ペルーアマゾンの泥染めとシピボ族の人々

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• 9月新作泥染め肩掛けかばん

  9月泥染め新作のカバン観光ガイドをしているお友達が「あやっち工房」の泥染めかばんを愛用してくれていて、スリムな彼女が身につけてくれるだけで「動く宣伝」になってくれてるらしい。団体のお客さまより「そのかばん素敵ね」と問い合わせを頂くことがあるそうで、クスコに行っている間に完成させることを条件に、3日ほどの間にすごい集中力で私は泥染めかばんを仕上げる。具体的に泥染めを使った「肩掛けかばん」というリクエストだった。かぶさるふたには取り外しができる木の実をつけてアクセントになっている。小さたたむこともできるし、軽くて、脱いだ上着も入るようなたっぷりサイズ。表面が無地のものは内側の見えない部分に泥染めの布をぜいたくに使っている。おしゃれな若い男性にも使えそうなサイズもあるので、是非男性にもお試し頂きたいです。

  2008.09.21

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• 潜水艦訪問で送別会

  梶谷ギターリスト＆我が家のシェフＰちゃんの旅立ち報告が遅くなってしまったけれど、「夢の共演・ジャズコンサート」は大盛況であった。後日友人らからも感想を聞いたが、心の底から楽しんでギターを弾いている様子が特に印象的だったようだ。彼の純粋で無邪気にも見えた演奏中の笑顔は「思いっきり生きてます！」という熱い感動を観客に与えたのだった。そのあと、リマにもっと残るか、日本に帰るか、夫婦でさんざん悩んだ結果、未練を残さずにさっさと帰ることを決断し９月８日ペルーを脱出した。帰国の直前に、お別れ会を兼ねて、カジャオ市の海岸に潜水艦博物館を見学に出かけた。潜水艦の中を見学できるというのは珍しいことと思われ、皆さんにお勧めしたい。つい最近まで現役で働いていた潜水艦で、古くなったので数年前から博物館として公開されている。海軍の人が潜水艦の中を隅々まで詳しく説明してくれて見ごたえは十分ある。別の機会にまた報告したいが、梶谷夫婦が８年間クスコ滞在する中で、どんなことが変化したのか、最後に取材させてもらった。実際、世界の観光地であるクスコは、いろいろな意味で大きく移り変わり、町にはおしゃれなブティックが増え、沢山の昔の風景が消えた。バックパッカーが旅の終着点として楽しみに訪れたマチュピチュ旅行は列車代も入場料も年々値上がりし、１０年前と比べ「２倍」になっている。ひとつの時代が終わり、新しい時代がすでに始まっているような、そんな感じがしている。それを感じて梶谷夫妻は旅立ちを決めたということだった。

  2008.09.09

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• 9月最新作泥染めのカバン

  9月最新作グレーをアレンジした泥染めのカバン前からやってみたかったのに、実際にカバンにしたことがなかった。細長いサイズの白黒のシピボ・デザインを黒とグレーに泥染めした無地を組み合わせる。グレーの色トーンによっても、グレーの配分によっても、微妙に表情が異なってくる。ミシンの糸も黒地に思い切って白糸を使ってアクセントにしてみたり、やってみないと分からないので一通りを試してみたが、どれもそれぞれに良かった。裏地にも今回初めてグレーに泥染めした布を使い、小さなポケット付き。紐は肩から楽にかけられる長め、A4サイズで使い勝手も良さそうです。

  2008.09.03

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• 泥染め新作のカバン　6月

  作ったのは6月だったが、紹介していなかったかな。茶の泥染めは最初に木の皮で布を染める。茶の染め具合が薄いと、泥で描くデザインは真っ黒には染まらない。この茶はとても薄く、デザインの色も黒というよりもグレー。黒でくっきりが好きな人もいる一方で、このぼやっとした具合が好きな人も意外といらっしゃる。実際、布をそのままカバンにしたててみると、とてもいい具合にできた。木の実でアクセントをつけた。この実はオホ・デ・リャマ（Ojo de llama＝リャマの眼）です。他の木の実同様に、使っているうちに、つやつやとしてきて、かわゆい。

  2008.08.28

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• 泥染めのミニバッグ　白黒のモノトーン　8月新作

  8月の新作　白黒モノトーンの泥染めミニバッグ白黒のアクセントがきいている、かっこいい泥染めデザインをメインにしたミニバッグ。裏面は泥染めの美しい黒一色でシンプルに仕上げました。縦２６ｃｍ×横２２ｃｍ「ちょこっとおでかけ」で、鍵とお財布を入れるのに良さそうなかわいいミニサイズ。泥染めの黒の線がくっきりと美しく染め上がっているので、今回お勧めの優良品。毎回そうですが、このサイズで現在あるものには数が限られているため（7枚）、いつもあるわけではありませんのでご了承ください。泥染めの色やデザインの仕上がりのよい時には、それなりにカバンも素敵に仕上がるはず。泥染めの価値を生かすためにも、私も心して大切に扱いたいと心がけています。

  2008.08.28

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• 泥染めのカバン　8月

  泥染めのカバン　A4サイズのオリジナルサイズの泥染めデザインを生かしたシンプルなデザイン。すっぽりとA4フォルダーが入ります。カバンの形はシンプルですが両面に泥染めのデザイン布を使っています。地味というか無難というか、でもカッコイイからちょっとした贈り物にも喜ばれることと思います。

