グランド・クロス　シード・オブ・ディストラクション

グランド・クロス シード・オブ・ディストラクション ■監督：ポール・ジラー ■出演：ジェームズ・モリソン、ステファニー・フォン・フェッテン、エイドリアン・パスダー、ジェス・モス、ルイーザ・ド・オリベイラ、デビッド・リッチモンド・ペック ■ストーリー が目覚めた時、世界は滅びる アメリカ、ネバダ州で謎の巨大植物が猛烈なスピードで繁殖するという異常事態が発生。その古代植物はエデンの園に生えていたとされ、あらゆる不純物を浄化し、同時に人類に終末をもたらす“滅びの種子”だった。軍の攻撃も空しく、アメリカは瞬く間に巨大植物に覆われてゆく。植物学者のジョスリンは、研究を共にしていたフレーム博士が《エデンの種子》を蘇らせた事を知り、その研究所へ向かう。そこには博士が復活させたエデンの園と、人類を救う最後の希望があった。 感想。 “グランド・クロス”出てこないやーんヽ(`Д´ﾒ)ﾉ ﾌﾟﾝｽｶ！ 原題は“SEEDS OF DESTRUCTION”。うん、グランド・クロス付いてないｗ 相変わらずアルバトロスは余計な邦題つけやがる(；´Д｀) どうやらアルバトロスお得意の「勝手に違う作品シリーズ化」ネタらしい。「グランド・クロス」って付けられた作品が他に２本あった。もちろん全ての原題にグランド・クロスは付いてないｗ そのうちの１本は以前に感想書いてました。 さて、この作品は古代植物を蘇らせたら大繁殖して手に負えなくなったよどうしようって内容でした。ぱっとしないので、Ｂ級パニック好きさんも余り楽しめないかなと(´д｀) 冒頭は植物研究施設で何かの実験をしている胡散臭い老学者フレーム博士のシーン。彼の手がけている植物は「空気中のあらゆる不純物を瞬時に浄化する」というすんばらしい植物です。でも地面から妙な蔓がうにょうにょΣ(￣ロ￣lll)なんかありそうな感じ。 場面は変わり、ネバダ州ラブロックのケンブル鉱山。有害物質の不法投棄を監視しようと意気込んでいるケイトとジョーという若い男女が隠れています。環境保護主義だかなんだか、そういう人種です(´・ω・｀)要するに熱くなって暴走してるアレになりかけの若者。女の子のケイトの方がやる気満々でビデオカメラ回してます。 誰か来たので撮影開始。カイルという男が黒服姿の男と接触し、何かの取り引きを始めました。カイルは「実演する」と言って葉っぱを一枚取り出します。自分の手のひらを傷つけ、そして葉っぱを押しつけるとアーラ不思議!!(;ﾟﾛﾟﾉ)ﾉ傷が治ってました。 そう、その葉っぱは冒頭のあの植物ですね。黒服男は種子を要求します。カイルは持ってこようと車に戻るが、黒服男の仲間がケイト＆ジョーを発見して、カイルの仲間と勘違い。話が違うとカイルは取り押さえられ、撃たれて死亡。その時に瓶に入った種子を落とし、瓶が割れて種子は地面へ落下。 ケイト＆ジョーは銃で撃たれまくられ、慌てて自動車で逃げようとします。 落ちた種子から見る見る蔓が伸びて、地揺れが起きて、そして地面から巨大な蔓がうにょうにょうにょうにょ〜工エｴェｪ(´д｀)ｪェｴエ工 吃驚仰天の2人は撮影しながらダッシュで逃亡。黒服男は巨大蔓にやられちゃいました。 ケイト＆ジョーは自動車で逃げる逃げるぅ〜でもどんどん蔓が伸びて追ってくる。どんだけやねん(；´Д｀)そしてそれでも助手席で撮影し続けるケイト。余裕じゃないかｗ 植物研究施設でフレーム博士の助手ノエルが早くもニュースになってる巨大蔓うにょうにょ大繁殖中の映像をフレーム博士に見せます。「種子が１つ消えてます。カイルも居ない」「なんて事だ(゜ロ゜)種子は非制御環境下に晒すには不完全だ」と会話。