占星学と人生の詩と

2004/12/08(水)20:40

「子育て占星学」7

3.子育て占星学(42)

当地は夜来の雨が上がって、爽やかな秋晴れになりそうです。 静岡地方の大雨で新幹線は5時間半の遅れが出たとか、今年の秋は本当に天変地異が多かったですね。 このところぶっ倒れたり、大阪に行ったりと、バタバタしていますが、今日はすっきり体調もよく、一日しっかりパソコンに向かって集中していきます! また、のちほど???。 子育て占星学の続編です。  攻撃本能の十大主星の陰陽である牽牛星と車騎星のお話です。  この星たちは我が家の子供達は全員持っています。攻撃性やプライドや名誉に対する意識は強い方だと、育てている過程には感じてきました。 私にはこの攻撃性を表す金性がありません。こういう場合、母親がおっとりに対し子供はしゃきしゃきしているし、上の3人は男の子同士でしたから激しい喧嘩も繰り広げられました。 でもまあ、これだけ車騎星や牽牛星が多いのだから無理もないと思ってましたのでその激しさも全く苦になりませんでした。それに私が攻撃的でないので私とぶつかることもありません。 ですから割に平和な日常でした。むしろ食べ物であれ、成績表の結果であれ、バレンタインデーのチョコの数であれ、常に競争でしたからそれはお互いに切磋琢磨して育ったのではないか、と思います。 今でも思い出すのは3番目の息子が小さい頃、おやつの競争にはなかなか兄貴には勝てないので、両手にお菓子を握り締めて、口の中は詰め込みついには咳き込む、という事態がよく起こりました。 銘々のお皿に分けても、情け容赦ない世界でしたからちょっとボケっとしてようものなら、自分のお皿には何も残ってない、という日々でした。 この息子3の持つ車騎星のお話です。 彼は日干が「戊土」で「甲木」から車騎星が生まれます。 甲木は純粋で真っ直ぐ、直進は得意ですがバックができません。押したり引いたりという駆け引きも器用ではないのです。 そういう甲木から攻撃本能が生まれたらどうなるでしょうか? そうです。直進あるのみなのです。 彼は幼稚園の時代からそういう攻撃性がありました。 正義感も強い子でしたから兄達の喧嘩のジャッジもよく勤めていました。彼が「悪」だと判断した兄をとことん追及糾弾。正直ですから裏取引なんて苦手でしょうし、そんな感じですから学校では安心できる子供でした。 つまり先生の受けがいいのです。友人にも信頼されました。 でも生きていくってある意味「直情」だけでは危険です。 押したり引いたりもできる方がいいわけです。それで中学生ぐらいのときに一度ポキンとその甲木が折れるような事態が起きました。 それは本人は辛かったでしょう。「正義だ」と直進しても通じない世界もあることを知らされたのです。それは親の私達も学校の先生もどうしてやることもできませんでした。 つらくとも自分で乗り越えるしかなく、結局時間が解決していくのを待ちました。 今、そのときの教訓で彼も少し変わりました。勿論、今も策士ではありませんが、起こるべき事態を読もうとするようになっています。 そして無意味な攻撃より司禄星を生かして用意を周到にすることが自分には先決であることを自覚したかのようです。 あの経験から少々のことでは挫けない負けじ魂もしっかり身に着きました。 明日は策士の息子2の牽牛星のお話です。

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