2005/09/01(木)23:26
今日、発売の記念切手
昨日、用があって小さな郵便局に行った折、ついでに80円切手を買うことに。
普段はメール一辺倒、めっきり筆不精の私ですが、そろそろ涼しくなってきそうな気配ですし、手紙も少しまめに書いていこうかと・・・。
窓口に記念切手の紹介があって、欲しいと言いましたら、明日発売だということ。
「それじゃ、もう1度明日来ます」
切手は買わずに帰宅。
古今和歌集奏覧1100年、新古今和歌集奏覧800年の記念切手。
小野小町ちゃんと藤原定家の肖像画の切手でしたので。
今日、午前中が手が離せないことがあって、午後1で行ったのですが、残念ながら売り切れ。
まあ当然ですよね。
朝1に行かない方が、間違っています。
振替口座を作ったときの親切な男性職員さんが、あちこちの郵便局に残っていないか電話をしてくださいました。
やはり、どこも売り切れの模様・・・。
あきらめて普通の切手を買おうと思いましたら・・・
「あの・・・うちの職員が朝、2枚買いました記念切手を個人的に1シートお分けしようと言ってますが・・・」
と、その男性職員さんが、笑ってます。
「え???ホントですか??」
向こうを見ると、30代後半くらいのお若い女性局長さん(局長椅子にいらした)が引き出しからご自分のシートの1枚出して下さってます。
「ご親切にありがとうございます」
局長さんは、「人気の切手はすぐに売り切れますから朝1番に来てくださいね」といろいろ記念切手のお話を丁寧にしてくださって、快く分けてくださったのです。ありがたく買わせていただきました。
「明日もう1度来ます」と言ったことを覚えていたくださったのか、あるいは、予約という方法もあることを知らなかった私に対する、昨日の「郵便局側の対応について」思うところがおありだったのか・・・。
とにかく感激です。ありがとうございます。
デザインは、小町姫は、「花の色は うつりにけりな・・・」の歌の「桜」が背景。
定家さんは、「見渡せば 花も紅葉もなかりけり・・・」の「紅葉」が背景。
の2種類の肖像画です。
この町外れにある小さな郵便局は、なぜか昔、子供の頃、郵便貯金の積み立てや郵便切手を買いにとことこ出掛けてた、生まれ故郷の郵便局を思い出します。
せかせかと事務的に処理されていく都市銀行の窓口の雰囲気とはまったく異質な、実にのどかな世界。
こんな世界も、「郵便」ひとつぐらい残しておいて欲しいもの・・・。
そんなこと考えながら帰りました。