やっぱ怪しい実験してたのか、このじーさん('A`)不完全って、これ不完全ってレベルじゃねーだろ… 一方、とある古代植物発掘現場に乗り込んできた自動車に憤慨してる女性学者のスタイン博士。植物遺物の専門家です。 降りてきた黒服男２人（ジャック捜査官ともう1人名前忘れた）に政府の依頼で来るように命令されて渋々車に乗り込みました。車内でフレーム博士とカイルのデータを見せます。「フレーム博士とは３年前に会ったきり。彼に雇われてトルコで種子の採掘をしたわ。エデンの園の種子よ。死海文書で新たに発見された云々〜。私は現場で壷を発掘したの。でも１週間後に彼から資金を失ったと連絡が入った。壷の中身は陶器の欠片だったと言われたわ」と答えるスタイン博士。 なんという分かり易い嘘に騙されるんだおねーさん(-∀-) スタイン博士曰く、フレーム博士は世捨て人みたいな感じで、種子発掘の目的は“エデンの再生”だったそうですｗそれは世捨て人過ぎるな、色んな意味で(´ゝ｀) ケイト＆ジョーは相変わらず増殖しまくってる蔓から逃げるぅ〜蔓はどっかんどっかんと人々を襲う〜。 そしてスタイン博士達はネバダ州カーソンシティにあるSCOPE西地区本部へ。SCOPEとは、現代科学の領域（SCOPE）を超えた脅威を捜査する機関らしい。 管制室みたいな所に入り、色々やってます。巨大な根っこっていうか蔓っていうかそれは時速48キロで成長し続けているのを衛星で確認。 指揮官のウィルソンは「フレーム博士は先史時代の種子でエデンを再生し、地球を浄化するという馬鹿げた実験をしていた。カイルは種子を売ろうとしていた」と述べます。そしてスタイン博士に何故フレーム博士は君を騙したのか？心辺りはないか？と訊きますが、分からないわと答えます。フレーム博士の居場所も不明。ウィルソン偉そうで嫌い(；´Д｀)そしてなんていうか、「あ、こいつ最後に死ぬな」臭がプンプンしますｗ その頃ケイト＆ジョーは撮影したビデオ映像から自動車の所有者を割り出すためにそういうのに詳しい知り合いスピットの家へ。蔓が迫る中、ギリギリ割り出しに成功して３人で逃げようとしますが、スピットは飼い猫を捕りに戻って死亡(´・ω・｀) Ｂ級映画って、何の罪もない協力者が死んじゃう率高すぎ。 蔓だか根っこだかの植物（うん、植物にしよう）は市街地に迫ってますΣ(´Д｀lll) スタイン博士は「細根にダメージを与えれば止められるかも」と思いつきます。空爆しようかとSCOPEの人が言いますが、根が回復すれば更に急成長する恐れがあるとスタイン博士は反対します。でも言うこときかないよね〜こういう流れってね〜軍や政府はさくっと空爆しちゃうよね(ノД`) そして空爆。一瞬成功するけれど、植物更に激しく成長Σ(｀Д´　)あっというまにあり得んサイズに復活して戦闘機全部植物に衝突して墜落。 なんという分かり易いオチｗ 植物は爆発的な勢いで増殖し、カーソンシティにまで迫ってきたのでSCOPEの皆さん避難。 ケイト＆ジョーは割り出した「アラムート産業」という会社へ。そこは鉄柵に囲まれた広い森でした。鉄柵を乗り越えているときに植物が迫ってくるぅ〜ヤバイヤバイ早く乗り越えて〜！って焦ってると、何故か植物が柵の中まで入ってこないので助かった2人。そんなこんなを監視カメラがしっかりと捉えてました(´･ω･`;) カメラで見てたフレーム博士は「攻撃的な植物がこの庭園を迂回した」ノエル「でも広がっています」博士「代謝こうしん状態だ。細胞分裂の速度を抑える方法が分かれば制御出来る。私が研究する間、敷地内に誰も入れるな。この庭園は国内で唯一の安全な場所になる」 なんかよく分からないけれど、この庭園の何かが暴走状態の植物を防いでいるわけですね。