  2008.08.28

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• 8月泥染めカバン最新作

  ８月泥染めカバン最新作８月は例年通り毎日どんよりと寒い毎日です。泥染めの美しい黒に生えるように、泥でグレイに染めたラインをアレンジしてみました。久しぶりにキルト綿を入れて、しっかりとしたカバンができました。これは私が日常的に使おうと思って作ったもの。どうしても一品ものになると自分が気に入ってしまい売れなくなる傾向があるので、同じものを２ついっぺんに作ろうとは心がけているけれど、そうもいかないものです。今月は新しい色の組み合わせで色々と作成中です。来週あたりから金曜オープンしようと思ってます。リマ在住の方は遊びにいらしてくださいね。

  2008.08.22

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• リマでジャズ・コンサート

  実は我が家には6月から居候夫婦が滞在しており、かれこれ2か月になる。もともとは別々の旅人だった梶谷賢士氏と奥様Aチャン。梶谷氏は実は筋金入りの「チャリダー」だった。アラスカからアンデスまで、何年もかけて自転車で乗り越えてクスコに漂着した。日本人ペンションに長期滞在中、奥さんAチャンと知り合う。ふたりとも観光ガイドの仕事をはじめ、出会いから5年後に結婚、いつの間にやらクスコ滞在は8年が過ぎた。今、住み慣れたクスコを出て、ついに日本に帰国しようとしている。帰国する前にやり残したことはないか。それでリマに居残っている。実は、梶谷賢士氏はジャズギターリスト。心おきなくジャズを弾き続ける自由な時間が欲しくてクスコでガイドをして暮らすことを選んだ。仕事のない時間はギターを弾いた。特別な目標があるわけではないが、弾き続けることが彼の望みだった。ただ、プロの誰もがそうであるように、自分の技術を磨くことに余念はない。今週の22日金曜ジャズ・コンサートがある。メンバーは、ペルーではトップクラスのプロのジャズ奏者たちである。彼にとっては尊敬し憧れる先輩ジャズマンたち。夢の共演が実現する。今彼の頭の中はコンサートのことだけである。これからどうするのか、何も考えていない。何も決めていない。やりたいことを、思い切りやる。今できることをやればいい。そういう、自由な生き方があったんだっけなと、私は半分呆れながらも、実は感心している。

  2008.08.19

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• 7月泥染めの黒を生かしたカバン

  新しい試みのデザインをご紹介します。泥染めで真っ黒に染めたベースに、薄い泥染めにしたグレーのラインを入れてみました。大人っぽい色の組み合わせ、とても使いやすいものができました。しかも、内側には白地に黒の幾何学模様を泥染めしたデザイン生地を贅沢に使ってみました。底を厚くしたちょっと大きめのトートバッグなので、薄手の上着や子供の着替えも入っちゃうくらいのたっぷりサイズ、がんばりママのおしゃれにも重宝しそうですよ。

  2008.08.03

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• ペルー北部のビーチリゾート

  久しぶりのバケーションで家族旅行をした。エクアドルとの国境に近い海岸地帯に、国内ではちょっとしたビーチリゾートがある。のんびりしてリフレッシュするのが目的だったので、私には珍しく4泊5日の滞在型の旅。2年前にチェックしていた静かなバンガローを予約して行った。何がよかったかというと、毎日、美しい夕陽を眺め、色づく波打ち際をジョギングしたこと、夜は満点の星空をああだこうだと観察したこと、そして目が覚めると朝陽の下人気のない海岸をお散歩したこと、ろうそくの明かりで過ごした夜に、小さな人懐っこい海岸キツネが遊びに来てくれたこと。そういう自然の美しさを堪能できたことが何よりも心に残った旅だった。リマは砂漠の都会だからねえー。心も乾いていたのかもなあ。一緒に夕日の下で砂浜を走ったこと、4歳の息子の小さな胸に焼きついただろうか・・・？＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊　　＊＊＊＊＊　　＊＊＊＊＊＊＊＊＊ちょっと前（もう10年か）私はさすらう旅人だった。その頃のことを久しぶりに思い出していた。チリのフィヨルドを船で2週間かけて旅をした時。パタゴニアの大地をひたすらバスで走った時。アマゾン河を船で2週間かけて旅した時。360度見渡す限りの大自然の中で見た、夕陽と、朝焼けと、満天の星空に、何度も胸をいっぱいにして、「生きてて良かったなあ・・・！」と、心からそう思ったものだった。そういう、美しい自然に感動するってこと、とっても素敵で大事なこと、すっかり忘れていたのだった。思い出せたことだけでも、得をした気分かな。人間、リフレッシュが必要＝私にはやはり旅が必要みたいです。

  2008.08.01

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• 木の実のマラカス

  愛嬌のある手彫りのデザインがなかなかキュート。ＨＵＩＮＧＯ（ウィンゴ）という木にぶらさがる実で作られている。シャカシャカという楽しい音。ウインゴという木の実の中に、さらに、アチーラという小さな木の実が入っている。棒の部分はチョンタ・デューロと呼ばれるヤシの木の芯で、とても硬い木が使われている。上部についている色鮮やかな羽飾りは、もちろんホンモノの鳥の羽。それにしても、この鳥の羽の色鮮やかなのを見ていると、なるほど、シピボ族の女性たちの、驚くほど派手な色彩感覚も分かるような気がする。

  2008.07.19

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• 7月新着・木の実のアクセサリー

  細かい指示をして発注していた、ロングセラーの木の実のアクセサリーが到着した。あやっち工房がプロデュースしている木の実のアクセサリー。素朴な木の実アクセでおしゃれあそびをしてください。

