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ペルーアマゾンの泥染めとシピボ族の人々

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月刊アマゾン屋だより

2011.01.10
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みなさん、遅ればせながら、2011年あけましておめでとうございました。
数年前までは手作りの年賀状をがんばって作っていたけど、手作りにこだわり、それができないからといってメールで挨拶を送るのも納得できなくて、ついに今年は誰にもご挨拶してません。

ずっとブログ更新を休んでましたが、バケーションで旅行、というわけでもなく、仕事も完全休業とし、大人しく過ごしてました。更新が遅れていたのは、自己嫌悪の結果です。

看板シールをはがして泥で.jpg

ここのところ毎日快晴、染物をやらずにはいられない気候です。
それで昨日、とつぜん思い立って、兼ねてから考えていた実験を実行しました。

筆で染める!.jpg


このアマゾン屋の看板は、日本で販売会をした際に、姉が大きなロゴのシールを作りカッターで切って150cm四方の泥染の布に貼り付けてくれたもので、白のシールは目立って良かったのだけど、ベタベタが劣化するのと折り曲げて保存できないため、どうにか永久的に文字を映しつけなければならなかったのです。

色々な方法を考えたけれど、もっとも自然な方法として、「泥染で文字を染める」ことに決めた。シールを張ったまま文字(ロゴ)を鉛筆でなぞり、はがしながら、泥でロゴを描いていく。実験的に布用の細い筆を使ったらラクに作業ができました。泥が付いた部分は黒に染まる。

泥つきの看板.jpg


しばらくは泥がついたままにしておこうかな。洗ったらどうなるかな。
黒い幾何学模様の中に同じ黒色の文字となると、あまり目立たないかもしれない・・・・
それに、素人の私が筆を使って描いた「線」は彼らが描く力強い「線」とは明らかに異なるはず。

でも、あえて、自分でやった。

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彼らの伝統の模様であり、幾何学模様以外は描かないのが、私にとっての「アマゾンの泥染」。

もっと作業が簡単になる「筆」を提案することや、その泥で好きな画を描くことや、その他の染物の方法や技術や新しいアイデアを提案することなど、これまで私は徹底的に避けてきた。
彼らの習慣を変えるきっかけにしてはいけないと思い込んでいたからだ。だけど、去年暮れに泥染の体験会などをして、皆に自由に描いてもらってから、少し考えを変えて、新しいこともやって、もっと楽しもう、と思えるようになってきた。

彼ら(シピボ族)の伝統技術を保つことは条件として、今年も新しいチャレンジがまだまだ続きそう。
彼らと一緒に、やってみたいことは、まだまだ山積み。
「アマゾンの泥染の可能性」、試したいことが盛りだくさん。
まだまだ。ぜんぜん、まだまだ、なのです。

ブログをたまに見てくださっている方々、遠くで見守ってくださってる方々、それらの応援なしでは、あまりに「はかない」私の活動は続かないことでしょう。今年も、皆さんに支えられ、感謝の気持ちを忘れずに、一歩一歩、歩んでいきたいとおもっています。












最終更新日  2011.01.11 05:20:39
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2010.12.11
泥染実演・体験・販売会の、体験コーナー(泥染あそび)での、作品を紹介します。
びっくりするような素敵な作品が次々に生まれました。



RIMG0016.jpg
泥がついていない状態



RIMG0012.jpg



RIMG0018.jpg



RIMG0045.jpg



RIMG0021.jpg




DSC_0164.jpg



RIMG0047.jpg



以下の作品は一部で、時間がなかったのと、うっかりしたのと、すべての写真を撮ることができませんでした。あんまり良い作品が多かったので、コンクールでもしようかな、なんて気になりました。

既に「もう一度やってみたい」というリクエストが出ているので、夏の間に「泥染あそび」やるかもしれません。希望者があれば、今のうちに申し込んでください。



長い人で3時間炎天下、または風の強い中、粘り強く頑張りました。紙やキャンバスに描く絵とは異なり、棒きれで、少しづつ描くのは、本当に根気のいる作業だということを実感されたかと思います。












最終更新日  2010.12.11 11:44:14
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2010.12.10
12月7日(火)の平日と8日(水)祝日の2日間に渡り催された、泥染の実演・体験・販売会は、予想以上に沢山の方に来ていただき、大盛況となりました。この場をお借りして参加してくださった方々と、宣伝してくださった皆さんにお礼を申し上げます。

初日の平日に4人、祝日には家族連れなどで大人27人子供11人赤ちゃん2人、合計で44人!!という驚くべき人数の方々に来ていただいたことになりました。当日も20人くらいかな、と予測してましたが、よく数えてみたらこんなに・・・!!


