2011/06/07(火)22:04
民主党の政治2
鳩山のまずかったのは性格が優しすぎるところです。あらゆるところで真摯に答え、皆にいい顔をし、よい答えを出してしまうのでちぐはぐになっていました。マスコミのインタビューも断ったのも見たことがありません。結果ぶれてしまい、アメリカに脅され普天間問題ににっちもさっちもいかなくなったのでしょう。
誠実だし学者タイプでしょう。
菅も近いしいことが言えます。菅は鳩山、小澤に比べ実績を上げていいます。沖縄の密約があったと発表できたのも民主党政治になったおかげです。歴代の外務大臣や総理大臣は無かったと主張していました。
浜岡原発をとめたのも民主党でなかったら難しかったでしょう。利権が多く絡み、自民党では反対勢力で実現できなかったと思います。
菅がまずかったというより、政治力が無かったというよりも私は鳩山、小澤政治の問題の後を継げる人はまずいないと思っていました。普天間の問題は余りにも重過ぎます。そして乱しすぎました。
菅は頭のいい人だと思いますが、根回しが弱いです。それが市民運動化出身の良いところでもあり、弱いところでもあるのでしょう。したたかさも足りません。
例えば電力を作るのと売るのを別会社にしようとする行為は大変評価されるべきです。しかし、そこに既得権益のある人に意見さえも消されてしまい、菅の総理大臣のポストもなくなってしまいそうです。経団連の連中や古い政治家など同じ人の羅列になりますがこれらの人にとっては心地よい話ではありません。
大人気だった小泉総理が首相を降りた後「国民はバカだ」と講演会でいいました。私も申し訳ないけれどそう思います。かなり過激な意見のようですが、政治家の本音の共通認識です。
大震災後の買占めでもそうですが、すごく流されやすいのです。また残念なことに真実の情報は我々国民には届いていません。だから、鳩山元首相や菅首相が本当に能力があるのか無いの本当のところかはなかなか分からないところです。
私は民主党政治になってよかった部分もあったと思います。膿が見えた部分もありました。
また小賢しい政治家団体の自民党になってうまく情報をコントロールされ知らない間に借金が増えていくのはもう嫌です。国会で色々やれといっていますが、あればすべて税金です。
菅の敗因はマスコミなど味方に付けられず、支持率が低いまま運営したのが問題です。支持率は大きいです。真実を言っても信用さえなくなってしまうからです。
それではどのような総理大臣がいいのでしょうか。今までの鳩山、菅のようなきれいごとをいう真面目な政治家では首相はなかなか難しいということです。したたかでないとやれないし、根回しが出来ないと永田町でやっていけないでしょう。曖昧な表現は質問を突っ込まれたときに逃げるためでしょうが、それではぶれるし、イニシアチブは取れません。そしてしたたかで、根回しが余りにも得意だと国民からの受けがあまり良くないのです。小沢が典型的な例でしょう。そうなると、亀井?ただ、あの容姿なので・・・。政治家に容姿は実はとても重要です。岡田になっても同じことの繰り返しだと思います。癌は鳩山、小澤政治のまずさです。この後を継げる民主党の政治家はいないでしょう。
傷を隠すのが上手な自民党が妥当な気がしますが、個人的にはそれだけは避けて欲しいものです。
自分達のことは棚に上げて、民主党を批判する精神が信じられません。そもそも借金、原発に賛成し続けていたのも時の政府ですよ!
もうそうした政治は十分です!