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カテゴリ:映画批評
「ファーザー」
この映画を観る気になるのに、数ヶ月を要した。 事前に「認知症のじいさんのお話」という情報は持ってはいたが、いざ観てみると観客も認知症になったような気にさせられる映画だった。 ただ、老いは怖いというイメージを植え付ける映画ではなかった。それは足腰がしっかりしていて、ある意味で"英国紳士"が染み付いているおじいさんに多少の威圧感は感じても、恐怖を抱くことはなかったからかも。 正直に言うと、うちの両親よりマシかも、、、なんて思ってしまう。ゴメン。。 そんな雑念(?)を排除してこの映画を観るには、私にはやはり時間が必要だった。 何より驚かされたのは、アンソニーおじいちゃんの視点で絵かがれた映画なので、登場人物が入れ替わって同じシーンが繰り返されたり、時系列が無茶苦茶だったりと、観客を混乱させる所だ。それが気持ち悪いものから、最後は落ち着くところに落ち着くと行った感じだった。 映画作品としての出来栄えは素晴らしいものだし、主役の親子の演技にケチのつけようがなかった。 ただ、このお話を映画にして観客に見せる意味が最後まで私には分からなかった。 多分、忘れることができないシーンが中盤にある。認知症の父を抱えた娘が夜間に父親の寝室に行って、そっと首を絞めるシーン。。誰かの想像か夢であって欲しい。 評価なんておこがましいし、今のところ採点不能としておきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.02.05 14:48:21
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