実演・体験会1へび図・クッションカバー.jpg


このうち子供を含める18人の方々が「泥染体験」をし、現地から取り寄せている染料を使って、自由に描き、泥を洗い流して完成させました。大人も子供も真剣に取り組み、いくつもの素晴らしい作品が生まれました。後日いくつかの作品をブログ上でも発表させて頂きたいと思います、お楽しみに。

体験を見守る.jpg


泥染の体験は材料費として有料としましたが、シピボ族の人に今回の実演のお礼として、すべてお渡ししました。屋上で販売した彼らの商品は、少しながらも売れたので、当日の帰りにそれぞれに支払いました。チャリティーという意識で購入してくださった方も多いと思います、ご協力本当にありがとうございました。



RIMG0015.jpg

実演・体験会としては大成功でしたが、このイベントの目的である、大きな布を一枚も売れなかったことは残念でした。このようなイベントを開催する時には通常の数倍の布が30枚くらいはあり(アマゾン屋の所有以外)、良いものと安くできるものと、色々あるので、安く買って頂く数少ない機会になります。相談していただければ、誠意を込めてお選びしお値段も検討させて頂きます。
実際には実用に難しいサイズ(150cm四方)ではあるので仕方がないのですが、売れないとなるとまた私が一部を引き取り、色を2度染したり、加工するなど形を変えて生かさなければなりません。
その繰り返しがこの「アマゾン屋」です。なんともかんとも。
よいものは是非飾って欲しいと思うので、良品はアマゾン屋にて引き取り、今後ご希望の方にご紹介できるようにしていきます。アマゾン屋で選定されるものは、優良品が中心ですが、安く手にしたい方には格安のものとして仕入れることも可能です。悪いものを高く売るつもりは全くないので、ご希望を詳しくお伝え頂きご相談ください。安く買いたい人はできるだけイベントの時期に早めにご相談ください。

ベッドカバー広幅.jpg

今回は実演を見に来ていただくと同時に「アマゾン屋」を知らなかった方々に一度来ていただく、という目的もあり、新たな「泥染ファン」も増え、シピボ族の人々に大感謝です。屋上の「シピボ屋」よりも、一階玄関の「アマゾン屋」でお買いものをしてくださった方が大半でした。クリスマス前、一時帰国の直前、という時期的なことも良かったのかもしれません。どうもありがとうございました。

反省点として、夫にも指摘されましたが、「説明が超へた」いつも繰り返している基本情報さえも、十分にできていなかったと思われます。自身も説明が苦手で、できるだけ省略しようとする傾向があるのを自覚してます。どうか、興味のある方は、後日にじっくり私の話を聞きにいらしてください。いくらでも泥染の話、シピボ族の話、アマゾン屋の話、させて頂きたいと思います。


泥染の実演会は晴れていることが大切なので夏の間だけに可能です。もしかすると2月にもう一度できるかもしれません。リクエストが多ければ実現します。ご希望の方は申し込みください。

今回も準備不足で自信がなかったため、すべての方に私からご連絡したわけではなく、口コミに頼りました。連絡がなくて知らなかった人も多くいらっしゃると思いますが、是非またの機会をご利用ください。身の回りのお友達やいつもお買いものをして頂いている常連の皆さんも今回の実演会にはほとんどいらしていません。多くの皆さんに感謝を込めてまたの機会に実現できるといいなと思っています。


追伸
皆様のお買い上げのおかげもあり、シピボの人々はこの週末にアマゾンに帰ることができそうです。道路は完全に修繕されていないのですが、どうにかして崖縁を「ゆっくり運転」で通り抜けるとか。落ちないで欲しい・・・無事に帰るまではなんだか心配です。帰る前に今日は朝から来てもらい、今回実演で描いた時の中途半端な状態を仕上げてもらっています。