うん、よくわからんｗ 場所を移動したSCOPEとスタイン博士ももれなくアラムート産業を発見。何故発見したかというと、そこだけ植物が避けているから怪しいなとｗそれでジャック捜査官とスタイン博士はヘリでそこへ。ウィルソン達は更に別の場所へ。 何故ジャックがスタイン博士に協力する事になったかというと、ウィルソンが彼に「我々が捜査員を送り込んでカイルと取り引きをした。あの種子は危険だ。何としても確保する必要があった」と暴露したからです。 要するにカイルに大金ちらつかせて、フレーム博士の管理下にあれば安全だった種子を持ち出させ、取り引きの最中に“環境保護”とかいう大義名分で何の権限も無い学生のケイト＆ジョーがたまたま有害物質不法投棄現場を押さえようと鉱山にいたせいで取り引きが失敗し、利用されただけのカイルは可哀想に種子を落としちゃって、種子発芽。 運悪く“有害物質大量廃棄”されていた場所だったので、その有害物質のせいで“浄化する作用を持つ”種子が張り切りまくって大暴走しちゃったわけですね(´Д｀ι) つまり持ち出さなくて良い物を持ち出させたSCOPE上層部と現場をきちんとチェックしておかなかったSCOPE現場組のせいだとｗプロがあんなにわかりやすい場所で「自動車止めて」ビデオカメラを回してた大学生に気付かないってアホ過ぎるじゃんｗｗｗ その後は文字数の関係で省略しますが、庭園内でケイト＆ジョーとスタイン博士＆ジャック捜査官が遭遇し、色々あってスタイン博士がフレーム博士の研究所の設備を使って成長を止める抗毒素を割り出して抽出、鉱山へ向かいます。それでスタイン博士が主根に酵素毒注入。 しかしフレーム博士が土壇場で主根を休眠させて研究するんだと妄言全開ｗｗｗ 汚染環境下で正常に育つように制御出来れば、全てを浄化できる。汚れのない新しい地球を作れると演説ｗ いやいやいや…そんな美しい地球は確かに理想だけれど、現実問題文明社会でそれは今のところ不可能だろう(；´Д｀)だってエネルギーって今のところ、所謂有害物質で賄ってるんだし。それにこんな脅威の植物を制御出来るわけが無いわ。また似たような事故がおこりそう。 スタイン博士は、フレーム博士の手にしてたでっかい注射器（抗体入り）をフレーム博士にぶっ刺し、大怪我してるジャックを連れて逃げる〜持ってきた大量の酸素ボンベと爆弾使って間一髪爆破成功。 大怪我負ってるジャックに、外に居たケイト＆ジョーが駆け寄り、ジョーはさっと冒頭でもカイルが実演していた浄化してくれる葉っぱを数枚取り出しました。 これは庭園内でガードマンに撃たれたジョーがすっ転んだときに葉っぱが偶然傷口に張り付いて、傷を治癒してくれたので、これは凄いと数枚引きちぎって持ち出してたのですね。 それでジャックの傷口に張り付けると傷口あっというまに塞がるしｗｗｗ あ、ウィルソン達は勿論植物にやられてご臨終です(-人-)ﾅｰﾑｰ... 一件落着後、フレーム博士の研究所でスタイン博士が残った数個の種子を遺伝子組み換えし、２人で外に撒きました。 あっというまに緑が広がり、枯れた暴走植物に根付いて花が咲き、あちこちでのこったままの暴走植物が緑と花に染まってしまいました。 い・・・一件落着？ぇえ?(ﾟДﾟ≡ﾟДﾟ)? だっていくら遺伝子組み換えしたって「古代植物を蘇らせてはいけない」って言ってたのスタイン博士だし、そもそも現代の植物にとっては脅威の外来種になるんだし、そもそもそんなおっそろしいスピードで繁殖して花まで咲いちゃう植物だったら、あっというまにアメリカ大陸緑に埋もれるだろｱﾜﾜ ヽ(´Д｀;≡;´Д｀)丿 ｱﾜﾜ 怪我を治癒させる程の浄化パワーがあるからといって、安易に増殖させるのはいかがなもんかと…うん。そんな満足げな顔で二人で立ってるなよ…うん。