徒然日記

2009/05/05(火)06:06

映画「象の背中」を観て

映画(76)

ドラマ 主人公がガンによる余命半年の宣告を受けることをきっかけに、延命措置を取らず、会いたい人に会い臨終を迎えていくストーリーです。 物語全体が暗くならず、清潔感がありすんなりと受け入れられるように作られています。私はそれが却って現実感が無いと感じました。 まず、この手の話は延命治療を受けない話が多いのですが、実際は多くの人が延命治療を希望するらしいのです。実際死を目の前にした人間は生きたいと強く願うそうです。 またもっと主人公がボロボロになっても良いと思うのです。「死が怖い」といいながらも淡々と覚悟を決めているように見えます。実際ほとんどの人がもっとだらしなくなる筈です。 家族も苦労や不幸でまとまることは良く分かりますが、妻が旦那の不貞が分かった段階で取り乱しても良いと思うのです。男の勝手な良妻賢母を描いているように感じました。 料理で例えるなら作る過程や、後片付けのない美味しいところだけを映した作品で共感できません。 原作も秋元康で余り好きでないからなあ。 50点

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