  2008.07.19

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• 刺繍のコースター

  最近気に入って使っている、刺繍のコースター。裏は無地の茶染め布で加工し、しっかりさせた。意外と日本茶をいただく時も使えそうかなーなんて思ったりして。

  2008.07.17

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• 白黒泥染めを額に入れて楽しむ

  泥染めを額に入れることを思いついて色々試し始めたのは7年以上も前のこと。額のふちの色や太さを変えたり、特別に発注する泥染めのサイズをいろいろ変えてみたり。特に作品自体のサイズだけでなく、泥染めのデザインの黒い枠の部分をできるだけ太くする試作を繰り返した。もともとシピボの人々が作る泥染めは周囲を黒く枠どることでデザインを引き締めている。額縁に入れてあるような配分で黒い縁取りがされているが、加工用の「のりしろ」部分がないのでプラスして計算しなければならない。黒がくっきりと染め上がると、デザインはさらにかっこよく見える。近所にいた額屋さんが引っ越してしまってからはたまにしか新作を作っていないが、なるべくお似合いの額を見たてて、額にいれてあげよう。

  2008.07.16

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• 6月　アマゾン屋だより（つづき）

  ６月　アマゾン屋だより（つづき）６月中旬にはベロニカがアマゾンに帰り、金曜に限らず、頻繁にお客さまがアマゾン屋を訪れた。みなさんに買い物をしていただき、シピボの人々への支払いや材料の仕入れもかなり楽になり本当に助かっている。買い物をしてくださる皆さんによって、私を含め、多くの人が助かっていることをここで改めてお伝えし、この場をお借りして、心よりお客さまに感謝の意を表したいと思う。通常はやりくりが大変で頭を痛めていたのだが、６月ははじめて楽になった。つくづく買い物をしてくださる方によって、泥染め支援の活動は成り立っていることを感じた。泥染めも木の実のアクセサリーも、自分が扱う商品には自信があるが、それを買い求めてくださることに対し、いつも本当にありがたいなあ・・・と思っている。おかげ様で少し資金ができて楽にはなったものの、私はだいぶ前から胃潰瘍（ガストリティス）になっていたことが判明、今治療中。ストレスがとても良くないそうなので、しばらくは休業？？？しようかなと考えているところ。ご迷惑をおかけしますが７月後半は「アマゾン屋・金曜オープン」はお休みする予定です。写真は、美しい仕上がりの白黒染め各種、額に入れるなど日本のお部屋でも楽しめそうです。

  2008.07.16

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• ６月アマゾン屋だより

  ６月　アマゾン屋だよりちょっとさかのぼるが、５－６月はシピボ族のベロニカが我が家に滞在していたので、この間に泥染めの実演を何度か企画し、リマ在住の何人かの皆さんに来ていただき、お買いものもしていただいた。泥染めに初めて触れる方々に、シピボ族の人が実際に泥を使ってデザインを手描きしているところを見ていただいたき、「すごーい時間のかかる作業なんですねー」と感嘆の声。見た人にはさらにこの布の「すごさ」が伝わるので実演はできるだけまた企画したい。ベロニカさんの滞在中は、ひたすら、加工作業を教えたり、彼らの知恵を教えてもらったり、一緒に考えたり、毎日が充実していた。「一緒にがんばっていこう」という気持ちをひとつにするため、たくさん話をして、信頼関係を育てる努力をしている。最近のベロニカは目の輝きが違う。大きな自信を持って、これまで以上にやる気になってくれているように感じられる。私も彼らを信じたい、そして私を信じて欲しい、と思いながらお付き合いしている。「フリー・トレード」という、簡単なようでとても難しいことを続けるために、日々、悩んだ。６月より「アマゾン屋・金曜オープン・デイ」として、金曜を自宅のショップ・スペースを公開する日に設定、「この日は必ず家にいますので見にきてください！」ということでスタートした。金曜以外でも前もってご連絡頂き、来ていただくことも多いが、基本的に金曜に合わせて立ち寄っていただくことで、ちょっとした交流会のようなお茶会になったりして楽しんでいる。そういう「居心地の良い空間」を提供していけたらいいなあと思っている。写真はコンスタントな人気商品、携帯ストラップ。常に新作を作って更新しています。

  2008.07.15

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• ごぶさたしてました

  １か月近くブログをさぼってしまいました。この白い花、我が家では冬の訪れを毎年ピタリと報せてくれる。今年はいつの間にか株が増え新しい芽につぼみをもったので大喜びした。新しい株がその後、ぐいと力強く茎を伸ばし、小さなつぼみが５つ、追いかけるようにして咲きつなぎ、かわいい白い花の４つめが咲いている。咲き終わった花は茶色く枯れてぶらさがっている。この写真を撮ってから、かれこれ、それだけの時間が経っていた。先日来てくださったお客さまに良いことを教わった。なんでも、この花が咲くと幸せが訪れるという。花の株が増えたのだから、もしかしたら幸せが倍増するかもしれないんである。そういうジンクスはいくらあっても嬉しいもの。大感謝。今後は少しずつ、これまでのことをまとめて、お便り＆報告したいと思う。

  2008.07.15

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• お茶セット

  このカップはシピボ族の素焼き。テレサの母、アナスタシアに注文しておいたら、勝手な判断で、「とって」を付けて、しゃれたコーヒーカップにしてくれた。これは、他で見たことがないし、もう作ってくれない貴重品。アナスタシアの作品は他のものと違って何か温かみがある。作っているところを見たことがあるが、石を砕いて粘土をこねるところから、本当に気が遠くなるような作業、最後に天然の樹液を固めたものを、こすりつけるようにしてコーティングする。最近は年をとって、腰が痛いとかで、もう体力がいる焼き物はできないと言っているそうだ。あ、そうそう、この写真、実は「お茶セット」ということで、刺繍のコースターを紹介しようとして撮ったもの。バックに移っているのは泥染めの泥が付いている状態。

