あま野球日記@大学野球

2022/08/16(火)09:11

【甲子園2022夏】異色のNHK解説者・杉本真吾さんのコメント力に注目したい

高校野球(566)

 Number webに​​「NHK甲子園・人気解説者が語る”忘れられない試合”」​​という記事を見つけた。 ​    人気解説者とは、元・米子東監督の杉本真吾さんのこと。そして、杉本さんの”忘れられない試合”のひとつに2006年夏の光星学院ー関西戦で見た光星・坂本勇人の一振りがあったという。​ ​   当時話題をさらった関西のエース、​​ダース・ローマシュ匡​​(のちに日本ハム)の直球を鋭いスイングでバックネットに突き刺さるようなファウルを打ったが、杉本さんは打球の凄さに衝撃を受け、将来の活躍を確信したという。たったその1シーンだけで選手の将来性を判断できる眼力は大したもの。事実、テレビ解説でも結果論を言うのではなく、都度はさむコメントは洞察力に優れて定評があるという。​  独特のくぐもったような声、そして喋る言葉数が多いものの煩く感じないのは、コメントに卓越した説得力があるからだろう。NHKの解説者にはアマ野球界において長年指導者として経験を積んでこられた方が多いけれど、この人は米子東高の監督して活動したのはたった2年間だけ。wikipediaによれば1999年にNHK米子放送局にて高校野球を解説したことが契機となって、2006年に全国放送に昇格したと。プレーや指導者としてではなく「独特の洞察力とコメント力」でこのポジションまでのし上がってきた異色の人物のようだ。 ​※米子東時代には1度だけ捕手として甲子園に出場した。昭和58年夏、野村浩巳とバッテリーを組み初戦を学法石川と対戦したが、延長10回表に添田貴司(当時2年)の本塁打を打たれスコア1-2で惜敗した。ちなみにこの大会で優勝したのは桑田・清原らを擁したPL学園だった。高校卒業後は一浪して慶應義塾大に進学。公式戦に出場した記録はないようだが、同期には”幻のドラフト1位”​​志村亮​​がいた。 ​ (写真)NHKより。

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