あま野球日記@大学野球

2010/03/10(水)02:29

乾真大の長所と短所?

大学野球(1019)

2009年11月22日に行われた「セ、パ両リーグ誕生60周年記念試合・プロ選抜vs 大学日本代表」のこと。 ■2回裏、大学日本代表の2番手として登板したのは東洋大・乾真大(3年、東洋大 姫路高)。 先発した斎藤佑樹(早稲田大3年、早稲田実)と同様、二死三塁のピンチを作ったが、 プロ選抜の9番・銀仁朗(西武、平安高)を得意のスライダーで空振り三振に仕留め スリーアウト。乾は満足げな表情でマウンドを降りた。 乾がウイニングショットに使ったスライダーは、打者の手前で大きく落ちるボール球。 いかに相手がプロの打者であっても、思わず手が出てしまったに違いない。それほど に見事な球だった。 ただ良いことだけではない。この回、先頭の6番・田中浩康(ヤクルト、尽誠学園高 -早稲田大)を四球で歩かせたのはいただけない。まるで制球が定まらなかった。 特にカウント1-3から投げた球は高めに大きく外れ、「時として制球を乱す」乾の弱点 を露呈してしまった。 いや、この弱点というのは当たっていないかもしれない。正直なところボクは乾を見る 機会が多くないから、ひょっとしたら違うかも? ただそう思ってしまったのには理由 がある。それは以前、こんな試合を見たことが影響している。 ■今年(2009年)6月12日に行われた全日本大学野球選手権の準々決勝(対創価 大戦)のこと。大方の予想では「東洋有利」と言われていたこの試合、チームの期待を 背負って先発のマウンドに立ったのが、この乾だった。 だが初回からまるで冴えなかった。ヒットと四球などで一死満塁のピンチを作ると、 創価大の5番・高橋秀信(4年、花崎徳栄高)に対して制球が定まらない。カウント1-2 から投げた内角への直球をフルスイングされ2点適時打を浴びた。続く2回も制球が乱れたまま。一死一塁で1番・田上健一(4年、創価高。09年ドラフト では阪神が育成枠で指名)には大きくストライクのコースを外れるボール球を連発。 結局ストレートの四球を与え、堪らず東洋大・高橋昭雄監督はベンチを飛び出し投手 交代を告げた。 この試合の乾の成績は1回1/3、打者10人、被安打4、奪三振0、与四死球2と散々 な出来だった。そしてチームもスコア5-6で創価大に敗退してしまった。 ■「制球がよく、打者を見ながら投げ分けることができる投手」。 以前聞いた乾の評判はこうだった。世界大会や日米大学野球への出場経験も豊富。 実力は申し分ないはずなんだけど、残念ながらまだボクは乾の真価を見たことがない。 ※乾真大のタイプは、左右の違いがあっても斎藤佑樹に似ているのかも? そういえば、斎藤も今秋のリーグ戦は制球が少しおかしかったように思う。 いい投手とは、一時的にそういったスランプに陥るものかもしれない・・・。 今日も1クリックお願いします      

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