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カテゴリ:世界の泥染め
「アフリカの泥染め」と「アマゾンの泥染め」と「奄美の泥染め」世界に散らばる泥染めがひとつの場所に集まるという、誰もやらなかった、素敵な泥染めコラボレーションです。 東京で開催されている「奄美泥あそび展」のお知らせを送ったところ、 リマに駐在中に大変お世話になったO.エリサさんが早速かけつけてくださった。 この写真もエリサさんが撮って送ってくださったもの。 いつものパワフルさで私の代わりにアマゾン泥染めのセールスをしてくださったらしい。 私本人が不在の展示販売会にご招待するのは、なんとなく気が進まない一方で、「世界の泥染め」を見る貴重な機会なので、自分が行きたい分、可能な方にはぜひ行ってみて欲しいという気持ちがあったのだが、実際に行っていただいたという報告は何より嬉しい。 実際「世界の泥染め」のネットワークは広がりつつある。 アマゾンの泥染めファンは、奄美やアフリカの泥染めを知る 奄美の泥染めファンはアマゾンやアフリカの泥染めを知る。 アフリカの泥染めファンは奄美とアマゾンの泥染めを知る。 主催者のさらさんからの報告で、 「「こんな、泥染めだけの展示会なんて、世界で初めてでしょ。 貴重な機会をつくってくれてありがとうございます」と言われて 涙が出るほどうれしかったです。」 とのことだったが、それを知った私も本当に感激した。 私自身、奄美の泥染めに直接触れたことがない。 アマゾンの泥染めと同様に、手間のかかる職人仕事であり、こだわりは深い。 泥染めの手法としては、タンニンを含む木の表皮を煮だして茶に染め、それを鉄分の含む泥に漬けて黒系の色に反応させて染めあげる、と、基本的に同じである。(アフリカの泥染めについては詳しく分かりませんが、泥でデザインを描くのは同じ?) 地球の裏側に、同じ手法の染物が存在する、というのが何とも感動する。 主催者のさらさんは展示会の前におっしゃっていた。 「奄美の泥染めも、大島紬は有名ですが、そんなに知名度はないので、 「まず、知ってもらう」ことからはじめないと。 手間がかかっている分、値段も張るので、「どうしてこんな値段になるのか」を 納得して、また洗濯方法など、手入れの仕方もわかってから買っていただきたいと いつも奄美の職人と話しています。」 私が「アマゾンの泥染め」に関わり正しく価値を伝えたいという気持ちと全く同じである。 大量生産で安く簡単に手に入りすぐに使い捨てる時代に、心のこもった手間のかかる仕事に触れると妙に心が落ち着く。それを身につけるときっと心豊かになれそうな気がするのだ。 最近は本当にそう感じている。 自分の身の回り(リマ)で買い物にでかけても、外見ばかり派手な雑な商品が多く、「売れればいい」という商業主義のモノばかりで本当にうんざり。吐き気というか気分が悪くなる。 だから、早く私も「よいもの(私のイメージでは奄美どろ染め)」に触れたい気分である。 展示会は今月27日まで。詳しくは「奄美の泥あそび」より。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.01.21 21:09:16
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