  2008.06.18

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• 泥染めと刺繍のアレンジ

  泥染めで黒いデザインを染めた後で刺繍を施す。仕上がりはパッチワークみたいにも見える伝統的な手法。色を指定して、最後まで刺繍を仕上げずにわざと途中にして、行程が分かるようにしました。最新のアート作品（笑）で、額に入れてあります。かなりいけてます。まだこの一点だけですが、今後シリーズで続けます。

  2008.06.03

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• アマゾンのカヌー

  木彫りのカヌーの置物（あやっち工房セレクト）ちょっとしたアクセサリーや小物を入れたり、玄関で鍵や小銭を入れるトレイにしたり、ビーズ遊びをするのにトレイにして、最後にサラサラっと瓶に移すときに超便利だったり、同じように植物の種を選別するのにもＧＯＯＤ！です。インテリアとしても、実用的にも、とっても使い勝手がよいので、贈り物にもお勧め品です。現在、白、オレンジ、濃い茶、の３色があります。

  2008.06.02

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• アマゾンの刺繍

  アマゾンの泥染めでかわいい巾着を作っています。内側には無地に染めた色で組み合わせてみました。個人的に丸っこい巾着が大好き！ちょっとしたアクセサリーを入れたり、バッグの中の小物を整理したり。小さめのものと、たばこも入る大きさと色々試してます。特に木の実のアクセサリーを入れるのにバッチリ！でーす。

  2008.06.02

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• ワイルリート

  ワイルーロの赤ちゃんみたいな、５ｍｍくらいの実。ワイルリートという名前から、きっと同じ仲間なんだろうと思ってしまうが、全く違う植物。ワイルーロは大きな落葉高木であるのに対して、ワイルリートは草本性植物。ひょろりと蔓を伸ばして庭先に気軽に実るかわいいやつ。私が訪れた時にはピンクの花をつけていた。テレサの家にもあったし、おばあちゃんの家でも大きな木に寄生していた。小さなエンドウ豆みたいな莢から、つやつやピカピカの宝石の粒が転がり落ちる。高知県立牧野植物園で出版されている「不思議な果実展」という冊子によると、「トウアズキ（Abrus precatorius）」という日本名があり、沖縄の石垣島や西表島でも生育するとのこと、方言でアカダマと言われる。莢には毒があり毒矢などに用いられたということだ。あの植物園には木の実ファンも嬉しい素敵な博物館があり、もう一度訪れたい場所。しかし、日本でもあるんだなあ。アフリカやマダガスカル原産という説だが、その辺は確かとは言えないように思う。うちの庭にも植えてみようと思ってる。

  2008.06.01

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• 森の真珠！ワイルーロの実

  ワイルーロの実。まるで真珠のように、硬い殻のような丈夫なさやに、一粒だけひっそりと入っている。やっと念願の「実り」を手にして感動した。ベロニカにお願いしておいたら、息子に頼んで、大きな木の上まで登って枝を折ってきてくれたそうだ。我ながら貴重な資料写真である。ベロニカの村では、通常ワイルーロは木から落ちてくるのを待って収穫するため、彼女もその実りの様子を見たことがなかったという。木は大きくて手の届くところに実はないため、どんなふうに実がつくのか分からない。リマでは色々なワイルーロの実が出回り始めたので、そっちはどうだと問い合わせたタイミングも良かったかな。リマには各地から木の実が入荷されるらしく、どうやら種類によって植生地や収穫期が異なるらしい。最近、いろいろな大きさの「ワイルーロ」があり、また、木もぜんぜん違うことが分かり、まだまだ勉強が足りない。この写真は黒い斑点があるけど、斑点のない真赤な「ワイルーロ」もあり、黒ブチありが「オス」真赤は「メス」と呼び分けられている。これらは同じ「ワイルーロ」という名前だけど、同じ木に実るわけではなく、別々の木なのだ。木からポロリと落ちる前は、どんな状態で実っているのか、それを追求するのはやはり楽しい。わたしの「くだものリサーチ」も同じこと。くだものに関しては制覇しつつあるので、流れで木の実リサーチに移りつつあります。

  2008.05.29

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• アマゾンの素焼の壺

  素焼の壺はシピボ族の伝統工芸とひとつで、古代から伝わる手法で今も作られている。ひと昔前までは、水ガメや、鍋、日常の食器などに手作りの素焼が使われていたそうだが、便利品が流入する現代では、手間のかかる焼き物をする人も減っている。注・追記2020現在は本来の材料で作る方法の素朴な壺はほとんど作られておらず、民芸品としても見かけなくなりましたニスで仕上げた小物は民芸品として売られています★水を直接入れると滲んでくるので飾りとして使用するのがおすすめですオンラインショップ　素焼き工芸https://amazonya.thebase.in/categories/2077611

  2008.05.28

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• 刺繍のティーマット

  今こんな刺繍もあります。見に来てください。お茶する時にちょうど良さそうです。

  2008.05.24

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• グアバ・タペリバ・グラナディージャ

  忘れてたけど5月のはじめにベロニカがアマゾンから持ってきた果物。長細いのはグアバ（中に綿みたいな種を包む甘い果肉があり意外とジューシー）、大きめで切ってあるのはタペリバ（甘くて香りがよくおもにジュースにする）、楕円形でカエルの卵っぽいのはアマゾンのグラナディーヤ（アマゾン産はマスカットみたいな香りがして絶品）グアバは巨大豆パカイとよく似たフルーツで（グアヤバ＝グアバとは関係なし）、ただ甘いだけだけど、暑い土地では水分補給にもってこいだ。3本くらい肩に担いでみるとずっしりと重く感じる。子供が木登りをしてとってくる自然のおやつ。ベロニカの庭に実ったものだと思われる。わざわざ、重い荷物と一緒に担いできてくれた涙ぐましい努力に感謝している。ここのところ、くだものを食べていないし、くだものチェックがちっともできないし、我ながらくだもの説明さえも、ちっとも面白くない。生活にゆとりがない証拠であろうか。いつの日か、ちゃんとしたい・・・・くだものグッズも作りたい・・・

