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アマゾン屋だより ペルーアマゾン・シピボ族の泥染とあやっち工房クラフト作品

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昨日も、集落のベロニカさんと電話で話した。電話と言ってもFacebookのMessageからインターネット電話を発信するものだ。
私はもともと電話が嫌いなので、シピボ族のテレサやベロニカやレオニダが電話をしてきても無視し、メッセージのみでやり取りを続けていたのだけど
ベロニカは私のメッセージに対して、ボイスメッセージで返してくる。タイプ打ちが苦手なのだ。リマでは娘の、集落からは息子のスマホからネット回線で画像のやり取りもできる。
なんて便利な時代だろうか。私が彼らと付き合い始めた頃は、集落に一つしかない公衆電話から呼び出してもらうしか方法がなく、常に回線状態が悪かった。
桟橋近くの売店から、集落の隅まで響く放送で「テレサ・アグスティンさん、リマのアヤババから電話です」と繰り返され、それを聞いて走って駆けつけるのに5分以上かかるわけで。
そのため電話の受け手は「放送で呼ぶので5分後に掛け直してくれ」という。それで私は5分を待ちきれずうっかりかけ直すのを忘れ、テレサが一日中公衆電話の前で待っていたというのが常だった。
彼らは原始的なようでいて、新しいものをすぐに吸収しようとする本能がある。いや、それは当たり前?誰だって便利なものを手に入れたいと思う。

これまでに私が日本に帰国し離れても、彼らと不自由なくやり取りをしていた。ただ、泥染布を買い取るのにはリマ在住の夫の仲介が必要で、作品の受け取りと支払いを全て夫に託し、だからこそ成り立っていた。
1年半前からの夫との別居はこの橋渡しをしてもらうことが条件でもあり、私自身の望みでもあった。
そして、考えてもみなかったことだが、夫が先月急遽本帰国を決め、20年以上を越すペルー生活に終止符を打った。

4月末に、同居中だった義母が入院してから早くも3ヶ月に近い。もうすぐ退院し同居生活が始まる。
この間、自分自身は自由な生活を新鮮に経験しつつも、義母の世話を念頭に考えると先のことが計画できなくて、なにをどうしようかと方向性が決められなくなっていた。

5月頃、自宅の一部屋をアマゾン屋として整備し、冷暖房を取り付けたことを区切りに、アマゾン屋東京の基地は完成とした。なんとなく実感はなくお客様にお店の再スタートを宣言できないままだ。

リマから持ち帰った泥染布全てのコレクションを収納する倉庫でもあり、窓際にミシンを置いてバッグの製作をする工房として、また展示用に並べ替えれば展示ギャラリーと、
一部屋で色々な役割を果たしてもらう部屋「アマゾン屋東京」。店舗を借りるにはリスクが高いので自宅でマイペースに今まで通りのことをするだけだ。

なんとなくお客さんに自宅に来てもらうのは恥ずかしいと思っていたけど、思い切って何人かの親しいお客様に来てもらったところ、泥染布に囲まれた空間が懐かしいと喜んでもらえたのでひと安心した。
そうこうしてほんの1ヶ月ほどでIN目黒公開は終了。接客の時には商品を並べ、制作の間は片付けて工房となる。焦る気持ちを抑えながら、しばらくは製作をしなければならない。
新しいお客さまに来てもらえる日が来るのを夢みながら。・・






最終更新日  2017.07.13 20:54:28
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