ではまた後日に報告の続きをします。







最終更新日  2010.12.11 08:56:19
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2010.10.25
2010内装を一新!.JPG

ちょっと前に、模様替えをしました。

壁に特殊な板(ぶらさげるための金具をとりつけられる)を取り付けて、布バッグを沢山並べられるようにしました。これまでにずっとそんな風にしたいとイメージしながら、どうしたらよいかアレコレと考えていましたが、ある日、壁に掛かっていた大きい布が売れたのをきっかけに、思い立って急きょ、計画を実行しました。


どうかなあ。これまで布バッグの展示は悩みの種だった。「とりあえず」の仕切り板に、どうにか、かばんをぶら下げて片隅に展示していたのだけど、色々な種類があることを見てもらうにはスペースが足りず、自分の中ではとても気に入らなくて、いつかどうにかしたい課題だった。


考えてみると、これまでも、なんとなくあるもので間に合わせて、必要に応じて、少しづつ変化してきたわけだけど、いよいよ、これでお店っぽくなってきちゃったかな。

かなカップと木の実.JPG

たまにしかお客さまは訪れないのだけど、お客さまが来てくださる時には、できるだけ色々な商品を見ていただいて、お茶でも飲んで楽しんでいって欲しいなと思っています。






最終更新日  2010.10.25 07:32:46
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アレンジメントとコースター.JPG

駐在の奥様のご好意で、お花のアレンジメントを教えていただいている。

泥染めのテーブルクロスにはマッチするとはいえないエレガントなアレンジなのだけど、お部屋にお花がある生活は、心を豊かにしてくれるような気がします。

手前の刺繍のコースター、格安でバーゲン中。色はいろいろです。






最終更新日  2010.10.25 05:44:46
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2010.03.30
ペルーはカトリック国、セマナ・サンタ(聖週間)に突入です。スーパーでは大小の卵型チョコがいっぱい売られています。

それとは関係なく私はひたすら、カバン作りに励んでいます。
お客さまに来ていただくのに、どうにかひとつでも多くの新作を見てほしい、その意気込みで朝晩を暮らします。今日はリマですっかり常連の奥さまが新しいお友達を連れてきてくださいました。リマではひたすら口コミのネットワーク。


最近は朝は寝るのが遅くても7時前に目が覚めて、太陽が強ければさっそく洗濯&染めもの、しばらくミシン仕事をスタートします。で、さてコーヒーの朝ごはん、という8時ころ、アシスタントM女史が早くも到着!!彼女は息子をバスで学校へ送っていき、その帰りに直接うちに来てくれる。彼女が工房に入る前に今日の作業を説明、といっても、何をしてもらおうかと仕事を用意することが追いつかない。今日はAYACHISのタグを取り付け、裏にアイロン芯をつけて折り目をつけすぐに取り付けられる「ミニポケット」をたくさん作ってくれた。私はタグやポケットを作るのも付けるのも面倒で、できることならつけないで済ませたいが、彼女はAYACHISのブランドタグは必ずどこかにつけるようにといつも厳しく私を諭す。仕事は果てしなく、アイロンやら手縫い仕事、木の実磨き、落ち葉掃きやらと、あれやってこれやって、私にとって面倒なことを何でもやってくれるスーパーウーマン。

ああ、彼女がいなければ、今頃逃避してどこか遠くへでかけていたに違いない。
苦しいけど、感謝!!





さて。


ペルーの街中にはよく額屋さんがあって、額の枠の太さやデザイン、色も自由にビミョウなトーンでもいちいち作って望み通りに作ってくれます。問題といえば、裏側の加工が少々手荒方式で、取り外しや入れ替えが不可だということ。

2010MAR額とアルマジロ.JPG

新しい額を試すには、どんどん買ってもらわないとスペースが足りなくなるため新作ができないので、素敵なお宅の演出用にどんどん利用してほしいです。






最終更新日  2010.03.30 14:54:06
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2010.03.06
リマの我が家に戻りました。
深夜リマの空港に到着、ベタベタと蒸し暑く、想像してなかっただけに、なんじゃいこりゃって感じだった。キンと冷えた日本の空気が既に懐かしく。