  2008.05.24

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• パシャカ

  アクセサリーの名脇役、パシャカの種。アマゾンにしかないと思ったが、リマの公園で木を見つけチェックしていた。ここのところ、ちょこっとした時間を見つけては木の実アクセサリー作りにはまっている。で、「パシャカ」が足りなくなっていて、ベロニカもないというので、収穫（？）に行った。ちょうど茶色いさやを沢山ぶらさげて、まさに今しかない。公園の近くの道路沿いの細い木。何やら木登りをする怪しい女と手伝う子供・・・。こういうときに限って、幼稚園のお友達の母子が通りかかる。「なにしてるのかと思ったわ・・・」と苦笑いしている。「あのね、この木の実をね使ってねえ・・・」といっても、普通の人にとっては「？？は？」という感じであろう。この木の実がアクセサリーに使われることを誰が知っているだろうか。そんなこんなの苦労の末、持ち帰り、種を集める。柔らかいうちに、針を通して穴をあけておかないと、数日後には硬くなって針を通さなくなる。さやをあけるとズラリと整列している種たち。つやつやと輝く茶色の種は本当に美しく、うっとりと眺めて楽しんだ。いやあ、本当に美しい自然の芸術品です、木の実たちは。

  2008.05.21

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• 最後の泥染め

  リマは晴れないから染められない、と書いた直後に晴れました。前回染めたのは実はもう数週間前ものこと。久しぶりの優しい太陽に感激の一日。ベロニカと一緒に染めを繰り返す一日でした。薄い茶に染めた布を泥に入れてグレーっぽい色を求めました。ちょっと変わった色だけど、ピンクや黒と合いそうです。泥はベロニカが先日わざわざアマゾンから送らせた貴重品。頼んだわけではないけど、黒い布が不足していることを言ってたらすぐに対応してくれた。しかし、黒く染めるためには、濃い茶色に染めてから。濃い茶色に繰り返し染めるためには、太陽が不可欠。茶色の染料をとるために木の皮を煮出すための大きななべも買って用意しているものの、太陽のことが当てにならないので茶色の染め作業はまだやる気にはなれず、アマゾンのテレサに注文しているところ。でも、詳しくは言えないが、秘密の泥染め色というのがあるので、しばらくはそれを実用しようと思っている。

  2008.05.20

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• 5月新作泥染めのカバン

  ひたすらカバンを作って少しストックができました。今のところ基本的な型が中心ですが、来月あたりからはキルト綿を入れたふっくらタイプを作りたいと思っています。

  2008.05.20

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• クリーム色のシピボ刺繍

  黒字にクリーム色の糸を指定してシピボ女性（テレサさんの次女でレオニーダ）に作ってもらった「あやっち工房」のオリジナル・優良品。通常は多色で作られますが、シンプルな色に統一すると、シックでさらに素敵な味わいです。リマで大きなお家に住んでいる方に特にお勧めです。新築祝いにもいいですね。ソファーセットに泥染めクッションをコーディネートすればとても素敵なインテリアになります。横幅１Ｍ位の額入り。気になる方は前もってご連絡ください。

  2008.05.20

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• この夏最後の草木染めＭＡＹ

  リマはついに冬に突入した。毎日どんよりして、晴れ間なし。朝晩はとっても冷える。リマは砂漠地帯なので通常は年間を通して雨は降らないが、この時期には霧雨が降ることがある。最近も朝方に細かい霧が降っているらしく、朝の地面はしっとりしている。冬が近づくにつれて、晴れ間が少なくなっていく。朝からきらきら晴れていたのが、朝曇ってくる。朝曇っていても、昼になると晴れ間がみえる。昼になっても晴れなくなり、週に一度くらい晴れる。ついに、晴れる日がなくなる。。。。。太陽が出ると、屋上に走り、大急ぎで布を染める。太陽が出たのに干せない日は「せっかくの太陽が・・」とガックリする。太陽がこんなに貴重だったかと考える季節である。洗濯物が乾かない。染物ができない。これは、そんな最後の太陽を、貴重な太陽を浴びて染めた、この夏最後のリマでの染めものである。色々に無地の布が必要だったので、今回初めて自分で木の皮を煮出して染料をとった。前回はピンク系だったけど、今回は黄色系だった。写真の濃い色はアマゾンで染めてもらったもの。

  2008.05.20

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• なまず

  以前にも紹介したナマズの歯、リクエストもあったので、ズーム写真で再登場。これは大きなナマズの歯をヘッドにしたネックレス。とてもかっこいい！＆ちょっと変わってる。私のイチオシ・アイテム。たまにしか手に入らない。今回入荷したものは特別大きいサイズ１５ｃｍくらいある。のこぎりみたい。凶器にもなるかなあ。？？アマゾン滞在中に、このナマズを港で買ってお土産にし、テレサさんに薪で料理してもらって食べたことがある。バナナの葉で包んで蒸し焼きにした。白い肉は柔らかくて、本当に美味しかった。１ｍ近かったかな、大きなナマズで、売ってる時点から歯が切り取られていた。見ても分かるように、生きてたらガブッときたりして、歯は危険だからだ。

