメリカ・ネバダ州に位置する空軍管理の広大な軍事施設。1947年に起きた未確認飛行物体墜落事故”ロズウェル事件”で回収された物品がそこに運び込まれ、極秘裏に研究が進められているという秘密の施設。 ※SUPER8とは、1965年にコダックが発売したカセット式のフィルム、及びその規格のカメラのこと。 あらすじ 世界の秘密を目撃した、あの夏 僕らは初めての「友達」だった 1979年夏、保安官の父と暮らす14歳の少年ジョーは、突然の事故で母親を亡くし、心に深い悲しみを抱えていた。 ある夜、親友チャールズの8ミリ映画を手伝うために、夜中にこっそり家を抜け出して仲間たちの所へ向かうジョー。仲間の中には密かに想いを寄せる アリスの姿もあった。 アリスが親に内緒で運転してきた車に乗り込み、駅に到着した6人の少年たち。列車の通過に合わせて撮影を始めると、突然、車が突っ込み大事故が発 生してしまう。あたり一面が炎に包まれ、轟音が鳴り響く中、取り残された8ミリカメラが写したものは貨物コンテナの中から強大な力で外へと出ようとする“何か”だった。 ほどなくして事故現場に到着した軍の回収部隊は、落ちていた8ミリフィルムの空箱を発見し、極秘情報が何者かに目撃されたと知り、大捜索を開始する。 現場から逃げ帰った少年たちは、絶対誰にも言わないことを約束するが、彼らの周りでは不可解な事件が起きはじめる。突然の停電、町中の犬が姿を消し、車のエンジンだけが消え、9人が行方不明。平穏な町の姿が変わり始めた。 一体何が起こっているのか?事故現場から持ち帰った白い謎のキューブが不思議な動きを始め、全てを目撃した少年たちは、真実を探しに行くことを決 断。そこには永遠に忘れられない未知との出逢いが待っていた。 感想。ネタバレ含む。 まぁまぁ面白かったけれど“衝撃と感動の歴史的超大作!”ってのは無いと思う(^_^;) 「70年代~80年代初頭の名作スピルバーグ映画にオマージュを捧げた」というコンセプトなのは分かるけれど、突っ込みどころが多すぎてなんというのかもう…ともかく、テーマが多彩過ぎるのが欠点になってるのか、非常に散漫な印象を受けた。 家族愛に思春期の青い恋愛、そしてエイリアンパニック、軍需機密(ていうかエリア51)、アクションetc.盛り込みすぎw 欲張ってあれもこれもと見せ場を作りたくてぶち込みすぎて、取り留めが無くなってしまってるんだね。 だから全てが浅い。 J.J.エイブラムスが「俺はこんなにもスピルバーグ作品を愛してるんだぜ!」とラブレター的に表現したかったのは分かる。 でもちょっと詰めすぎw 主人公ジョーの親子関係もアリスの親子関係も書き込みが浅くて、なんだかなーな印象。 エイリアンの孤独とジョーの孤独がシンクロした?って設定の割にジョーは友達にも恵まれてるし、本当の孤独じゃ無いと思うわ。思春期にあれだけ楽しい仲間が居るのは全然孤独じゃねーよ。 アメリカン的にはあれでも孤独なのかなぁ(¨;) むしろアリスの方がエイリアンとシンクロ出来そうな感じなんだけれど。やさぐれた父親を抱えてて苦労してるっぽいし。 アリスとエイリアンを仲良くさせれば良かったんじゃないかと思うが。 ジョーの父親は保安官代理って職なのに、父親のやさぐれ度合いだけでアリスを差別してるような感じにも違和感を覚えた。 正義感が満ち溢れてるぽい人物設定なのに、頭ごなしに「アリスの父親はろくでなしだから、アリスとも付き合うな」とジョーに命令するのがおかしい。ジョーの撮影仲間達とも付き合うな的な発言をしてもっとマシな友達を作るためにサマーキャンプ?に参加するように命令するのもおかしいよねぇ。 その後に取ってる行動とはちぐはぐで、人物設定いい加減~という印象を受けた。 見せ場であるはずの、保安官代理の息子ジョーとエイリアンとの心の交流シーン。 なんか取って付けたような感じで、しかも前置きとか全然無くて、全く感動が無いのですがwナニコレw ああ、そうか。 あくまでオマージュだから、そこまで拘る必要も無いって事か。 スピルバーグ好きなら、言わなくても分かるだろ的な。 いや、でもね。 お客さんには「スピルバーグ?あんまりしらなーい。ET?USJのあれ?宇宙戦争?何だっけ?グーニーズってお菓子?スタンドバイミー?歌だけなんとなく」って人もいるんだから、やっぱそこんとこは丁寧に描こうよ(__;) というわけで、70年代~80年代初頭の名作スピルバーグ映画にオマージュを捧げた作品であると理解して鑑賞される方にはお勧めしますが、その辺が疎くてただ単に予告編だけで興味を持たれて観ようかな?って思った人には余りオススメできないかも知れません。あれと本編とは印象が全然違うし。 好き嫌いとか、かなりハッキリすると思います。 最後に突っ込んで良いですか。 エリア51でずっと拷問とか受けて飼われていた可哀想なエイリアン君。 ラストで見せたそんなパワーがあるのなら、とっくにエリア51にある軍事用の機器類を奪って宇宙船を修復して逃げられたと思われる…。

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