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ペルーアマゾンの泥染めとシピボ族の人々

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2024.04
2011.07.31
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リマからアンデスへ向かって走る。途中4700mの峠TICLIO=ティクリオを超える時はいつも息苦しくなる。睡眠薬で無理やり眠る作戦だったがあまり効き目がなく目が覚めた。ヘアピンカーブの連続、崖っぷちを大きなバスは行く。対向車とすれ違う時にはハラハラするが、酔って苦しみたくないから必死で眠り過ごす。

中央アンデス方面への小旅行はソファベッドの夜行便バスで往復2泊し、現地で2泊、もうこれで十分に満喫&リフレッシュできる。最近の長距離バスは各社快適さを競っていて、ちょうど飛行機のファーストクラスのようなゆったり感でぐっすり休める。飛行機の狭いエコノミークラスよりも長距離バスが私には楽ちん。夜10時に出発し明け方6時には現地に着き、早々からチェックインできて丸一日滞在できるのも魅力&得した気分。

La Merced の15分ほど手前の、普通は通り過ぎるであろうような小さな町、SAN RAMON。実は100年も昔日本人移民が入植している土地だ。コーヒー農園をやったらしい。
このあたりのトロピカル地域はコーヒーの有名な産地(チャンチャマヨ州)でもあり、近年コーヒー産業が好調。

アンデスの峠の向こう側はトロピカル気候で、その先に森林気候があり、その先にアマゾン地帯となる。この時期は深夜に沢山雨が降り次の朝すっきりと晴れるようで、草木が洗われ生き生きとしているのも印象的だった。


宿は、門をはいると植物園の中にいるみたいな感じで、小屋が珍しい観葉植物が生き生きと茂る中に隠れるように点々とある。植物博士だった宿のオーナーが、自分が住んでいた頃から収集した草木が育って自然に増え植物園みたいになった。知人が泊まりに来るようになり、ベッドが足りなくなって仕方がなく宿を始めた。年々訪れる家族が増えて、今も少しずつ増築している。


不思議の花.jpg



朝から宿のプールを独占し子供たちは疲れも忘れている。とにかく天気が素晴らしい。
青空に白い雲。
すっきりしない曇り空のリマの寒さから飛び出してくると、この太陽の有難さが身にしみる。



プールを独占!.jpg



十分に遊んでから、宿からモト・タクシーでこのあたりの観光名所である「チロル滝」のトレッキング出発点に向かう。森の道は緑で瑞々しく日本の山道と似てるように思う。植物は違うだろうけど。どのくらい歩いたのかな、往復で3時間くらいかな。
美しく青い輝きを閃かせてモルフォ蝶がひらひら舞うのを何度もみた。きれいな毛虫もね。


チロル滝に到着.jpg




宿にいるだけでもプールと卓球とビリヤードと植物園で誰も不満はない。
でもせっかくだからどこか近所を散歩しようと宿の人に聞いて夕方散歩に出た。



小さな山間の集落.jpg



「すぐ近くに古い橋があって、山を登っていくとサン・ラモンを見下ろせるよ」
宿を出てずっとまっすぐ行くだけ。「PUENTE DE LA VICTORIA=勝利の橋」があった。1945年に建造されたらしい吊り橋だった。


1945年の古橋.jpg


橋を渡って少し坂道を歩いたら見晴らしのいいところがあって町の方が見下ろせた。そこに美しい虹が出た。
そんなきれいなものを、私は久しぶりにみた。
旅はするもんだなあ。


サン・ラモンの虹.jpg


今回は仲良しの子供たちと一緒に行ったのでひとりっこのうちの息子も大はしゃぎで休む暇なく遊びまくった。特別どこへ行くでもないのに、よくそこまで楽しめるなと感心するほど楽しんでいた。


子供にとっても大人にとっても、瑞々しい緑のある空間と太陽は、かけがえのない有難いものだと実感した旅だった。






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最終更新日  2011.08.01 15:40:33
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