テーマ:お勧めの本(7400)
カテゴリ:恩田陸
現代の語り部、恩田陸の最新長篇!
江戸川乱歩『パノラマ島奇談』へのオマージュとも言える、めくるめく幻想ホラー! 大学生平口捷は、同級生で世界的な天才美術家烏山響一から招待を受けた。聖地・熊野の大自然の中に作られた巨大な“野外美術館”へと?。現代の語り部が贈る、めくるめく幻想ホラー超大作。 「烏山響一」という名前の響きが好きです。彼が実存したならば、ぜひその作品を観てみたい!と物語の初頭とラストで思いました。 この話、正直最初意味がわかりませんでした・・・。主人公のお姉さんのポジションを、なかなか理解できなかったからだと思うんですけど・・・。う~ん。けど、二回目読むと、多少は理解度が上がりますね。まぁ、恩田陸っぽい、という感じで。はい。もう全部それで片付けてしまう悪い癖なんですけどね。 以下ネタバレ注意↓ あれは、ありなんですかね!?最後で今まで読んできた全てを帳消しにされた気分で「ええ・・・!?」と思ってしまいました。あそこまでマイナスのパワーを強調していながら、主人公の姉一人のプラスのパワーに負けてしまって、それでいいんでしょうか。 そもそも、主人公が全然目立たない・・・・。もっと、特別な事をしてくれても良かったんじゃないかな。むしろ、主人公を踏み台にして、姉が目立っているし。 烏山も、最後善人になってしまったら意味ないじゃないか!と思った。まぁ、物語としてきれいに終わってる感はあるけど・・・・。う~~~ん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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