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テーマ:最近観た映画。(40649)
カテゴリ:洋画感想
■監督:ゴア・ヴァービンスキー ■出演:ジョニー・デップ/トント アーミー・ハマー/ローン・レンジャー(ジョン・リード) トム・ウィルキンソン/レイサム・コール ウィリアム・フィクトナー/ブッチ・キャヴェンディッシュ バリー・ペッパー/キャプテン・フラー ヘレナ・ボナム=カーター/レッド・ハリントン ジェームズ・バッジ・デール/ダン・リード ルース・ウィルソン/レベッカ・リード ■ストーリー 解説 正義に燃えるヒーロー”ローン・レンジャー”と、復讐に燃える戦士”トント”ー何もかも正反対なふたりが、聖なる力に導かれ巨悪に立ち向かう。ハリウッド史上もっとも不釣合いなヒーロー×ヒーローが大暴れする空前のアクション・アドベンチャー!ジョニーが挑むのは、復讐に燃える”悪霊ハンター”のトント。ジョニーの真骨頂とも言える奇抜なメイクで、スピリチュアルな力を持つミステリアスな戦士を演じている。トントが死の淵から蘇らせた正義のヒーロー、ローン・レンジャー役に、「ソーシャル・ネットワーク」、「J.エドガー」など大作出演が相次ぐハリウッド期待のホープ、アーミー・ハマー。義足に銃を仕込んだ勝気な女性レッドを、『英国王のスピーチ』、『レ・ミゼラブル』のヘレナ・ボナム=カーターが演じる。 あらすじ 西部開拓時代のアメリカ。正義感あふれる郡検事のジョン・リードは、勇敢なテキサス・レンジャーの兄ダンを無法者一味に殺され、自らも凶弾に倒れて生死をさまよう。そんな彼の前に現われたのは、ネイティブ・アメリカンの男、トント。少年時代の忌まわしい事件のために復讐に燃える悪霊ハンターだった。トントは、その聖なる力でジョンを甦らせると、それぞれが求める復讐と正義のため手を組むことに。そしてジョンは敵を欺くべく兄の形見をマスクにして、素顔を隠したヒーロー“ローン・レンジャー”となる。こうして共通の敵=極悪非道な無法者ブッチ・キャヴェンディッシュを追って旅に出た2人だったが…。 感想。 アメリカでは有名な作品のリメイクになるらしいけれども…うーん('~`;)可もなく不可もなく。 ラストの機関車アクションは凄く良かったです!テンポいいし構成が秀逸。 でも正直、面白い(*´д`)と思えたのはそこくらいかもしれないwww 何て言うんだろう?悪くは無いんだけれども「もう一度観たい」「続きが観たい」と思うまで面白くは無いかな。 ちょっとドン引きしたのは、ディズニー作品のくせに大量殺戮をあからさまにやりすぎている所。 子供にはかなり刺激が強すぎるので、多分これはディズニー配給だけれどもある程度年齢層を高く設定してあると思います。 特にアメリカ先住民がじゃんじゃん殺されていきます(´・ω・`)まぁ実際にこれでもかってほど殺されたんですけれどね。それを皮肉ってるのか自虐なのかと。 だからジョニー・デップ&ディズニーだという理由だけで、繊細なお子様にみせると怖がられるかもしれない。私が子供の時なら確実にトラウマレベルですわ(;´Д`)凄い恐がりだったからw 今までのオリジナルであるラジオドラマや数本の映像作品を観てないので知らないのですが、今回のこの作品は郡検事のジョン・リードがマスクを被り白馬シルバー号にまたがって活躍する(んだよね?知らないけれどもw)“ローン・レンジャー”になるまでのストーリーです。 アメコミのヒーロー物における「誕生秘話」みたいなものでしょうかね。 「暴力ではなく理性的に法によって悪人を裁く」ことを理念としていた正義感の強い(悪く言えばマニュアル人間な)検事のジョン・リードが、その綺麗事だけでは悪人を倒すことは出来ない事を理解するまでの挫折や紆余曲折が描かれてます。 兄や兄の仲間を殺され、愛する人を連れ去られ、ジョンは必死で悪を追いかけます。 いつまでもしつこく「裁判で悪を裁く〜」とか言ってるジョンに、本当の意味での戦い方というのか戦う意義を理解させるという立ち位置にあるのが、先住民のトントですね。 全てが真逆の2人が反発しあい…っていうより堅物のジョンがひたすら苛々させる行動を取りまくりでストーリーが流れていくので中弛みというかいい加減に苛々きちゃう場面もあります(-∀-)それでもギリギリでお互いを見捨てないところがやっぱ2人とも悪人にはなれないタイプなのかね。 トントもただの変なおじさんかと思いきや、物凄く悲しい過去を背負った先住民でした。 彼はその悲しみの呪縛に囚われているのですね。少年時代の浅はかな自分の行動がとんでも無い悲劇を巻き起こす事になってしまい、その復讐というのか自らの後始末をつける為に20数年間?準備をし続けてきたわけですね。 少年時代のトントの心境を思うとあまりに悲しすぎる(´;ω;`) 全体的にジョニー・デップらしい演技だという印象でした。真面目な役からこんなキワモノまで出来るところが素敵だわ。 ヒロインであるジョンの兄嫁レベッカが、何故ジョンではなく兄を選んだのかも不明。 その辺は時代背景的なものがあるのかな?兄も妻が弟を好きな事を知っていたんだよね。 でもジョンはこの田舎町でひっそり暮らすことではなく検事になるという目標のために愛より夢を選んだと言うところかな。 開拓時代、西部の開拓された田舎町で生きていくには女1人では無理だから仕方なく兄と結婚したんだろうか。兄は兄で、心が弟にある女性でも、でもそれでも良いから愛してるから彼女と結婚したんだろうか。 細かい事情は不明だけれども、開拓時代の女性は逞しい。それは感じましたw ラストで下手になし崩しに寄りを戻さなかったので、それは好感が持てました(*´ー`) 機関車アクションの最後に一度だけキスをしていたけれど、お互いそれだけで割り切ってるというかね。兄の気持ちや息子の気持ちも尊重していて、良いと思います。 そういうわけで面白い設定なんですが、なんだろう…非常に個人的な趣味の問題なのか私はいまいち嵌らなかった(´ゝ`)何故だ。 続編が出ても多分観るとしたら、レンタルかな〜。 相変わらずヘレナ・ボナム=カーターは、中世的なドレスが似合いますねwこのひとはこればっかりですねwww もうどこの作品にも、ちょっと斜に構えた薄暗い稼業の女主人的なキャラで出まくりですわ。 キャラ立ち過ぎてて、出た瞬間に「あっΣ(´∀`;)またかよ」と思っちゃいますww 音楽は、とてもセンスが良かったです。ウィリアム・テル序曲がローン・レンジャーのテーマソングなんですね。 良いアレンジをしていて、音楽は印象に残りました。 あっ、ちゃんと印象に残ってるものがあったじゃん(=゚ω゚)ノ音楽とシーンのバランスは◎。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.01.26 11:14:04
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