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カテゴリ:映画批評
「星の子」
本作は2020年公開作品だが、"信仰2世"を取り上げた今村夏子の原作は2017年発刊だ。 ある意味、今が"旬"な題材。 子供(芦田愛菜)の病気を治したい一心で"怪しい宗教"にのめり込む両親、その"罠"からせめて子供達だけでも逃れさせようとしている母の兄家族、そして複雑な思いを持って両親と接する娘たち。 冒頭の自宅シーンから子供達が大きくなって住んでいる部屋のシーン、、、明らかにボロ屋になっている。宗教の"食い物"になってしまった一家が悲しい。 「こちらあみ子」で衝撃的なデビューを果たす今村夏子には興味津々だ。 昨日、この映画を観る前に古本屋で「星の子」と「あひる」をそれぞれ80円でゲット。 本当は「こちらあみ子」が欲しかったが、古本屋には無かった。。どうする。。単行本を本屋で買うか、、 なんと言っても芦田さんの感情を抑え、時々耐えられなくて爆発する演技は圧巻。 お医者さんになっても女優は続けていただきたいものだ。 同じような題材を映画化した「愛のむきだし」とは全く異なるアプローチだが、原作が優れている分、本作の方がリアルで悲しい。 結局、"家族"という呪縛から解き放たれることはないであろう娘のこれからの人生を考えると暗い気持ちにならざるを得ないが、別にそれが"宗教"でなくても縛る"道具"は人生にはいっぱいある。 つくづく人間は難しい生き物だ。 評点:77点 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.08.03 16:38:20
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