家に到着するとジャスミンの甘~い香りに包まれた。玄関の狭い庭で植物たちがモリモリ元気に育っており、黄色い花をつけたアマランダとジャスミンのツルが絡み合ってぐるぐると伸びていた。


リマに戻りました・縮小.jpg


インフルエンザを心配する中風邪もひかずに日本を脱出したものの、飛行機の中から鼻水がズルズル、時差ボケで今も眠くて仕方がない。とりあえずスーツケースの荷物出し各所に収納、洗濯物の山を片づけた。それにしても暑いぞ。まだリマは十分に夏!じゃん。
日中はガンガンに太陽が照りつけ、朝晩は涼しい。湿度が高く、家じゅうがカビてる感じがする。

今日はお友達に送ってもらった美味しいウナギを昼食のために帰宅した夫といただいた。うまーい!!(千葉市銚子の「石毛川魚店」万歳!!天然のウナギ、ふわふわにやわらかい!!)うなぎとお吸い物と佃煮とたくわんと。大ご馳走!!3か月も留守にされた夫へのお詫び。みんな幸せ。

買い忘れたもの、梅干し・塩コンブ、お茶漬けの素、甘いもの、羊羹。もっと蒟蒻畑、もっと醤油せんべい。日本では忘れているくせに異国に来ると思いだし妙に食べたくなるものっていつも決まっているみたい。

もうしばらく、ゆっくり片づけて・・・と思っていたけれど、昨日からリマのお客さまから次々に連絡が入っており、すでに黒ちゃんを買いに来てくださった方も。感謝!!


来週からアマゾン屋は元気にオープンします。前もってご連絡ください!!








最終更新日  2010.03.06 08:34:39
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2010.03.01
チリの地震のことで、日本では津波が心配され連日ニュースになってます。
ペルーでは先日の大災害でマチュピチュ行き路線が崩壊して団体観光客がストップしているようで、当分は復興しないだろうといわれています。現地でガイドさんをしているお友達が沢山いますが、たまにはお休みできていいような気もするけど、しばらくお仕事がなくなるというのは、かなり深刻な事態かもですね。たまたま帰国したところのクスコ在住のお友達に聞いてみると、団体は減ったけど、個人旅行者や外国人旅行者はいつも通りともいえるとのこと、ペルーはマチュピチュだけじゃないですからね~!!観光化されていない、マチュピチュより、もっと不思議でかっこいい遺跡が沢山沢山眠ってます。また、この機会を利用してアマゾン旅行に行くこともお勧めしたいところです。

ちなみに私が住む首都リマは太平洋沿いの砂漠地帯にあり、災害があったクスコ地方とはアンデスを隔ててうんと遠く、ついでに、まだ確認したわけじゃないけどチリの地震の影響もたぶんないと思われます、ご心配を頂いたみなさん、ありがとう。

さて、私はついにペルーに帰ります。12月前半から約3か月の滞在でした。展示販売会を終えるまでは、正直気持ちが安らぐことはなかったのだけど、皆様のおかげで、本当に有意義な催しができました。立ち寄ってくださった皆さんありがとうございました。

今荷造りに追われ四苦八苦しており、次の更新はペルーからのご挨拶になると思われます。




日本は今日は曇り空だけど、コートを着ると暑く感じるのは春が訪れているからかもしれませんね。リマも異常気象だとのこと、どんな天気か心配です。

ではまた、どうぞみなさんお元気で~
メールにお便り頂いたお客さま、いつもありがとうございます。
落ち着いてからペルーより改めてお便りさせて頂きます。






最終更新日  2010.03.01 18:00:07
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2010.02.25
今回新しいお客さまに説明させて頂くために、アマゾン屋に関する簡単な紹介をまとめたパンフレットを作りました。内容はホームページに書かれていることですが、ちょっと手を加えたりしました。これからホームページも改訂しなければならなりません。「アマゾンの泥染めって?」という方には是非読んでいただきたいです。