  2008.05.12

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• 木の実のアクセサリー5月新着

  テレサと長女ベロニカ・次女レオニダ、三人分。たくさんある中から選んだものの一部。不思議なほど、素朴さは、何年たっても消えることがなく、デザインに変化は少ない。というか、どうして進化しないのか、不思議だ。いや、だからこそよいのだろう。上のブレスレットは配色を指定して作ってもらったもの。今回もベロニカが代表でみんなの商品を担いでリマまで行商に来ている。次女のレオニダはうちの子供の乳母みたいなもので、赤ちゃんの頃ずっと家で子守や家事を手伝ってくれていた。特に器用で素晴らしい才能がある。下の方にあるのは、ナマズの歯。また別の写真で紹介します。

  2008.05.10

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• お金をよぶ実

  人気シリーズ「木の実のゴージャス・アクセ」ベロニカの新作黒い実は「チョロケ」グレーのタートルネックやシンプルな首元をおしゃれに飾ってくれる。結婚式やパーティなどに黒いドレスと合わせてもバッチリ。赤い実は幸せを呼ぶというジンクスでも人気の「ワイルーロ」趣味でダンスをするご婦人や、おしゃれな奥様にも人気上昇中です。自然のものとは思えない朱色は１００％天然もの。ワイルドな森もパワーが溢れて話題づくりをしてくれそうですね。そして新作「ジャマ・プラタ」スペイン語で直訳すると「お金を呼ぶ実」これはリマでもめったに見かけないものなので私にとっても新鮮。もう少しシンプルなものでも人気があったので、きっとブレイクするでしょう（水面下で）？カジュアルな装いにも気軽につけられるかな。これから私もこの「お金を呼ぶ実」をつけて、色々とコーディネートを楽しみます。ちょっとはお金が増えるかなあ・・・・・

  2008.05.10

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• 水色ラインの刺繍

  刺繍の腰巻のリクエストに応えて彼らの好みとして蛍光色の利用が多い。目がちかちかする。通常はこの色合いのトーンを落とすために、全体を茶色に染め、色の具合を見る。ものすごく細かく、とても素晴らしい出来栄えである。この不思議な幾何学模様のデザインと鮮やかな色の組み合わせが彼らの精神世界そのものだとしたら、やはり怖いような気もするが、まあそうなのかなとも思える。

  2008.05.10

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• 新着泥染め・泥が付いているミニサイズ

  先日ベロニカさんが到着。最新作が届いていますので少しずつお知らせします。今回注文していたのは、泥が付いている状態の布。乾いた泥が白っぽくなっていて、濃い下地の茶とのコントラストが美しく人気がある。これは染める途中の段階で、泥を洗い流すと泥が付いていた部分だけが黒くなります。泥のついたままで額に入れて楽しみ、もしも飽きたら自分で泥を洗い流せば、もう一度新鮮さを味わえます。さらに、年月を重ねて、茶の色が褪せてくると、その薄くなった茶色も素敵です。一枚で二度も三度も楽しめる染物です。「泥つき」は見本用に常に少し置いてますが、人気があるので、今回は多めに用意してます。大きめの泥つき布もありますので、ご希望の方はメールなどで声をかけてください。ayabbhouse@yahoo.co.jp

  2008.05.10

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• 泥染め・ベッドカバー１オレンジ中央四角飾り

  シングル・ベッドにぴったりサイズの特注サイズ。リマで販売中。２Ｍ１０ｃｍ濃い茶はちょっとオレンジ系、黒の緻密なデザインがくっきり染め上がっている傑作集（１ー５）。

  2008.04.29

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• 白黒泥染め布１

  屋上の壁に細いべニア板を取り付けて画びょうが打てるようにし、泥染めの布を広げてキッチリ撮るための撮影場ができた。特注ベッドカバーサイズは２Ｍ以上、基本サイズで１．５Ｍのアマゾン泥染め布は、それぞれ異なるデザインなので、できるだけ記録として一枚一枚デザインが分かるような画像を残す努力をしている。大きな布をきれいに撮るのは素人にはとても難しい。今回、光が強すぎて失敗したけど、また撮ってみます。この「リマ白黒泥染め布１」は割とシンプルですが、黒の発色がよく、丁寧に描かれ、とても美しく仕上がっています。１．５Ｍ×１．５Ｍ今後はリマに現在ある在庫も紹介していきます。リマ在住の方は参考にしてください。また日本の方はリクエストがあれば、日本に帰国する際に持って帰ります。現在日本に40枚ほど在庫を保存してありますが、これらは10年かけて大切に収集したものでもあります。今後もまた新作が生まれていくことにもなりますが、リマで保存している分を含め、大量生産できるようなものではなく、希少価値の高い染物ですので、大切に扱っていきたいと思います。何よりも、一枚一枚を広げて鑑賞する楽しみを皆さんと分かち合えることができたら嬉しいです。

  2008.04.28

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• 革みたいな素材感が人気のカバン

  リクエスト注文があり、大急ぎで必死で作り、すべて売れてしまったもの。じっくり考えてデザインされたものは特に、しばらく飾って人に見てもらったりして意見を聞いたりもしたいので、完成するとつい手放したくなくなるものだけれど、注文を受けてから作るのは、ご希望にそうように努力できるので作りやすいということもある。今回のお客さまは「革みたいな素材感（見た目）」にも注目されていた。アマゾンの木の皮を煮出して採取する茶色の染料にはタンニン色素が含まれ、防虫効果がある。この茶が、素朴なペルーコットンの素材を通して革のような風合いを出す。黒いシピボ族の幾何学模様のデザインをアクセントに、茶色のグラデーションで色を組み合わせる。長年をかけて集めた、いろいろな茶色の布を、大事に保存しており、それを少しずつ使っていく。今回すぐに注文の品が仕上がったのは、すでに、組み合わせだけはされていたものがあったからだ。色の組み合わせには実際あれこれと試しながらとても時間がかかる作業。世界でひとつのカバンを可愛がってほしいです。

