2006/04/23(日)16:53
大島紬との出会い
初めて大島紬という言葉を聞いたのは小学生の頃。
当時、母親が大島紬を誂えたいと言って祖母と一緒に呉服屋さんに行ったときのことだ。染めの着物と違って地味~な反物が並ぶ。幼い子どもには、どれも同じものに見えてくる。母親が選ぶ反物に、婆ちゃんの目利きは鋭い。
「これは年寄りすぎる」「これは柄が映えない」「これは・・・」子ども心には、どう違うかなんて分からない。ただ、ものすごく高価だったことを覚えている。
「お下がり待っているね」と期待して母親に言ったが、この着物は年をとってから着るものだから当分は無理と言われた。派手な長襦袢や着物はお下がりで回ってくるのに、大島紬は違うのだという、特別な存在として認識する。
「大島紬は高価で年をとらなきゃ着こなせない」これが幼心についたイメージ。いつかは私も・・・そう思った。
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本場奄美大島紬専門店 奄伽樂(あまから)
http://www.amakara.jp
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