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太古の森からのメッセージ  アマゾンのシピボ族と泥染めを守りたい!  
●ペルーのアマゾン地帯?
 南米ペルーというと世界遺産「マチュピチュ遺跡」の方が有名ですが、ペルー国土の6割はアマゾン地帯に属し60以上の種族、約30万人もの先住民族が暮らしています。「シピボ族」はそのうちの一種族で、独特な幾何学模様で知られる伝統工芸である「泥染め」を今に伝えています。
●アマゾンの「泥染め」とは?
 アマゾンの泥染めには、茶色地と白地の2種類あり、樹皮から抽出される「タンニン」と、森の奥地から採取する泥に含まれる「鉄」の化合を利用して染める染色手法で、反応したデザインの部分だけが黒く染まるのが特徴です。
シピボ族の女性によって描かれるデザインは全てフリーハンド。一枚一枚の模様はシピボ族の精神世界を映し出すとも言われ、これは先祖代々の脳内に刷り込まれてきた、太古の森からのメッセージなのかもしれないと私は考えます。
●気の遠くなるような手のかかる作業工程
染料を煮出すために薪を探し集め大鍋で一日がかりで染料を抽出、晴天の下、染めては天日に干しを繰り返し、濃い茶に染めあげます(茶地)。固い棒きれを使って泥をのせるようにしてデザインを描くのは大変時間のかかる工程です。最後に泥をアマゾン川の流れで丹念に洗い流すと、黒い線が浮き上がります。これらの伝統的な手法は先祖代々から伝承され、技術を習得した者に与えられる特殊能力です。
彼らの集落を訪れ、布を染める作業を体験したとき、こんな気の遠くなるような作業をしていたのかと、驚きました。このとき、染色の工程を説明することの必要性を感じ、この伝統工芸の貴重さをできるかぎり伝えていこうと考えるようになりました。
●森の暮らしに学ぶこと
森で彼らの原始的な生活の中に入ってみると、彼らの暮らしに学ぶことは多く、森と共存するための知恵と野性的な能力を備えもつ彼らに敬意を感じるようになりました。
日の出とともに起きて日没で仕事を終え、ろうそくの灯しかない夜、星を眺めて静かに眠ります。最低限に必要なものだけがあるシンプルな生活、生ゴミや廃棄物は小動物が消費し、むだなごみがありません。大自然の中で、本来人間がそうあるべき生活をしていると思いました。文明の世界に生きる我々が、思い出すべき大切なことばかりです。
●厳しい現状と今後の不安
 芸術品ともいえる貴重な民芸品ですが、残念ながらペルーにおいても認識が低く、伝統技術を伝え作り続けていくための保護もありません。そのためこの工芸品を売ることで家計を支えている村の人々は不安を感じながら生活しています。泥染めを作っていても定期的な収入は望めません。泥染めの伝統を守ることよりも、生活のために、町へ出て働くことになるでしょう。自然破壊・環境の変化にともない、昔ほど森も川も豊かではなくなってきているようです。もともとは身近にあったはずの染料も手に入りにくくなり、材料にお金がかかる時代になってしまいました。
●アマゾンの泥染めと小さな暮らしを守りたい
都心に出稼ぎに来ていたシピボ族の女性から買った一枚の泥染めから、いつの間にか家族ぐるみの付き合いになり、彼らの暮らしが具体的に見えてきました。民芸品としての泥染め布を観光客などに売って生活することは簡単なことではありません。この素晴らしい伝統的な芸術を、絶やさずに作り続けてもらうためには、どうにかして彼らの生活を支えなければならないと感じました。そのためには、とにかく彼らの布を買い取ることでした。
●アマゾン屋として
1997年に泥染めと出会ってから最初の8年間は自分の貯金から払えばいいと割り切っていましたが、資金的に限界がありました。2007年日本で何かできないかと模索しつつ「アマゾン屋」としてイベントに出店、2008年「シピボ族とアマゾンの泥染め」のホームページを公開、ペルーの自宅を「アマゾン屋」として、できるだけ多くの人に見てもらいたいと思っていたところ、自然と自宅玄関が「アマゾン屋」として定着しました。現在は泥染めと草木染めをアレンジした「手作りバッグ」が人気です。自転車操業ですが少し軌道に乗り「シピボ資金」は前と比べやりくりが楽になりました。売上はすべて運転資金として貯金しています。
●太古の森からのメッセージ
アマゾンの泥染めに触れることで、これまで関心のなかった方にも何かのきっかけになれたら嬉しいことです。アマゾンの森のこと、環境のこと、先住民族の暮らしのこと、泥染めのこと、伝統工芸のこと、シピボ族の描く神秘的な文様のこと、それらすべてが、私たちに投げかけられる「太古の森からのメッセージ」なのかもしれません。 
www.amazon-dorozome.com  ayabbhouse@yahoo.co.jp
wakat3970@docomo.ne.jp アマゾン屋  馬場 綾 