  2008.04.23

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• 甘いメロン

  このまんまるでかわいらしく筋が入ったメロン、これが最高に甘いお勧めメロン。夕張メロンみたいに果肉は濃いオレンジ色。皮のぎりぎりまで、しっかり甘く、その甘さはとても濃厚。網目はしっかり入っているが、日本のように丁重にぶら下げて育てていないので地面についた部分の網目がつぶれている。味には問題なし。このメロン、はずれがない。初めての外国生活はメキシコ留学だったが、メキシコのメロンも美味しくて安かった。日本ではメロンというと高級果物なので100円しないような値段で気軽に食べられるのが嬉しくて毎日のように半割にしたのをスプーンで食べてたっけ。メキシコでは、あらゆるくだものに、塩・トウガラシ（パプリカ）・最後にライムをかけて、くだものをスパイシーにして食べる習慣があった。最初はためらわれたが、慣れてしまうと、これなしでは物足りなくなってくるから不思議なものだ。特に、パイナップル、メロン、マンゴーなどは、くだものの甘みが塩とライムの酸味やトウガラシの辛さで引き立った。原理としてはスイカに塩をかけて甘みを引き立たせるのと同じこと。おいしかったなー。本当に懐かしい味だ。

  2008.04.23

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• 乳瓜（ちちうり）の雨

  「パパイア」は日本名で「乳瓜」というそうだ。最後まで残した一本の枝にはまだ青いパパイアの実りがあった。これを切り倒した際、おっとっとと横にずれて我が家のサボテンに寄り掛かるように倒れてしまった。その時に、サボテンのトゲでパパイアの実に傷がつき、実の傷口から白い乳液がしたたりおちた。大きく広げた葉と実りのついた枝は予想外に重く、大人二人でも支えるのが大変だった。上部からポタポタと何か滴り落ちている。乳液の雨だった。おっぱいミルクみたいだった。だから、パパイアは「乳瓜」と呼ばれたのだろうか。出産後、ミルクが生産されることでおっぱいが張って、あふれ出てしまう時とそっくりだ。妙に納得して、でも、ちょっと悲しい気分でもあった。さて、このおっぱいミルクみたいな液体が、かの有名な「パパイン酵素」なのである。パパイン酵素はタンパク質を分解する働きがあり、硬いお肉を柔らかくするのにも使う。「だから乳瓜なんだなー・・・・」と何度もつぶやいていた。

  2008.04.22

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• パパイアの根っこ

  ついに「玄関のパパイア」は5年目の歳月を生きた末に姿を消した。写真はやっとこさっとこ根っこを掘り出し、逆さにしたところ。大根みたいだった。今4歳のわが子が、お腹の中にいたときに、庭にまいた種がここまで成長した。いつも子供の成長とともに観察してきたので、自ら切り倒すことになるとは胸の痛いことだった。しかし玄関の門のヒビ割れが大きく広がってきたため、決断するしかなかった。太い幹の上の方は空洞だったので、どうなっているのか、輪切りにして観察したところ、地面から１ｍくらいまで切り口は瑞々しい白い大根みたいだった。そこから２０ｃｍ分くらいの間に水がたまっていて、枝が分かれるところまで空洞はが続いていた。因みに葉の茎の部分もフキみたいに空洞だった。しっかりと四方に太い根の基盤が伸び、細いものが緻密に支えていた。パパイアの実りを含めて枝分かれした先はかなりの重さがあり切り倒した時には支えるのが大変だった。それらが7本も手を広げるように伸びていたのを、これまでにしっかりと支えてきたのだからこの木の根は大したものだと改めて思った。

  2008.04.21

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• メロン・サポ

  「メロン・サポ」と呼ばれているメロンがある。ゴツゴツしてまだらな深緑色の表面が、「サポ」＝「ヒキガエル」になんとなく似ている。メロンは紀元前からの古いくだもので、アフリカを原産地としているが、雨の少ない砂漠地帯のリマ近郊でもスイカやメロンが甘く仕上がるようで、格別に甘くハズレが少ない。特に、この緑色の細長いメロン、ものすごく表面が硬くてあまり美味しそうには見えない。切ってみないと中身も味も想像しずらい。しかしこれがとても甘い。くだものというより、きゅうりみたいな、野菜っぽい香りがすると気になる人もいるようだけど、とにかく、ものすごく甘い。たいして味はないが、十分ジューシーで甘い。表面が硬いので、まだ熟していないように思うかもしれないけれど、このメロンは硬い分だけ保存がききヨーロッパでは「冬のくだもの」とわれているらしい。中身は熟してなくても甘いので、いつでも安心して食べられる。