最終更新日  2010.02.25 15:10:44
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「アマゾン屋 イン 東京」無事に終了

2月21日(日)から23日(火)の三日間、東京三鷹にて「アマゾンの泥染めとオリジナルの手作りバッグ・木の実のアクセサリー」の展示販売会をしました。

連日、沢山の方に見ていただき、予想以上にお買い物もして頂きました。久しぶりの友人や親せき、そして先月に続き何度も足を運んでくださった常連のお客さま、口コミによる新しい出会いも沢山あり、少しずつこのようなネットワークが広がっていくことが嬉しくてたまりませんでした。

会場の付近などには全く宣伝できなかったにも関わらず、飛び込みのお客さまも結構ありました。「いつまでですか?」「通常はどちらにお店がありますか?」などの質問が多く「今日限りのお店です、拠点はペルーで、次はいつか分かりません」という応えに皆さんに目を丸くされました。地元での宣伝をしなかったことは今回の反省点です。

成り行きで実行してしまったことで苦労もありましたが、今回、発表の場をつくることができ、本当に良かったなと思っています。狭い店でしたが、そこで人と人が出会って、自然につながっていく楽しさも気にいりました。

初日はオープン前からNHKの取材が入り、誰にも報せていなかっただけに、びっくりさせてしまいました。お客様へのインタビューなどもあり、突然のことながら好意的に応えて頂き本当に感謝しています。

ずいぶん前のことなんですが、ペルーでブラジル支局のNHK特派員のHさんと雑談していた際にシピボ族の人々と泥染めとの関わりの苦労話になり「いや~感動しました、これはニュースになっちゃう話だねえ」と興味を持って頂いたのがきっかけで、その後まさか本当に取材されるとは思ってなかったのです。私のブログを見て東京で販売会をすると知ったらしく、急きょ取材を申し込まれました。

今後アマゾン現地とリマの作業場などでも取材をして最終的に編集するそうで、どんな形で放映されるか、またはされないか、まだ分かりませんが、もしも、本当にテレビで紹介されることになったら皆さんにもご報告しま~す。なんか恥ずかしくてやだな。

取材の際にカメラの前でいろいろな質問をされる中で、自分の中で戸惑っていることや、分からないことがあることも改めて分かりました。

これからどのようにシピボ族の人々や布と関わり、どの方向へ向うべきなのか。泥染め布のことを広く知ってもらうことは必要だけど「ブーム」にすることは危険で良いことと思えないこと。

「商業的にはならないように」をモットーとする反面で、現実は難しいということ。

狭くてよいが深く強い絆のネットワークを作りたいこと、それを少しずつ広げたいとは思うけれど、売るための販売網を今すぐ広げたいわけではないこと、しかし売らないと活動は続けられないこと、色々な矛盾が自分の中でぐるぐる回っています。

これまで、ただ流れに流れるまま、目の前にある、できる限りのことをしてきた結果今に至るので、これからも、そうしていくしかないかと思ってます。アマゾンの精霊たちとか、神様とかが自然と導いてくれるんじゃないかな、それに期待したい(とほほ)。

いずれにしても、このような展示会を通して、多くの人がアマゾンの泥染めを通して、アマゾンの森のこと、先住民の人たちのこと、珍しい木の実の美しさ、色々なことに興味を持つきっかけになればそれで十分だなと思うのです。

12月から日本に滞在しましたが、やっと展示会を終えて肩の荷がおり、気分がすっきりしました。あとは片付け&荷作りに追われて、3月3日にはペルーに帰国です。もっと遊びたかったと心残りもあるけど、今回のお客さまとの出会いや、新しいお客さまの反応や感触を実感することは、あまりに貴重な体験でした。

改めてこのブログを見てくださっている方々みなさんに感謝&お礼を申し上げます。
これからもよろしくお願いします。


チャレンジ2月縮小.jpg








最終更新日  2010.02.25 15:05:29
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