  2008.04.18

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• らん１

  らん　１ペルーでも様々な蘭を楽しむことができます。リマの知人宅で咲いた花を撮りためてきたものを少しずつ紹介します。この花は今咲いているものです。

  2008.04.17

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• 一本になったパパイア

  枝を切り落とされて一本だけになったパパイアの木どこかものさみしく感じられる近い将来、根っこごと、さようならをしなければならない

  2008.04.17

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• ルクマのＴシャツ

  これはルクマというペルーを代表するくだものをモチーフにデザインしたもの。自分でイラストを描き、色をつけたものを、プリント職人のアンドレスに渡しておいたところ、素晴らしい作品に仕上がった。この手のシルクスクリーン・プリントは経験がないと分かりにくいかもしれないが、カード作りに活躍するロングセラー「プリントごっこ」と全く同じことを、すべて手作りでやる。今は大量生産のプリントが当たり前なので、一枚一枚色を重ねて刷っていますといってもぴんとこないと思う。私は「ぷりんとごっこ」のファンでよく利用するので、だんだんわかってきたが、実際に作業を見て、その図案を刷るために７版以上「版」があるのをみてびっくりした。ずれないように重ねる作業は明らかに職人技である。このルクマのデザインは自分でもお気に入りだ。でも、それ以上に、このＴシャツは、アンドレスの職人技のレベルの高さに価値をつけたいところ。彼はこのルクマの色を出すために、まず市場へ行ってルクマを買い、色を研究した。そういう真面目なところがすごく素敵だ。彼がその仕事を楽しんでやってくれているのが分かる。この、初期の作品は今でも、私とアンドレスのコラボ・最高傑作のひとつなのです。

  2008.04.16

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• 泥染めの布の魅力

  一枚一枚の文様は美しく、見ていて飽きないのは私だけだろうか？初めて見る人にとっては、何枚見ても同じように見えるかもしれない。最近は誰が作ったものか、テレサかベロニカか、または誰かが作業を手伝ったのかなど、分かるようになってしまった。我ながらこのことに関しては長い経験によって少々マニアックである。ちなみにこれは二枚ともテレサさんの傑作。数年前のものを大事にしまってあった。どちらも約１．５ｍ四方の大型布。茶色は真ん中に円があり、白い方は、くっきりした黒で繰り返しの模様。現在は日本にあります。どれも10年来大事にストックしてきたものばかり。日本の方、ご注文可能。

  2008.04.15

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• オリジナルＴシャツをつくるきっかけ

  2年前位にオリジナルＴシャツの製作に熱中していた時期がある。そのさらに3年前くらいに、たまたま知り合った若い日本人女性から無地のＴシャツを100枚買い取ったことがきっかけだ。その女性はいろいろな商売を経験し、Ｔシャツを卸しで売ったりもしたが生活が成り立たず、商売を辞めて日本に帰国するという。在庫をどうにか売りさばきたいと言っていた。私は「自分のデザインでオリジナルＴシャツを作ってみたい！」という兼ねてからの夢を持っていたので、何の計画もなかったが、これもご縁かと考え、とりあえず100枚のＴシャツを買い取り、長い間物置にしまってあったのだ。それから間もなく、町はずれの小さな印刷工場で地道に働いている印刷職人と出会った。長い付き合いをしていた友人ルーカスの弟で、アンドレスという。職人としてはレベルが高いのに商業主義でないため貧しいという。では仕事をしてもらいましょう、ということになった。アンドレスは、日本人職人と同じように、こだわりを持ち、自分の仕事に自信を持ち、儲け主義ではない職人気質。ペルー人でもそんな性質の人がいるのか、と私を感心させた。シピボの泥染めのデザインを「版」にしたのは、地元で観光客にも売れれば、少しは経済的な足しになるかもしれぬという思惑だったが、今のところ本格的にはやっていない。版は全くの手作りで作られ、一枚一枚丁寧に刷る。いまどき、シルクスクリーン・プリントで、一枚一枚つくるＴシャツなど見かけない。一枚一枚作るということは、一枚一枚がすべて異なった作品にできるということになる。色の組み合わせ、デザインなど、いろいろを試していくうちに、はまってしまった。アンドレスの職人技には、彼の父親から伝授された、長年の修行によるものである。彼の父親の時代にはプリント布はすべてヨーロッパから輸入されていた。芸術大学に通っていたアンドレスの父はイタリア人の布業者に「印刷技術をおまえに伝授するからペルーでの製作に協力しろ」と教育されたのだという。まさに、ペルーに印刷技術を定着させたパイオニアだった。その時代は黄金時代だったであろう。大きな工場に成長し、今の小さな工場の片隅にもその名残が残っている。家族の不幸や理不尽な裁判沙汰などにより繁栄は続かなかったが、アンドレスは子供の頃から父親のアシスタントをして技術を収得してきたという。私は彼を尊敬している。今後少しづつ、いまあるＴシャツのデザインを一通り紹介したいと思っている。Ｔシャツの製作は、もしも売れたら泥染めを買う資金になるだろうと信じて続けられた。でも、実際には「売る」という行為がうまくできず、作って満足しているだけの状態。もしも売れたら新しいデザインで再開したいと密かに決めている。すでにイメージができているデザインを早く試したいよお・・・・・・！！！！

  2008.04.14

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• どうするパパイアの木

  少し枝の付け根を残したら余計無残な姿に見える。左側の低い位置にあるのは切った枝が立てかけてある。窓際から見える一本だけになり、すっきりさみしい様子。もっと低い位置でこの太い幹を切って育て続けるか、しかし、根はどんどん深く広がっていってしまう。困ったことになったぞ。

  2008.04.14

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• さようならパパイアの子供たち

  パパイアの木は依然として実りをつけ続けていたが、根が家の門のあたりを崩壊する心配が深刻化して、昨日の日曜に大きく広げている枝を切断することとなった。沢山の花と実りをつけているだけに、無念ではあるが、仕方がなかった。なので、最後に記念写真ということになった。子供が遊ぶにはちょうど良い具合だし、今回切ればもう同じような実りをつけることはないかもしれない。何も今すぐ切らなくてもいいんじゃないの？さみしいな。ためらいながらもひと思いに切断された。のこぎりでなんとも軽々とすっぱりと切れる。未練たらしく観察用の１本を残して・・・・。

  2008.04.14

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